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Photo Story

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美しいと思った瞬間を瞬間をカメラでキリトリ、毎日ちょっとした小話と共に投稿しています。お暇な時にでもゆっくりご覧ください。
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2024年3月の記事一覧

Photo Story|並木-なみき-/Namiki

「並木-なみき-」 フクギ並木の葉が生い茂り、 まるでそこは緑のトンネルだった。 美しい緑に覆われながら どこに続くかわからない道をただ歩いていく。 その先にはトトロがいるかもしれないという 期待を胸に感じながら・・・。 Photo Story今回からは沖縄観光編のスタート。 こちらは前回(沖縄植生編)の投稿ですが、一応続きとなっております。 沖縄移住体験ツアー3日目。 この日は一日イベントがなくフリーだった。 せっかく沖縄の北部まで来たんだからどっか行

Photo Story|筏葛-いかだかずら-/Ikadakazura

「筏葛-いかだかずら-」 ブーゲンビレアの別名。 沖縄方面に行けば、 よく民家の庭木で植えられているのを見ることができる。 南国の装いを感じさせてくれる熱帯花木。 Photo Story沖縄観光編。 備瀬フクギ並木の続き。 ・・・ 十分に並木道を堪能したところで次の目的地へ向かうため駐車場の方へと歩き始める。 この並木エリアは集落のようにもなっていて、いくつかの民家やお店などが立ち並んでおり、どれも沖縄らしい装いで結構楽しめる。 屋根の上にはシーサーなんか

Photo Story|赤花-あかばな-/Akabana

「赤花-あかばな-」 沖縄を代表する花といえばハイビスカス。 方言名では赤花と呼ばれたりもする。 晴れた日に見るこの赤花も美しいが、 雨降りの中で見る赤花もまた情緒ある姿だった。 Photo Story沖縄観光編。 前回までの備瀬のフクギ並木の続き。 駐車場に戻って車に乗ると、待っていたかのように雨が土砂降りのようにして降り始めた。 これは今日は沖縄の海は満喫できないなぁともはや諦めモードに。 時刻は14時頃。 帰るにはちょっと早すぎるかなぁというタイミン

Photo Story|福木-ふくぎ-/Fukugi

「福木-ふくぎ-」 福の木と書いてフクギ。 英語ではHappiness Treeと書くが、 名前の由来は実際のところ定かではない。 ただ、立派に育ったこのフクギはとても堅ろうで 台風などの強風からもしっかり守ってくれるそうだ。 沖縄に住む人たちからすれば 暮らしを守ってくれる大事で大切な存在。 Photo Story沖縄観光編。 備瀬フクギ並木の続き。 ちなみにここのフクギは250年前に植えられているそうで、どの木も本当に立派。 成長が遅い代わりにしっか

Photo Story|島薊-しまあざみ-/Simaazami

「島薊-しまあざみ-」 美ら海の側で咲いていたシマアザミ。 内地に咲く紫色のアザミと違い、 南国のアザミは白い花を咲かせていた。 沖縄の春を彩る花の一つ。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 もう一つ紹介したい植物があって、それがシマアザミの花。 先日、静岡で撮影したアザミが紫色の花だったのに対して、沖縄のアザミが白色だったからちょっと驚き。 静岡で咲いていたノアザミは雨あがりだったので、髪がびちょびちょ見たいな花模様だったけど、シマアザミは雨上がりで

Photo Story|苦菜-にがな-/Nigana

「苦菜-にがな-」 日本全土で見ることができるハマニガナ。 きっとこの二ガナも人間と同じで、 北海道に住みたいとか沖縄に住みたいとか、 そんな意思の下で花を咲かせているに違いないはず。 だからこそ、この花は自分が選んだ美しい沖縄の海で 可愛らしく自信に満ち溢れた笑顔で咲いていた。 自分もそうでありたいなと思うほどに。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 前回のモンパノキの近くの浜辺に咲いていたハマニガナの花。 沖縄にしか生えていない植物というわけで

