ありがたい痛み

初春の日差しの中
景色を眺めながら
いろいろと湧いてくる思考と一緒に
歩いて現場に向かった

自力で歩いて会場に行ける健脚
衣服もバッグも靴も持っている
ほとんどの人が信号や交通ルールを守る
道端に植えられた色とりどりの花々
ベビーカーの愛らしい赤ちゃん
ありがたいわ～

美しい鳥たちの姿を見せてくれる視覚
小鳥のかわいい鳴き声を受け止める聴覚
お昼においしく食べたうどんの味を伝えてくれる味覚
白梅の在処を教えてくれる嗅覚
靴の中に入った小石の存在を知らせてくれる触覚
ありがたいわ～

会場に到着してすぐ使えるトイレの存在
下水道のしくみを作ってくれた先人たち
穏やかで丁寧な案内係の人
仕事とはいえ日本人は本当に親切
滞りなく進む手続き
ありがたいわ～

確実な説明と安心感
にこやかな医師や看護師さん
温かい言葉がけ
素晴らしい連携
誰かが作ってくれたｍRNAワクチン
ありがたいわ～

そしていよいよ感じる
ありがたい
ほんのわずかな痛み

なにひとつ
誰ひとり欠けても
たどり着かなかったこのできごと

本当にありがた～い！

今朝38.1℃まで発熱
午後から徐々に体温下がる
ポカリとアイスで過ごす
現在接種後30時間経過
体温36.8℃

腕は悠々上がる
発熱しただけで気分はいい
関節痛や倦怠感なし
服薬なし

医療関係者を調べた統計によると
副反応で38℃以上発熱した人は
発熱しなかった人より抗体量が1.8倍だったとか
(抗体量マウント!?)
(発熱しなくても十分な量の抗体ができるらしい)

恵まれていることに目を向けて
肯定的な見方を意識して歩くと
アホみたいに(？)感謝ばかりしてしまう

秋川はそんな風に単純で
チョロい人間です

人体の不思議