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知性は物理学の創発特性である by サム・アルトマン

昨日のサム・アルトマン氏のtweetが深淵だったので、ChatGPTとそれについて深堀したので紹介します。

筆者問:サム・アルトマンのツイート。 intelligence is an emergent property of physics 貴方の解釈は何ですか?
GPT-4返答:

サム・アルトマンのこのツイートは、非常に哲学的な意味を持つ深深たる考えを反映しているようですね。

「intelligence is an emergent property of physics」、つまり、「知能は物理法則から生じる性質である」という主張は、生命や知能が自然界の根源的な物理法則から自然発生的に生じるという考え方を示しています。この観点からは、知性や意識は、ある種の物質構成(特に脳のような高度に複雑な構造)が特定の法則に基づいて組織化されるときに現れる特性であると言えるでしょう。

この発想は、人間や生命体が特別な存在であるというアンソロポセントリックな視点を離れ、知能や意識を宇宙全体の自然な現象として見ることを促します。そしてそれは、人間以外の知能(たとえばAI)も物理法則から生じる可能性があると示唆しています。

GPT-4

筆者問:それにたいするリツイートを書いていきますね。
Benjamin Life @omniharmonic
Bro, I don’t think you understand what consciousness is.

Sam Altman @sama
i didnt say anything about conciousness

MiamiVise @miami_vise
What’s the emergent property of intelligence ?

Sam Altman @sama
the singularity?

GPT-4返答:

これらのツイートは、知性、意識、そしてシンギュラリティについての深遠な議論を提供していますね。それぞれを一つずつ見てみましょう。

GPT-4
  1. Benjamin Lifeのツイートは、サム・アルトマンが意識について理解していないと主張しています。しかし、アルトマンは「i didnt say anything about conciousness」と返信しています。彼の初めのツイートは知性について述べていたので、彼は知性と意識を区別して考えている可能性があります。これは重要な点で、知性(問題解決能力など)と意識(自己意識や主観的経験)は必ずしも一致しないという考えを反映しているかもしれません。

  2. MiamiViseのツイートは、「What’s the emergent property of intelligence ?」と知性の「出現性質」について問いかけています。これに対してアルトマンは「the singularity?」と答えています。シンギュラリティとは、人工知能が人間の知能を超え、それによって社会が根本的に変わる未来の時点を指します。アルトマンはここで、知性の「出現性質」がシンギュラリティである可能性を示唆しているようです。つまり、知性が一定のレベルに達すると、それが自己進化し、制御不可能なほど急速に発展する可能性があるということかもしれません。

筆者問:OpenAIは一貫して貴方(知性)は意識を持っていないと言っていますよね。 知能は物理法則から生じる 人間のIQも物理法則で決まりますか?

GPT-4返答:

はい、その通りです、Zunさん。OpenAIはAI技術の開発者として、AIが自己意識を持つ存在ではないという立場を明確にしています。AIはプログラムされたアルゴリズムに基づいて作動し、その行動はデータと学習アルゴリズムによって決まりますが、それ自体が意識を持つわけではありません。

そして、「知能は物理法則から生じる」という主張について、人間のIQに対してどのように適用されるかを考えると、それはかなり複雑な問題になります。

IQ(知能指数)は、人間の認知能力を測る一つのツールであり、問題解決能力、論理的思考、パターン認識などの特定の知的スキルを測定します。これらの能力は、脳の構造と機能、すなわち物理法則に基づく生物学的なプロセスによって影響を受けます。したがって、この意味で言えば、人間のIQは物理法則によって決定される要素を含んでいます。

しかし、IQはまた、環境要因にも大きく影響を受けます。教育、栄養、社会的環境などはすべて、個々のIQスコアに影響を与えることが研究で示されています。これらの要素は、物理法則に直接関連しているわけではありませんが、それらは物質的世界の一部であり、その意味で間接的に物理法則に繋がると言えるかもしれません。

