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フィンランド、「ユヴァスキュラ市内」でバスに乗る 追加

前回のバスに乗る記事を「市内で」としましたが、ユヴァスキュラらしい、という話を見かけたのでタイトルを変更します。その前にこちら。

バス停に、名前が書かれているとは限らない。

日本のバス停には、その名前は載っているのが一般的だと思いますが、たまに、いや、市の中心を出て間もなく、バスの絵だけが描かれたバス停に出くわすことがあります。ときに、道の両側と言うこともあり得ます。
多くは、そのバス停の向かいにあたるところに、屋根付きステーション(3人くらいは入れる)があり、名前も書かれているのですが。

バス停だけ。黄色とはいえ、地味に目に入りません。

実はこれも怖くて最初の頃はバスに乗るのにどきどきしました。今はLinkki を使うのにも慣れ、乗ってしまったバスの時間も入れて「今どこを走っているか」「目的のバス停までの道のり」などを調べる能力が付きました。割と近距離でピンのように街の中心へもどるバス路線もあります。その場合は終点まで行ってしまったとしても、戻るので大丈夫。反対に、けっこうな遠距離を走る路線もあります。

わからないときは、○○駅まで行きたいので教えて、と乗る時に運転手さんに伝える事。そして、運転手の近くに座ることです。

そんなときは前の席から降りちゃってもいいと思います。


ユヴァスキュラならではのキートス?

降りる時にありがとう「キートス」または「キーッティ」を言うのは、ユヴァスキュラの習慣ではないか、という話を見かけました。まあヘルシンキでは、ないのかもしれません。大都会の皆さんお急ぎの状況だとしたらば。

本当にユヴァスキュラだけなのかどうかは、全国追跡調査が必要ですね。最近トラムができたタンペレなども、気になります。
他の都市でも言いますよ、というお話もあります。私は他の都市でバスを利用することが珍しいのですが(どこで降りたらよいのかわからないので)、たぶん、言っています。

ヘルシンキの空港からヘルシンキの街へ出るバスはコロナのあおりか、なくなってしまいましたが、そこでもできるだけ言おうと思っていました。というのも運転手さんが、荷物をバスの下横腹に入れてくれるからです。重いのに。どうしたってお礼を言いたくなります。
それにしても、運転手さんたち、今はどうされているのかな。

Huudammeko?

先日、中学生くらいの女子4人が、向かいあった席に座ってけっこう騒がしくおしゃべりしていました。手にはスマホもって、ゲームでもしながらおしゃべりしているのかな?
彼女たちが降りる時「キートスって叫ぼうか?」とひとりが確認して、元気に「キートス!」と聞こえてきました。
お行儀悪くても許してしまいます。

ユヴァスキュラの人口は、決して多くはありません。学生の方が多かったりしてね。
人口 144 360 人、そして人口密度が123,3 as./km² とのこと。湖が多いので、住める面積は1 171,02 km²。
例えば東京の人口密度は6,398人/km2だそうです。

バス移動で学校へ通う子供たちもよく見かけます。
だから子供や学生向けの定期券はお値打ちなのでしょう。

個人的にはキートスという習慣は、とても好きです。ありがとう、と言える環境と機会が多ければ多いほど、心があたたかでいられる気がします。

車椅子での利用者はあまり見かけませんが、ベビーカーでの利用は普通です。

タクシーの利用
旅行客が降りる駅前には、ちょうど電車が付く時間帯にタクシーが増殖します。一応、ここがタクシー乗り場になっているはずで、他に見たことがありません。道端で手をあげてタクシーを止められるかどうか実験したことはありません。それ以外は、自分で電話をかけて予約注文します。

https://jytaksi.fi/ 
右上に英語に切り替えボタンがあります。このアプリを入れて、「注文」するわけです。

以前、セイナヨキという町の博物館に行ったとき、バスの乗り方もわからないし、携帯電話も持っていなかったので、博物館の受付からタクシーを呼んでもらったことがあります。快く電話してもらえました。「7分で来るそうです」とにこやかに伝えてもらい、実際7分でタクシーが来ました。

先日も同じ町で別の博物館に行き、同じことをやらかしました。このときは受付の人は「タクシーを呼ぶのは初めて」と、他のスタッフにいろいろ質問してくれていました。ちょうどそのとき、すごい雨が降ってきて!
(セイナヨキには面白い博物館がありますが、足がちょっと不便かな)

ライブで夜遅くなったときも、その辺の人をつかまえて頼んだことがあります。そっちへ行くから、と自分の車に乗せてくれた人もあります。(こちらは一人ではありませんでした)また、どこかの空港から「タクシーわけわけ」した思い出もあります。最後の一台で焦り、走って乗せてもらいました。

今はスマホも使えるし、電話もできる私。各市にタクシー会社があると思うので、今後は、自力で探して電話すべきですね。でも人と触れるのも楽しくて、つい頼んでしまいそうです。

なお、街中のデパート前に停車している「人待ち顔」のタクシーがあります。車椅子が乗れる、もしくは大人数が乗れるタイプのタクシーもあります。(料金は同じで、引っ越しにもOKだそうです)その店から出てくるお客さんが予約したものです。車椅子の方が、ときには補助の方と、利用します。年配の方々もタクシー利用の可能性が強そうです。「普通の生活の」強い味方なのですね。

そういえば、近くのモールにも、タクシー乗り場があるのを思い出しました!

移民らしき運転手さんも割といます、というか、私がそういう方に当たる確率が高いのか?ずっと以前にヘルシンキで英語だけの運転手さんにもあたったことがあります。10年いるけどフィンランド語話せねえ、ということでした。移民、いろいろ。



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