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Photo Story|藤袴-ふじばかま-/Fujibakama

Pentax KF f6.3 1/500s 270㎜ Sizuoka Simada
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「藤袴-ふじばかま-」

秋の七草を代表する一つ。

渡蝶のアサギマダラは
この花の匂いに誘われ蜜を吸いにくる。

ゆらゆらと風になびきながら
彼女たちがくるのを待っていた。


Photo Story

フジバカマと
アサギマダラは切っても切り離せない関係性。

この花には多少の毒が入っており、
アサギマダラは花の蜜を毒と共に吸うことで
生体濃縮されて外敵から身を守っている。

しかし、
一体どこから飛んできて
そしてどこへ飛んでいくのか。

どうやってフジバカマの花を見つけられるのか。

彼女たちを見ていると
常に疑問が絶えなかったりする。

・・・

フジバカマは
別名香り草とも呼ばれるくらい
とても素敵な香りがするそうな。

平安時代の特に女性たちは
この植物の干した茎や葉を使って
髪を洗ったり、あるいは芳香剤、防虫剤、
更にはお茶などにも利用していたらしい。

そして現代においても
秋の七草の一つとして愛されている花。

「秋の野に 咲きたる花を および折り かき数うれば 七種ななくさの花」
「萩の花 尾花《おばな(ススキ)》 |葛花クズ なでしこの花 女郎花おみなえし 藤袴フジバカマ 朝顔の花ききょう

万葉集 山上憶良やまのうえおくら

理研ビタミン株式会社HPより

川原に多く自生していたフジバカマだが
近年護岸工事などの人間たちによる
あらゆる開発に伴って絶滅危惧種に指定されている。

今多く見られるこの花は自生種ではなくて
栽培用として販売されている
「コバノフジバカマ」という中国原産のものが多いらしい。

両者の違いはまず草丈。
フジバカマは2mくらいになるが
コバノフジバカマは1mくらい。

あとは花の色も違う。
フジバカマは淡い紅色だが
コバノフジバカマは濃い紅色。

もともと日本に生えていたものが
外来のものにすり替えられていく。

なんだか気持ちのいい話ではないけども
アサギマダラにとっては
どちらも必要な蜜源になるので
いたし方なしなのかもしれない・・・。

・・・

自然を愛する精神が薄らぎ
数多くの環境破壊を進めてきた現代人。

それもなんとなく
そろそろ終わりそうな気がしている。

自然の摂理の中においては
必ず浄化リセットがあると思っている。

そしてふたたび再生が始まる。

漠然とはしているものの
もうすぐそこまでそのタイミングが来ているのではないか。

わからないけれども
なんとなくそんな気がしてならない…。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年10月31日🎃


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