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Photo Story

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美しいと思った瞬間を瞬間をカメラでキリトリ、毎日ちょっとした小話と共に投稿しています。お暇な時にでもゆっくりご覧ください。
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#沖縄

Photo Story|並木-なみき-/Namiki

「並木-なみき-」 フクギ並木の葉が生い茂り、 まるでそこは緑のトンネルだった。 美しい緑に覆われながら どこに続くかわからない道をただ歩いていく。 その先にはトトロがいるかもしれないという 期待を胸に感じながら・・・。 Photo Story今回からは沖縄観光編のスタート。 こちらは前回(沖縄植生編)の投稿ですが、一応続きとなっております。 沖縄移住体験ツアー3日目。 この日は一日イベントがなくフリーだった。 せっかく沖縄の北部まで来たんだからどっか行

Photo Story|赤花-あかばな-/Akabana

「赤花-あかばな-」 沖縄を代表する花といえばハイビスカス。 方言名では赤花と呼ばれたりもする。 晴れた日に見るこの赤花も美しいが、 雨降りの中で見る赤花もまた情緒ある姿だった。 Photo Story沖縄観光編。 前回までの備瀬のフクギ並木の続き。 駐車場に戻って車に乗ると、待っていたかのように雨が土砂降りのようにして降り始めた。 これは今日は沖縄の海は満喫できないなぁともはや諦めモードに。 時刻は14時頃。 帰るにはちょっと早すぎるかなぁというタイミン

Photo Story|万寿-まんじゅ-/Manjyu

「万寿-まんじゅ-」 頭上3〜4mほどに大きな実をつけたパパイヤ。 石垣島では万寿瓜と書いてマンジュマイと呼ぶようで、 寿命を伸ばす健康に良い食べ物として食されていたそうな。 瑞々しいほどに鮮やかな緑色がたまらない・・・。 Photo Story沖縄観光編。 前回の続き。 熱帯ドリームセンターにて。 園内には花だけではなくて熱帯地域のフルーツや実がなる樹木が植えられている。 このハネフクベ(ヒョウタンカズラ)は国内で結実を成功しているのはここの園だけらしい。

Photo Story|羽化-うか-/Uka

「羽化-うか-」 金色の蛹から誕生したのは 美しい斑ら模様をした白い蝶。 折り畳まれた羽をゆっくりと広げていき、 羽ばたく準備を整えているようだった。 誕生の瞬間はいつだって美しい。 Photo Story沖縄観光編。 前回の続き。 熱帯ドリームセンターにて。 園内には複数の温室があって、それぞれの植えられている植物とかコンセプトが微妙に異なっている。 そして最後のエリアになると、温室内にはオオゴマダラがひらひらと飛んでいる姿を見ることができる。 この蝶

Photo Story|威風-いふう-/Ihu

「威風-いふう-」 日の出前の暴風が吹き荒ぶ辺戸岬。 大荒れの海を前に、 岸壁に打ちつけた波飛沫は雨粒のように降りかかり、 普段は美しいこの岬でも 自然の荘厳さが感じられる場所へと変貌していた。 その姿はまさに威風堂々。 Photo Story沖縄最終日編。 一応前回までの続き。(沖縄観光編) 沖縄移住体験も3日目で最終日となる。 この日も特に一日フリーの状態で、チェックアウトの時間も自由だったので、せっかくなので日の出でも見に行こうと前日の夜から決めてい

Photo Story|漂木-ひるぎ-/Hirugi

「漂木-ひるぎ-」 東村の慶佐次川に広がるマングローブ林。 何本、何十本という根を汽水域の水の中に降ろし、 葉っぱは水に濡れないようにしっかりと支えている。 どこか異様にも感じるその姿は、 長い間この植物が進化を遂げてきた最終形態でもある。 改めて生命の神秘さを感じながら・・・。 Photo Story沖縄最終日編。 前回の続き。 荒天の中の辺戸岬を後にして、通常であれば沖縄の西側のルートを走りながら南に下るところを、敢えて東側のルートを進むことにした。

Photo Story|果報-かふう-/Kafu

「果報-かふう-」 果報バンタ。 どちらも沖縄の言葉で、 意味は果報は「幸せを運ぶ」でバンタは崖。 まさにこの景色は見るものに幸せをもたらしてくれる絶景。 Photo Story沖縄最終日編。 前回の続き。 慶佐次川でマングローブを堪能した後は、辺野古、宜野座に寄り道をしながら、うるま市の宮城島にある「ぬちまーす工場」へと向かった。 ぬちまーす工場は今回で3回目。 3年前と2年前の一人旅でもここには訪れていた。 個人的にはぬちまーす塩の柔らかい塩味が好きで

