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Photo Story|翠鳥-そにどり-/Sonidori

Pentax KF f6.3 1/100s 270㎜ Sizuoka Simada

「翠鳥-そにどり-」

翡翠かわせみの古い呼び名。

夕暮れ時でも
その鮮やかさは簡単に目を奪われる。

美しすぎるその姿は
紅く染まる夕焼けすら目が霞むほど。

まさに宝石を纏う鳥。


Photo Story

最近の日課でもある夕散歩。

今回もパートナーと共に
自宅近くの大井川へと赴いた。

今回は明確な目的があって
花あるいは種をつけたヨモギを探すこと。

なぜヨモギ探しをしていたのかは別の機会に…。

・・・

空が夕焼けに染まり始める16時半くらい。

まだ日が沈むには早い位置にあったが、
その下に広がる雲に入り込んでしまった。

これはこれで絶景…。

雲間から広がる芒線がまさに絶景。

そんな美しい空に魅入られながらも
川へと続く階段へと降りてゆく。

すると、
目の前でコバルトブルーの何かが横切る。

さっきまで空に魅入られていたのに
そのあまりの鮮やかさに一瞬で
その何かの方に目を奪われてしまった。

そしてその何かは川辺の石畳に止まる。

太陽は雲に隠れてしまったので
あたりは既にちょっと暗くなっていた。

それでもその何かは
明確に自分の姿を主張している。

距離にして15メートルほどだったので
最初は特定することが難しかったが、

その特徴的な長い嘴を見たときに
一瞬でカワセミだということに気がついた。

・・・

この辺りは山というよりも市街地に近い。

これまで青鷺あおさぎ川鵜かわうなどの
割とどこに手もいそうな鳥は見かけていたのだが、
初めてこの場所でカワセミに出会った。

人生でカワセミに出会ったのは確か2回目。

小学生の頃から
その美しい姿に惚れ込み
鳥の中でも最も好きな部類だった。

よくスケッチブックにカワセミのを描いていたほど。

その姿がまさに目の前にある。

それも
何気ない日常の中で。

興奮するも、
あまり気を出しすぎると逃げてしまうので
静かな興奮モードに切り替えて
ゆっくりとカメラを構える。

ほんと望遠レンズがないことが惜しかった。

それでもその姿を
必ず残したい一心で
必死に撮影したのが今回の写真。

いつかその姿を画面一杯に映し出すことを夢見ながら…。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年10月13日


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