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2000年から抜けられない日本のwebサイトという中華系アメリカ人のポスト

これ、本当に悲しいよね。フロントエンドを教える身として。
なので、少しでも日本でデザインをやろうとする人にUI/UXを使い勝手のいい新しい物にしたい気持ちになってもらうためのNoteを今日は書くことにしました。

このようなデザインの逆をデジタル庁では推奨しており、UIやイラストをフリー素材として配布しています。まとめたNoteもありますので合わせてご覧ください。

さて、問題のポストはこれです。

信じられないかもしれませんが、日本は次の UI デザインを好みます。

オング

彼はこちらのDMMのサイトも紹介しています。

2024 年に推奨される日本語 UI は次のとおりです: 同じ配色、より多くのアニメ ワイフ:

オング

より多くの「アニメワイフ」まさに。。。日本人男性の50%が生涯子無し、女性の48%が生涯子無しで二次元の伴侶と添い遂げるしな。

中国にも以前はこんなサイトがあった

下記のポストを見ると中国にはもう、このようなサイトは無くなったということらしい。

いまでも楽天やDMMのようなサイトもあるとのこと。

日本の経済同様デザインも2000年で止まったまま

日本のwebのUIは2000年で止まってるという指摘ポスト。

1985年から2000年に住んでいる日本

また、なぜ日本のサイトがこうも世界の標準からみてレトロな作りなのかを検証したサイトがありますので、深掘りしていきます。

上記のサイトでは、このように日本のwebサイトを紹介しています。

念のため言っておきますが、これらは過去の残骸ではなく、多くの場合、最後に更新されたのは 2023 年に維持されたサイトです。

ミリジャム・ミスビクラー

彼はなぜ日本は20年前からwebサイトのUIが変わらないのかその理由を下記のように分析しています。

この設計アプローチを分析できる角度はいくつかあります。

  • フォントとフロントエンド Web サイト開発の制約

  • 技術の発展と停滞

  • 組織のデジタル リテラシー (またはその欠如)

  • 文化的な影響

ほとんどのトピックと同様、おそらく 1 つの正解はなく、この Web サイトのデザインはさまざまな要因が時間の経過とともに相互作用した結果であると考えられます。

使えるwebフォントが少ないので画像で様々なフォントを使う

英語でフォントをゼロから作成するには、約230 個のグリフ(グリフは特定の文字の 1 つの表現です (A a a は3グリフとして数えます))を調べることになります。または、以下に基づいてすべての言語をカバーしたい場合は840 グリフを調べることになります。ラテン語のアルファベット。日本語の場合、3 つの異なる書記体系と無数の漢字の結果、簡単に7,000 ~ 16,000 、あるいはそれ以上のグリフを調べることになります。そのため、日本語で新しいフォントを作成するには、組織的なチームの努力と、ラテン語のフォントよりもはるかに多くの時間が必要です。

そのため、webフォントを使うかわりに画像のなかにさまざまなツルータイプフォントを埋め込んでいく手法になると彼は分析しています。

webフォントとしてアップして使っても文字数が多くロードが遅い

webフォントの形式にしてサイトがあるサーバーにアップすればどんな日本語フォントも使用可能です。ですが24文字しかないアルファベッドと違い、6879文字あります。日本語パソコン用システムに搭載されている日本語フォントの殆どは、JIS(X 0208-1997)で定められた6879文字(漢字6355字)を使えるようになっています。

日本はテクノロジーリテラシーに関して大きく遅れをとっている

このサイトでは一度もPCに触れた事のないままサイバーセキュリティ大臣になってしまった桜田吉田氏の事や、いまだにフロッピーディスクとファックスを使っている事がwebサイトのUIが20年前のままである事に影響を与えていると言っています。