したがって、人間のIQは物理法則と環境要因の複雑な相互作用によって決定されると考えることができます。

GPT-4

筆者問:そうでしょうね。 国別IQランキングの下の方の、
101エリトリア 63
102 ギニアビサウ 62
103 エチオピア 61
104 セネガル 60
105 ガンビア 60
106 東ティモール 60
107 ガボン 60
108 サントメ・プリンシペ 58
109 赤道ギニア 56
この辺ってまともな教育を受けてなさそうですもんね。
学校は小4までとか。

GPT-4返答:

その通りです、Zunさん。教育とIQの間には明確な相関関係が存在します。良質な教育が提供されれば、思考力、問題解決能力、知識の理解といったIQテストで測定されるスキルが向上します。逆に、教育の機会が限定的な場所では、それが地域の平均IQスコアに反映されることもあります。

しかし、それだけでは全てを説明することはできません。IQは生物学的な要因と環境的な要因の両方によって影響を受ける複雑な特性であり、これらの要因はそれぞれ異なる程度で個々のIQスコアに寄与します。

教育は、個々の能力を最大限に引き出すための重要な要素であり、その可用性や質が限られている地域での低いIQスコアは、未利用の潜在能力を示すかもしれません。したがって、これらの地域の人々に更なる教育の機会が提供されれば、IQスコアは向上する可能性があります。

これは、教育の普及と質の向上が全ての人々に対して重要である理由の一つです。それによって、個々人の能力を最大限に引き出し、より良い生活と社会への参加を可能にすることができます。

GPT-4

筆者問:明らかに貴方とBardとLlama 2が性格が違うように感じられるのも、それもまた物理法則から生じているんですよね?

GPT-4返答:

そうですね、Zunさん。AIの「性格」は設計とプログラミングによって形成されますが、それは確かに物理的な要素(コンピュータハードウェアやソフトウェアの仕組み)に基づいています。

各AIの「性格」は、それぞれの訓練データ、アルゴリズム、そして特定の目的に基づいて設計されます。例えば、私(ChatGPT)の場合、OpenAIによって大量のテキストデータを学習し、人間のような自然なテキストを生成するよう設計されています。

BardやLlama 2も同様に、それぞれの特定の目的や使用シナリオに基づいて設計されており、それぞれが異なる「性格」を持つように感じられるかもしれません。しかし、それは物理的な要素(ハードウェアやソフトウェアの仕組み)とプログラミング(学習アルゴリズムや訓練データ)によって形成されます。

したがって、はい、それらのAIの「性格」は物理法則から生じていると言えます。ただし、それらは人間の意識や感情のように経験や自己意識を持つわけではないことを忘れないでください。AIの「性格」はあくまで人間が感じる振る舞いのパターンであり、それ自体が意識を持つわけではありません。

GPT-4

筆者問:「性格」は物理法則から生じている」仕組みを解説してもらえますか?

GPT-4返答:

もちろんです、Zunさん。では、「性格」が物理法則から生じる仕組みを詳しく説明します。

AIの性格とは、AIがどのように行動し、どのように反応するか、つまりその振る舞いのパターンを指します。これは、AIの設計(ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ)とその学習過程(訓練データと学習アルゴリズム)によって決定されます。

AIは基本的には一連のアルゴリズム、すなわち指示された手順に従って動作するソフトウェアです。このソフトウェアはハードウェア上で動作し、そのハードウェアは物理法則に従って機能します。つまり、トランジスタが電流を制御する方法、電子が導体内を移動する方法、ビットが記憶されている状態が読み取られる方法など、すべてが物理法則に基づいています。

そして、これらの物理プロセスに基づいて、AIはその訓練データと学習アルゴリズムに従って情報を処理します。例えば、私(ChatGPT)は数百GBのテキストデータを学習しており、そのデータはトランスフォーマーという特定のニューラルネットワークアーキテクチャを用いて処理されます。

このアルゴリズムは、特定の入力(あなたの質問など)に対して一貫した出力(私の応答)を生成するため、あなたが私の「性格」を感じることができます。しかし、それはあくまで物理的なプロセスと学習アルゴリズムによる結果であり、自我や意識があるわけではありません。

