狭い狭い水回りフィンランド編

最近気に入っているのがゆっくり不動産の動画。ここで日本の住処の事情を学んでいます。最近は、日本でもシャワー(お風呂なし)のみのアパート、じゃない、マンションやホテルがあるそうですね。フィンランドではホテルにお風呂があればラッキー!!と私は思っています。私はいつも同じチェーンのホテルを使っており、たまにランクアップされ、お風呂・スリッパ・バスローブにありつけるのです。普通の予約には、「デラックスコース」として、お風呂付の値段が出てきます。

さて、現在住んでいるところはシャワーのみ。「フィンランドはシャワーのみが当然」と思っていたのですが、アパートを探していた時、ふろおけつき、いやバスタブつきのアパートもあることがわかりました。写真を見ると、微妙に古めのアパートのよう。(私の年齢くらいか)それでも希望に合えばいいかも・・・と思いましたが・・・とはいえ、水道代が気になります。フィンランドには湖が多くても、水代は高いらしい。日本で独り暮らしをしたことがないため、あまり実感がありませんが。そして写真を見ると微妙に古い。水漏れとか、あるのかな?いやフランスじゃないから、だいじょぶかな?でも友人で、水漏れ被害を受けた人も知ってますし・・・と見学するのもやめました。

以前のフィンランド旅行では、ホテルの他にR&Bも利用しました。たまに、見知らぬ人との同居だあったり、ゴージャスなサウナあり、洗濯機付き、という所もありました。シャワーのみに慣れてきて、数軒経験すると、似たり寄ったりかな、と思います。

あるとき、歴史ある建物の、そこそこ狭めのワンルームに泊まりました。フィンランドの多くのアパートにはそれが売りか!押し入れか!と思うほど多くの収納がもとからそなえつけられているような気がするのですが、ここは、それもなし。古くから「単なる部屋」だったんだな、と言ったところです。台所はかわいらしくワンルームの隅っこにしつらえられています。テーブルがデスクも兼ねます。ソファベッドが二つで、4人は泊まれるようす。ベッドを広げると、足の踏み場がなくなりますが。そういう値段でした。

水回りは、というと、びっくり不動産がきっと喜ぶもの。フィンランドの水回りと言うのは、トイレ、シャワー、洗面、そして洗濯機スペース。日本は洗濯機のために一角が整備されているのですね。フィンランドは、↑に書いたもの全部があり、床は、単なる床です。全く段差はなく、排水溝へ向かって少し斜めになっています。強いて言えば、水回りに入るところが、少し高めになっています。でも日本のホテルほどどっこらしょ、と登ることはありません。

さて件のアパートの水回りは、というと、びっくり不動産がきっと喜ぶサイズ。開けるとすぐトイレ、超小さい洗面台。全体で、1m平方ではないかと思うくらい。シャワー部分は、50センチかける・・・70センチくらいかな?あれ、計算があわないかも!とにかく狭い新記録。なにしろ、シャワー横に足ふきタオルと置いておくと、濡れてしまいます。

短期留学で住んだ学生寮は、4名の共同生活。各自に部屋はあり、台所には背丈より大きな冷蔵庫が二つ。トイレ、シャワーは別々ですが、ただ、一つずつでした。次の学生寮は二人部屋。水回りは、もう一人住めそうなくらいそこそこ広く、そこにポツンとトイレ、すみっこにシャワー、洗面台。なぜか空間だけは広い。寮の洗濯機が使えるので、それ用に設備はなかったような気がします。前に住んでいたアパートの水回りは、2m平方いくかどうかです。

特筆すべきは、この洗濯機準備OKじゃないかな、と思います。水が洗濯機に入ることができて、排水ができればよし、と言う。90度ひねるだけで水道を開けられるオンオフの切り替えがあります。ただ、どう見てもどこに置くの?というくらいスペースがありません。置いたらお板で、本当に残りの空間はわずかです。それにシャワーを浴びても平気な洗濯機、ということになります。狭さにかけては、日本のトイレといい勝負かも・・・???

アパートの共同サウナのシャワー室は、広めで、シャワーが二つ。水がかからないようにタオルをかけておくスペースは十分にあります。

今のアパートには、最初からシャワー用カーテンレールがつけられていました。50センチ×50センチ。かも。壁の角と、シャワー2面で四角形のスペースができます。狭くても私は構わないのですが、シャワーをあびていると、カーテンがなぜか、自分に迫ってきて、足にぺったりとくっついてくるのです。前のアパートにはカーテンレールがなかったので喜んでカーテンを設置したのですが、結局仕切り直し。伸びるカーテンレールを利用してつけなおしました。シャワー中のべったりはちょっと苦手。

パリのワンルームでは、この小ささのシャワー台座だけが洗面室に組み込まれていたりします。安ホテルで「シャワーのみ」と言う部屋があるのですが、このタイプの台が部屋に組み込まれているものです。トイレのみがついているタイプの部屋には、低い壁の向こうにトイレ、と言う部屋もありました。刑務所タイプでしょうか。

フランスの場合は洗濯機は台所に設置できるようになっていることが多そうです。台所が狭いので、確かにその上を台として使った経験があります。

水回りの設備って、国ごとにそれぞれ癖があるのかもしれません。日本の癖は、温水シャワートイレかもしれませんが。

書いていたら、超コンパクトなフィンランドの水回りを、びっくり不動産さんに見てみてほしいなあ、と思い始めてしまいました。

(暑さぼけ、ちょっと寝ぼけて書きました)



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