日本のサイトはできるだけ少ないスペースにできるだけ多くの情報を詰め込む

また、下記の様な国民性からくるサイトのテイストにるいても検証しています。
興味深いことに、アメリカ人と中国人/日本人の情報の捉え方の違いについては、かなりの量の研究も行われています。いくつかの研究結果によると、例えば日本人は情報をより全体的に認識するのに対し、アメリカ人は焦点を 1 つに選んで注意を向ける傾向があることが示されているようです (出典)。これは、西洋人がたとえ高い日本語能力を持っていても、なぜこの種のウェブサイトに苦労するのかというもう一つのヒントを与えてくれるかもしれません。これが、日本人がパンフレットや雑誌から地下鉄の広告に至るまでのさまざまなメディアも、できるだけ少ないスペースにできるだけ多くの情報を詰め込むレイアウトを使用している原因だと分析しています。

このような検証動画もでています。

日本人にとって情報は詳細であればあるほど信頼できる

また、下記のブログでは日本人が中国古来からの道という精神が脈々とながれているという解説をしており、日本のデザインは主に「情報を伝える」ことを主目的とし、「見せ方・見た目」は二の次となる事をしてきしています。日本のユーザーは、入手できる情報が多いほど安心する傾向があると結論づけています。

男性は外、女性は内という役割分担

また、上記のブログは日本の儒教の影響を受けた家長制度とUIを紐付け、「日本人男性が家族全員を代表して意思決定を行う伝統的なタイプであっても、最初にパートナーを説得​​する必要がある現代的なタイプであっても、テクノロジーに関する論点が彼のケースに役立ちます。彼はテクノロジーを本当に理解する必要はなく、理解していると思い込むだけで十分です。日本のサイトはその環境を提供するために最善を尽くしています。」と分析しています。

行間を読む

アメリカ人はローコンテクストの文化を持っていると解釈しています。
「日本人は主に自分自身とのみコミュニケーションを取ったため、世界で最も高度なコンテキストの文化の一つとなりました。彼らは「和」という概念を持っています。関係を維持するには調和が不可欠です。」
またこのブログはUIデザイナーが日本でUIデザインを受注するためのヒントもこのように与えています。
プレゼンの仕方まで教授しています。
「UX デザイナーが日本の礼儀正しさから学べることの 1 つは、根回しの概念です。「根を整える」といった意味の言葉です。これは基本的に、正式な提案を行う前に合意を形成する必要があることを意味します。」
「まず、会議中に爆発する可能性のある爆弾を解体する必要があります。事前に合意を形成する必要があります。人々、特にステークホルダーは重要であると感じたいと考えています。彼らにそう感じさせるべきです。

より多くの聴衆にプレゼンテーションする前に、彼らに個別の対応を与え、スケッチについて個別に話し合い、デザインを調整してください。

そうすることで承認される可能性が大幅に高まります。」

このような詰め込むだけ詰め込む発想は大陸仕込み?

筆者は日本人には、このような限られたスペースがあればそこに詰め込むだけ詰め込む性分があることは認めています。省庁やJTC(ジャパントラディショナルカンパニー)発行のパワポ曼荼羅しかり。

ですが、このようなごった煮文化って大陸発ではないかとおもうのです。今の日本人の血の構成は大陸由来が50%はあると思いますが、侘び寂び、枯山水的な文化もあります。MUJIのサイトなどはまさに侘び寂びを現在に用いた物ではないかと思っています。楽天とかDMMのポータルばかり取り上げないで、MUJIなどシンプルで素朴なのデザイン傾向も日本の一つのデザインの主流だという事を発見して欲しい物です。

ぎゃへーーー。無印のサイト。
タイトル未設定はやばい。侘び寂び以前の問題がありました(汗
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タイトルタグ空ですね…


ちなみに筆者は、iPhoneに刺してるPOVOのメインSIM以外に、格安スマホのpixel7のandroidに楽天のe-simを設定しているのですが先ほど、楽天モバイルからアンケートが来ました。上記の内容をしっかり伝えて楽天サービス全般のUI/UXデザイン向上をお願いしました。

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