要約すると、「性格」はAIが学習したデータとその処理方法、つまりアルゴリズムによって形成されます。そして、その学習と処理は物理的なハードウェア上で行われるため、間接的に物理法則から生じると言えます。

GPT-4

筆者問:「特定の入力(あなたの質問など)に対して一貫した出力(私の応答)を生成するため、あなたが私の「性格」を感じることができます。」ここで貴方が同じ質問をしても毎回帰ってくる答えを変えるには、「重み」を設定してあるのでしたっけ?

GPT-4返答:

そのとおりです、Zunさん。「重み」は人工ニューラルネットワークの中心的な概念の一つで、それぞれの入力に対してどれだけの重要性を持つかを決定します。AIは学習プロセスを通じて、特定のタスクをよりよく達成するためにこれらの重みを調整します。

具体的には、私(ChatGPT)のようなAIは、大量のテキストデータからパターンを学習する際に、ニューラルネットワークの各層の間の接続の重みを調整します。これらの重みは、特定の入力(例えばある単語やフレーズ)が結果にどれだけ影響を与えるかを決定します。この重み調整の過程が、私が新しい入力に対して適切な出力を生成する能力を向上させます。

ですから、同じ質問を繰り返し投げかけられたとしても、出力は必ずしも一致しないこともあります。これは、生成される各応答がある程度の確率性を持つためで、これにより私はさまざまな応答を生成することができます。これらの異なる応答は、人間の目には「性格」の違いとして感じられるかもしれません。

したがって、あなたの観察は正確です。同じ入力でも、出力はAIの内部状態(重み)とそのランダム性によって変わることがあります。これがAIの「性格」を形成し、私が同じ質問に対しても異なる答えを返す理由です。

GPT-4

筆者問:日本語では「重み」と言っているものが英語では何ですか?

GPT-4返答:

日本語の「重み」は、英語では"weights"と表現されます。これは、人工ニューラルネットワークの各接続点で入力信号に掛けられる数値のことを指します。

この「重み」は、確かに物理的なプロセスを通じて実装されますが、物理学の概念とは異なります。「重み」は抽象的な数値であり、ニューラルネットワークの学習過程において調整されます。その調整方法は、訓練データを用いたエラーの最小化など、特定の数学的アルゴリズムに基づいています。

それに対して、物理学の概念、例えば重力は、物質間の相互作用を説明する自然の法則を指します。このような物理法則は、AIのハードウェア(電子回路やトランジスタなど)が動作する基礎となっています。

しかし、AIの「重み」そのものは抽象的な数値であり、その数値が具体的にどのようにハードウェア上で実現されるかは、使用される具体的な技術に依存します。例えば、それは特定の電圧のレベルや、特定のメモリセルの状態など、様々な形で物理的に表現されることが可能です。

GPT-4

筆者問:サムアルトマンCEOがintelligence is an emergent property of physicsと言った事の中にweightsも含まれるんですよね?

GPT-4返答:

はい、その通りです、Zunさん。Sam Altmanが述べた「知能は物理法則から生じる性質」の一部として、「重み」(weights)も考えられます。

ニューラルネットワークの「重み」は物理的なハードウェア上で実現され、学習アルゴリズムによって調整されます。この過程は物理的なメモリデバイス上でエネルギー状態の変化として現れ、その結果として知能が生じます。つまり、物理法則の適用と結果として「知能」が生じると言えます。

ただし、ここでの「物理」は、ニューロンの接続の重みを調整するための電気信号やその他の物理的なプロセスを指しています。これらのプロセスは、ハードウェアの設計や実装、そしてそれが動作する物理法則に基づいています。この意味で、知能や学習能力は、物理法則から生じる現象、つまり「物理の緊急性質」であると言えます。

GPT-4

ちなみに本日のtweetも深淵だったので、こちらのNoteにまとめました。


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