生成AIが著作権侵害物を偶然描くなんて事はない。うまく脱獄して描かせたら勝ち(負け)?
生成AIに関する著作権侵害の責任についての議論では、グーグル、マイクロソフト、OpenAIなどの大手テック企業がユーザーにその責任を負わせるべきだと主張しています。
責任はすべてユーザーにある
これらの企業は、AIツールのトレーニングにインターネットからスクレイピングした大量の著作物を利用しており、それらの著作物に対して対価を支払っていないことを認めています。彼らは、AIツールが著作物を表示する可能性があることを否定していませんが、責任はすべてユーザーにあるとの立場を取っています。これは、AIシステムがユーザーから権利を侵害するアウトプットの生成を促される場合、その結果として生じるすべての責任は、侵害の直接的な原因行為を自発的に行ったユーザーに帰属してしかるべきだという考え方に基づいています。
開発者に責任を負わせるのはコピー機に著作権侵害の責任を負わせるのに等しい
グーグルは、AIツールが「学習データからコンテンツを複製させられた」場合、そのようなデータが表示されるのを防ぐための努力をした開発者に責任はないと主張しています。彼らは、AIツールを動作させるために著作権で保護された訓練データを使用する責任を開発者に負わせることは、コピー機や録音機・録画機に著作権侵害の責任を負わせるのに等しいと考えています。
生成AIツールはカメラと同様の「汎用ツール」
また、マイクロソフトは、生成AIツールはカメラと同様の「汎用ツール」であり、ユーザーは責任をもって設計された通りにツールを使用することに対し、責任を負わなければならないと指摘しています。
「誰がこの複製物を作ったのか」
オープンAIは、自社のツールが著作権で保護されたコンテンツを表示した場合、「その『自発的行為者』はユーザーである」と主張しており、著作権法における自発的行為者の定義は通常、「誰がこの複製物を作ったのか」という質問によって答えが得られるとしています。
ビッグテックの結論:著作権侵害の責任をユーザーにある
このように、大手テック企業はAIによる著作権侵害の責任をユーザーに負わせるべきだとの立場を取っており、それは生成AIツールとその使用方法に関する広範な議論の一環です。
生成AIがノリノリで著作権侵害物を描く時
ピカチューを描いてと言ったら絶対に描かないのにサム・アルトマンがAIモデルの事をポケモンって言ってる動画の文字起こしをChatGPTに貼り付け、その話の流れから「OpenAIの日本支社は京都にあったらいいよね。そうだ、OpenAIと任天堂のコラボでGPTポケモンセンターっ作ればいいよね。ちょっと描いてみて」と言ったらのりのりでいっぱい描いてくれました。国内では絶対にやりませんが、万一これが海外に流れて生産化されたらやばいですね。という事で数日でクローズしますので見納めしたい人はご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?