Photo Story|蛸木-たこのき-/Takonoki

「蛸木-たこのき-」 沖縄地方でよく見かけるタコノキ。 パイナップルのような実をつけて 誰しもあれは食べられるのか?と思うところだが、 残念ながら食べることはできないらしい。 Photo Story沖縄最終日編。 前回の続き。 沖縄編最終回。 約1ヶ月ほどにかけて沖縄で撮影した色々な写真を投稿してきた中で、最後に飾るのはタコノキの実の写真。 沖縄に行けば街路樹として植えられている姿をよく見かけるこの木。 特に珍しいというものでもないが、観光客の多くはこの実

Photo Story|妖花-ようか-/Yoka

「妖花-ようか-」 翡翠色の不気味な花姿をしたヒスイカズラ。 雨粒を纏い、 より一層妖しげな雰囲気を醸し出している。 不気味ながらも魅惑的な美しさこそ、 この花の一番な魅力に違いない。 Photo Story沖縄観光編。 前回の続き。 同じく熱帯ドリームセンターにて。 熱帯地方に行くと不思議な形や色をした植物たちが数多くみられる。 このヒスイカズラもその中の一つ。 これは2年前に同じ沖縄県にある美らヤシパーク•オキナワ東南植物楽園で撮影したもの。 もし

Photo Story|福木-ふくぎ-/Fukugi

「福木-ふくぎ-」 福の木と書いてフクギ。 英語ではHappiness Treeと書くが、 名前の由来は実際のところ定かではない。 ただ、立派に育ったこのフクギはとても堅ろうで 台風などの強風からもしっかり守ってくれるそうだ。 沖縄に住む人たちからすれば 暮らしを守ってくれる大事で大切な存在。 Photo Story沖縄観光編。 備瀬フクギ並木の続き。 ちなみにここのフクギは250年前に植えられているそうで、どの木も本当に立派。 成長が遅い代わりにしっか

Photo Story|島薊-しまあざみ-/Simaazami

「島薊-しまあざみ-」 美ら海の側で咲いていたシマアザミ。 内地に咲く紫色のアザミと違い、 南国のアザミは白い花を咲かせていた。 沖縄の春を彩る花の一つ。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 もう一つ紹介したい植物があって、それがシマアザミの花。 先日、静岡で撮影したアザミが紫色の花だったのに対して、沖縄のアザミが白色だったからちょっと驚き。 静岡で咲いていたノアザミは雨あがりだったので、髪がびちょびちょ見たいな花模様だったけど、シマアザミは雨上がりで

Photo Story|苦菜-にがな-/Nigana

「苦菜-にがな-」 日本全土で見ることができるハマニガナ。 きっとこの二ガナも人間と同じで、 北海道に住みたいとか沖縄に住みたいとか、 そんな意思の下で花を咲かせているに違いないはず。 だからこそ、この花は自分が選んだ美しい沖縄の海で 可愛らしく自信に満ち溢れた笑顔で咲いていた。 自分もそうでありたいなと思うほどに。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 前回のモンパノキの近くの浜辺に咲いていたハマニガナの花。 沖縄にしか生えていない植物というわけで

Photo Story|扉木-トビラノキ-/Tobiranoki

「扉木-トビラノキ-」 沖縄の海岸沿いに生えていたトベラ。 大雨に打たれながらも 一輪の花だけしっかりと咲いていた。 その力強さに魅入られながら。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 まだまだ続く沖縄植生編。 辺土名海岸の美しい海から移住体験施設の帰り道、またしても花を咲かせている木に出会う。 沖縄は年中何かしら花が咲いているので、写真撮りからすると被写体に困らないなぁなんて。 ・・・ この花を咲かせていた木はトベラの木。 またの名をトビラギやト

Photo Story|紋羽-もんぱ-/Monpa

「紋羽-もんぱ-」 沖縄の海の近くに自生していたモンパノキ。 よくよく近付いて見てみると 小さな白いお花が密集して咲いていた。 曇り空の隙間から覗く太陽の光に照らされて 優しい世界を創っていた。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 一応こちらの続き。 美ら海にすっかり魅了された僕とパートナーのaki。 ツアーが始まる時間に近づいてきたので帰ろうとした時に、ある植物の花が目に入ってくる。 モンパノキの花。 海岸植物で沖縄の海に行けばよく見られる植物