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今日のブログ風

失敗。熱がある。

木曜に「秋の嵐」がやってきたフィンランド。特に雨は多くなく、とにかく風が強かった。そんな中、キャンパスとキャンパスを移動した。風が強いから、傘は用なし。準備しておいたイケアの雨がっぱをかぶったものの、自転車用なのか、ポンチョ型なので舞い上がってしまい、こちらもあまり意味がなかった。それでも、頭は防げる。そのときには雨が降っており、顔にかかってくるのがまるで鼻水が出ているようだった。雨靴ではなく、大きすぎ・重すぎのドクターマーチンをはいていて、脚が疲れてしまった。

週末はなんとなく疲れたまま過ごした。金、土と、外ではスケボー少年が音楽を鳴らしていて、部屋で音楽すら聴けない。土曜日は洗濯日。買い物に行ったら、外は思ったより寒く、モール内の暖房は強かった。これから、こういう温度差との闘いが始まる季節だ。

週末、どうも頭が働かない、やる気が出ない、と思っていたら、今日、日曜には明確に熱がある感覚だ。眠い。アレではないとは思うが、面倒な熱を出してしまった。はっきりと自覚を持てるほどの熱というのは、久しぶりの感覚だ。もともと持病のための薬で炎症を抑えているものだから、数字には大して出てこないため、体温計を持っていない。

古い話だが、旅先のヘルシンキでこんな感覚になって慌てた経験があった。そのときは、まず、のどの痛みがあった。手持ちの薬でカバー。とにかく湯を飲んで寝て、汗をかいて、翌日にはリカバー。その晩、うっかり食べたのは、チキンナゲットとかその手の揚げ物。この年で旅先でマクドに行くなかれ・・・ではあるが、行きたくなってしまった、食べたくなってしまったのだ。フィンランドにいるからといって、いつでもどこでもカラクッコやトナカイ料理やマッカラを食べることができるわけではない。私にとって、旅はそもそも自由な象徴みたいなもの。自由と言えばファストフード、という感覚はいまだに抜けない。それになにより、フィンランド語で注文するという大冒険付きなのだ。・・・それで、病気になった。たぶん、揚げ物は体に良くない。

しかし最近はファストフードで列を作るのがおっくうになってきた。コロナから解放?されて結構人が再び増えてきているのだ。疲れていて外出する元気もなかった私が食べたくなったのは、鶏肉入りうどんであった。自作。フィンランドのスーパーでは、うどんもそばも買える。ラーメンもコメの麺もある。で、ついつい食べすぎたのかもしれない。

チキンもしくは鶏肉は、食べ過ぎてはいけないよ、と言われたことはある。卵は毎日は食べるな、と言われた。人間の体にはよくないものが入っているという。

そんな警告を守って20年以上が過ぎ、気が緩んでしまった。揚げ物は控えめにしているが、鶏肉は子供のころからの好物である。(ただし、鳥のからあげは、自分で作ったことはない)フィンランドの鶏肉は、スーパーのパックなら大きい塊もあるが、(全身ではない)細切れ鶏肉というのがあるのがおもしろい。これをだしと湯に放り込むだけという手抜き料理をしたのだが・・・

おなかもすかない状態でほぼ一日を過ごした。夕ご飯はここにとても書けないジャンクである。おそらく、おなかがすっきりしたら体調もおさまる、というのが今までの学びである。喉と、おなかがすっきりする道はなんとまあ、つながっているわけだから・・・

熱があるのは事実だから、対面授業は先生にお伺いを立てることとしよう。時間を無駄にした、損した、という気持ちもないではない。でも世間にならって、コロナ波に乗り、焦らない、いらいらしないことを学んでいる毎日では、ある。





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