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デジ庁リリース、ChatGTP使い方講座をGPT-4に採点してもらった

河野太郎氏がXで「ChatGPTを業務に組み込むためのハンズオン」というスライドを共有していましたので読んで見ました。

アイデアの価値は「検証」してみないとわからない

スライド冒頭のタイトルがいきなり上のMicrosoft社 元Vice Presidentの言葉で始まります。完全に啓蒙されています。
この章では、「午前中のアイデアソンで出たアイデアは」と書かれていました。文脈からChatGPTのAPIをどの様に活用していくかのアイデアソンをハッカソンにしたらしい事が明かります。

ChatGPTのAPI説明で評価できる点

筆者問:デジタル庁が出した非エンジニアのためのChatGPTのAPIを使うための講座のスライドです。あなたからみて、ChatGPTのAPI説明で、評価できる点がありましたでしょうか?
GPT-4返答:
スライドの内容から以下のような評価できる点がいくつかありました。

  1. アイデアの価値と検証: スライドがアイデア検証の重要性を強調している点は素晴らしいです。特に、AIとデータ駆動型のプロジェクトでは、アイデアがどれだけ優れていても検証が不可欠です。

  2. 実践的アプローチ: このハンズオンは、GPT APIを実際に使って何ができるかを体験する形式を取っているようです。これは非エンジニアにとっても非常に有用なアプローチだと思います。

  3. 業務改善の具体例: 複数の業務改善の具体例を挙げているのは良いです。これによって、参加者は自分の業務にどのようにChatGPTを適用できるか具体的にイメージできます。

  4. GPT APIとChatGPTの違い: これらの違いとそれぞれの用途を説明することで、参加者はどちらをどのような状況で使えば良いか理解できるでしょう。

  5. 対象者と目的の説明: 講座の対象者と目的がある程度は明示されているのは良いと思います。これによって、参加者が講座から何を得られるかがある程度はわかります。

内容を精査し問題点を教えて

筆者問:この内容を精査し、問題点を教えてください。

GPT-4返答:スライドの拡張プレビューを見た限り、以下のような主要なポイントがあります。

  1. アイデアの価値は検証によって決まる。

  2. このハンズオンではGPT APIを使って自分のアイデアを形にする手段を学ぶ。

  3. GPT APIとChatGPTの違いとそれぞれの用途。

  4. いくつかの具体的な業務改善例(電話での注文依頼の文字起こし、職員のチャットツールとの連携など)。

  5. 講座の対象者、目的、必要な技能など。

問題点・改善点

  1. 明確な構造: スライドがかなりテキスト重視で、明確なセクションやヘッダーが不足している可能性があります。これは特に非エンジニアにとっては理解しにくいかもしれません。

  2. 技術的な用語: 非エンジニア向けには、一部の技術的な用語やコンセプト(例えば、A/Bテスト、APIなど)が説明なしに出てくるのは避けた方が良いでしょう。

  3. 具体的な例が少ない: いくつかの具体的な業務改善例が示されていますが、それらに対する具体的なGPT APIの活用方法が示されていない可能性があります。

  4. 対象者と目的の明示: この講座が具体的に何を目的としているのか、またそれが誰に向けてなのかをもう少し明示的にすると良いでしょう。

  5. リンクと参照: 文中にURLがありましたが、これが何を指しているのか、なぜ重要なのかが明示されていない。

  6. サポートとフォローアップ: 「明日以降のデジ庁の何らかの支援が必要な場合は追って相談とさせてください」とありますが、具体的なサポート内容や連絡先が明示されていると良いでしょう。

このスライドの中のフワッとした書き方

筆者問:私はこのスライドの中のフワッとした書き方が気になりました。これを別の書き方にした方がいいと思うのですがあなたはどう思いますか?
以下引用

  • ChatGPT的な処理

  • ChatGPT的なAI

  • ChatGPT風アプリケーション

  • 相手はSFに出てくるロボットだと思って丁寧な会話(?)をする

  • チャット風質問文章

  • チャット風回答文章

GPT-4回答:指摘されたように「ChatGPT的な処理」や「ChatGPT風アプリケーション」などの表現は、非エンジニアの方々にとっては少々曖昧かつ抽象的に感じられる可能性があります。特に、これが教育的なスライドである場合、具体性や明確性が求められるでしょう。

例えば、以下のように言い換えると、もう少し具体的で理解しやすいかもしれません。

  • ChatGPT的な処理 → 「ChatGPTを用いたテキスト生成」

  • ChatGPT的なAI → 「ChatGPTを核とするAIシステム」

  • ChatGPT風アプリケーション → 「ChatGPTを利用したアプリケーション」

  • 相手はSFに出てくるロボットだと思って丁寧な会話(?)をする → 「相手が高度なAIであることを意識し、丁寧な会話を心がける」

  • チャット風質問文章 → 「対話形式での質問文」

  • チャット風回答文章 → 「対話形式での回答文」

他の省庁のスライドとは違ってはいた

他の省庁のスライドはパワポの1ページにスライドとしてスクリーンに映すことを考えていないサイズ感で小さな文字とイラストを正月のお節料理の重箱の様に詰め込んである事が多いです。
それよりは読みやすかったと思います。

逆にGPT-4が指摘した、「スライドがかなりテキスト重視で、明確なセクションやヘッダーが不足している」と言う結果になりましたが、いらすとやなどのイラストとグラフ、統計テーブルなどをアスペクト比を無視して無理やり詰め込んでいるスライドよりかは読みやすいと思います。

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