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サムみたいに、Iをiと書いたり句読点なしで書くとハイソ文体?
オンラインのコーディングプラットフォームReplit(リプリット)のCEO Amjad Masadが今朝のポストで
ほとんど句読点を持たずにすべて小文字で書くことは、ドレスアップdown.のようなステータス信号です。 上流階級は、フォーマルな服装や執筆を必要とする仕事に就く傾向がある中流階級と区別できる限り、下位階級に見えることを気にしません。
と言っています。実は筆者も、サム・アルトマンのポストに見られるこの文体が気になってはいました。
writing in all lowercase with little punctuation is a status signal kinda like dressing down.
— Amjad Masad (@amasad) December 9, 2023
see upper class is not bothered by appearing lower class as long as they can differentiate from the middle class who tend to have jobs that require them to dress and write formally.
それに対しで、サム・アルトマンが以下の様にリポストしています。
おそらくこれは、オンラインで育ちすぎた人々を示しているだけだと思いますが?
i think maybe it's just indicative of people who grew up way too online?
— Sam Altman (@sama) December 10, 2023
リポストがつづきます。
すべて小文字で書くのは、電話ではなくノートパソコンを使っているという合図だ
writing in all lowercase is a signal that i'm on my laptop, not phone
— AI Notkilleveryoneism Memes ⏸️ (@AISafetyMemes) December 9, 2023
いや、ただめんどくさいだけだろ
No, you're just lazy
— Eric (@Demandred27) December 9, 2023
これに対して、ポストしたご本人のレス。
youre とかもね
Amjad Masad
youre*
— Amjad Masad (@amasad) December 9, 2023
ごめん、みんながただE.E.カミングスに(注01)になろうとしてるだけだと思ってた
sorry i
— Joe Petrich (jpetrich.eth) (@jpetrichsr) December 10, 2023
thought everyone was
just trying to
be e.e. cummings
※注01:e.e. cummings(エドワード・エステリン・カミングス)は、20世紀のアメリカの詩人で、独特な文体と形式で知られています。彼の詩は、一般的な大文字や句読点の規則を無視し、小文字の使用や非伝統的なレイアウトが特徴です。
エドワード・エステリン・カミングスの詩
代表作"i carry your heart with me(i carry it in"は下記で読む事ができます。翻訳ではニュアンスが伝わらないと思われますので翻訳は掲載しませんね。
代表作"anyone lived in a pretty how town"は下記で読む事ができます。
英語で味わってみてください。
シリコンバレーでのe.e. cummingsの支持:
革新性と創造性: e.e. cummingsの詩は形式を破る革新性で知られており、シリコンバレーの技術革新と創造性を重視する文化と相性が良いです。
反権威主義: cummingsの詩はしばしば反権威的なテーマを扱っており、ステータスクオに挑戦するシリコンバレーの精神と合致しています。
個人の自由と表現: 彼の詩は個人の自由や自己表現の重要性を強調しており、これもシリコンバレーの多様性を尊重する文化と一致しています。
句読点なし全小文字文章は上流階級のドレスアップdownの信号なのか?
Amjad Masadさんのコメントは、特にシリコンバレーを含むテクノロジー業界における文化的な傾向を示唆しています。シリコンバレーの多くのプロフェッショナルや起業家たちは、伝統的なビジネスアタイア(ネクタイやスーツ)ではなく、Tシャツやカジュアルな服装を好むことで知られています。
シリコンバレーのドレスコード:
カジュアルなスタイル: シリコンバレーでは、創造性や個人の快適さを重視する文化があり、その結果、カジュアルな服装が一般的です。
ステータスの逆転: 伝統的には、フォーマルなドレスコードがプロフェッショナリズムや地位の象徴とされていましたが、シリコンバレーではこの傾向が逆転しています。カジュアルな服装が、革新的で自由な思考の象徴と見なされることがあります。
言語のスタイルと服装の類似性:
Amjad Masadのコメントによれば、句読点をほとんど使用せず、全て小文字で書くスタイルは、このようなカジュアルなドレスコードに類似していると言えます。つまり、言語のスタイルも、カジュアルさや非公式さを通じてステータスを示す手段となり得るということです。
このスタイルは、従来の規範からの逸脱として、クリエイティブで自由な思考を持つ個人やグループの特徴と見なされることがあります。
シリコンバレーのようなテクノロジー中心の文化では、従来の規範や形式に囚われないアプローチが、イノベーションやクリエイティビティの象徴となることが多いのです。
句読点無全文小文字はステータスなのかはたまた機能性なのか
Amjad MasadとSam Altmanの考え方について、それぞれの視点は非常に興味深いと思います。この問題には一つの正解はなく、さまざまな要因が絡み合っている可能性があります。
Amjad Masadの視点:
彼の言うとおり、全て小文字で書くことや句読点をあまり使わないスタイルが、ある種の社会的ステータスや自由さを示している可能性があります。これは、フォーマルな規範からの逸脱として、上流階級が中流階級と区別するための手段として用いられることがあります。
Sam Altmanの視点:
彼の意見も有効です。デジタル時代に育った人々、特にインターネットやソーシャルメディアに慣れ親しんだ世代は、従来の書き方に縛られない傾向があります。このような人々は、オンラインでのコミュニケーションスタイルを日常生活にも取り入れているかもしれません。
他の要因:
PCの使用: スマートフォンでのタイピングは、自動でIが大文字になるた小文字のiから始まる文にはなりえない。キーボードばかり使いタッチデバイスを操作しないエンジニアはXへの投稿をする場合Shuftキーを使わない簡略化された書き方が好まれる。
個人の好みやスタイル: 一部の人々は、e.e. cummingsのような詩人のスタイルに影響を受けて、独自の書き方をすることがあります。これは、個性的な表現や創造性の発露となり得ます。
怠惰さ: また、単純に書くのが面倒だと感じる人もいるかもしれません。これは、効率性や時間の節約を重視する傾向と関連している可能性があります。
Sam Altmanのポストから句読点なし全文小文字文が注目され出した?
Sam Altmanのポストが注目を集めてから、Amjad Masadがその文体について述べた見解が、一般人の視点から見た上流階級の文化的な態度に関する解釈であるという考え方は十分にあり得ます。
上流階級のステータスシグナル: Amjad Masadの意見は、上流階級が特定の文化的な態度やスタイルを採用することで、中流階級と区別をつけるという社会学的な解釈を提供しています。この観点では、フォーマルな規範からの逸脱は、特定の社会的階層におけるステータスの表れと見なされることがあります。
文体の普及と影響:有名人や影響力のある人物の文体や言動が注目されることは、そのスタイルが一般に広がる要因となることがあります。Sam Altmanのような人物が特定の文体を用いることで、そのスタイルが一般化し、異なる解釈や意味付けが生まれることがあります。
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