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【経験談!】自宅出産って実際どうなの?①

自宅出産と聞いて、どんなイメージが湧きますか?「自宅で出産かー、病院の方が安全な気がする。」とか「自宅で水中出産とか、おしゃれー。」など現実味は薄いのではないでしょうか?近年ではUAさんや吉川ひなのさんなど、芸能人の方々もご自身の自宅出産の経験をTVやSNSで紹介していたりしますよね。2021年の調査で、自宅出産は全体の11.7%。2019年と比較すると3.5%増加しているそうです。
参照:日本助産師会「新・全国助産所分娩基本データ収集システム 2021 集計結果報告」


今回は、私が自宅で出産することになった経緯や実際に出産して感じたことをご紹介したいと思います。

妊娠が発覚してから、どこで産むのか、どの先生に見てもらうのか、を話し合いました。自宅出産というアイディアは夫さんからでした。私は出産に関して憧れや希望など何も持っていなかったので、「へー、自宅出産ね、夫さんがやってみたいなら、そんな感じにしようか。」くらいだった。彼は「実際に出産するのは妻さんだから、妻さんの気持ちの方が大事だからね」と念を押されて、「そっか、んー、とはいえ希望はなんにもないんだよなー。赤ちゃんがちゃんと生まれてきてくれさえすれば、場所とか産み方?とかなんでもいいなー」という感じだった。

私たちが住むエリア(といっても、車で25分くらいかかる)は大きな病院が1つ。夫さんはこの病院で研修医として勉強していました。彼の性格もあると思うけど、病院での出産はとにかく目まぐるしかったよう…。病院のキャパに対して妊婦さんの数は多く、とにかくさばいてさばいて。アメリカが訴訟大国ということもあり、帝王切開で”安全に”生まれてくる子どもを多く見てきたそう。
もうひとつ、夫さんの心を自宅出産に傾けたのは、彼の母の言葉も大きかったみたい。次男の彼は自宅出産で生まれていて、その経験は長男の時より遥かに満足感が高かったらしい。

この情報を元に、「オッケー、じゃあ自宅出産の方向で!」くらいの軽い気持ちで、自宅出産を決めました。


次に、先生選び。自宅出産をサポートしてくれる先生は、私たちの住む島はいくつか選択肢があったけど、Puna地区に診療所があるRoxanneにお願いすることになった。この時も夫さんが細かく調べてくれて、実際に会ったときに私が違和感がないかを確かめて決めようという感じだった。

彼女の診療所はこじんまりとしていて、受付の方が一人、その方がそのまま体重や血圧、尿検査などを案内してくれて、その後Roxanneと話す、という流れ。二人ともゆっくりと私の言葉を待ってくれ、分からないところは夫さんが訳してくれるのを急かさず待ってくれて安心できた。Roxanneは夫さんに「あなたが臍の緒を切るのもいいね」と話していて、彼も「いいかも」と話していた。


ちょっと長くなりそうなので、今回はここまで。
思い返すと懐かしいけど、鮮明に記憶が残っているところとごっそり抜け落ちてるところの差が激しくて興味深い!

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