Photo Story|扉木-トビラノキ-/Tobiranoki

「扉木-トビラノキ-」 沖縄の海岸沿いに生えていたトベラ。 大雨に打たれながらも 一輪の花だけしっかりと咲いていた。 その力強さに魅入られながら。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 まだまだ続く沖縄植生編。 辺土名海岸の美しい海から移住体験施設の帰り道、またしても花を咲かせている木に出会う。 沖縄は年中何かしら花が咲いているので、写真撮りからすると被写体に困らないなぁなんて。 ・・・ この花を咲かせていた木はトベラの木。 またの名をトビラギやト

Photo Story|紋羽-もんぱ-/Monpa

「紋羽-もんぱ-」 沖縄の海の近くに自生していたモンパノキ。 よくよく近付いて見てみると 小さな白いお花が密集して咲いていた。 曇り空の隙間から覗く太陽の光に照らされて 優しい世界を創っていた。 Photo Story沖縄植生編シリーズ。 一応こちらの続き。 美ら海にすっかり魅了された僕とパートナーのaki。 ツアーが始まる時間に近づいてきたので帰ろうとした時に、ある植物の花が目に入ってくる。 モンパノキの花。 海岸植物で沖縄の海に行けばよく見られる植物

Photo Story|美海-ちゅらうみ-/Tyuraumi

「美海-ちゅらうみ-」 一面に広がる鮮やかな青い海。 体を優しく包み込む爽やかな潮風。 これぞまさに清らかな海。 Photo Story沖縄シリーズ。 移住体験二日目。 この日も一応雨予報だったけど、外に出ると青空が広がっていた。 イソヒヨドリの美しい囀りが響き渡る沖縄の田舎の朝。 この日は国頭村内巡りに連れて行ってもらい、お昼は移住先輩者のカフェで、夜は住人の人たちと居酒屋で懇親会の予定。 1日予定が詰まっていたが、時間があったのでパートナーのakiと二人

Photo Story|参上-さんじょう-/Sanjyo

「参上-さんじょう-」 翼を広げて自慢の大きな足を使いながら まるで水面を走るかのように飛んできたオオバン。 とぉー!!! 参ッ上ォォォ!!!!! とでも言わんばかりの登場シーンの一幕だった。 Photo Story近所の散歩回。 池や湖や川などに生息しているオオバン。 カモと同じくらいに身近な水鳥ではないだろうか。 自宅近所の川に行けば、だいたいこのオオバンかオナガガモ、あるいはマガモたちの3種類がぷかぷか泳いでいる。 ところで二週間前に沖縄の国頭村とい

Photo Story|木通-あけび-/Akebi

「木通-あけび-」 雨に濡れた木通の雄花。 嵐のような土砂降りの大雨の中でも 決して散らすことなく凛と咲いていた。 雨にも負けず、風にも負けず、 もうすぐ咲くであろう雌花を待ちわびながら。 Photo Story今回から先日行った沖縄シリーズに行こうと思っていましたが、写真の整理が間に合わず・・・。 なので、先日撮った雨上がりシリーズをお送りします。 ・・・ 春の嵐。 南岸低気圧が通り過ぎたつい先日のこと。 朝は弱雨だったが、時間が経つにつれて風と雨が強

Photo Story|春薊-はるあざみ-/Haruazami

「春薊-はるあざみ-」 雨に濡れたハルアザミの花。 細長い花びらにたくさんの水滴をつけて まるでシャワーを浴びた後の髪の毛のよう。 雨も滴るいいお花。 Photo Story雨上がりシリーズ。 前回のアケビの花のすぐ近くに咲いていたハルアザミ(ノアザミ)。 この子もまた雨でびしょびしょになりながらも、太陽に照らされてぴかぴかと輝いていた。 ただ、アケビのような花と違って小さい雫を纏っているので、よーく見ないと分からないかもしれない。。。 ・・・ ところでハ

Photo Story|佳景-よしかげ-/Yoshikage

「佳景-よしかげ-」 濃淡異なる群青色が混ざり合う海。 岩肌を染める緑の植物たち。 優しい風と共に心が表れていくような景色。 自然が創る美しさここに極まり。 Photo Story沖縄シリーズ。 前回の残波岬の続き。 今回の写真は少しピントが悪く画質も悪いけど、この景色美しさを伝えたくて選んでみた。 コバルトブルーの青と深い青が混ざり合うこの海の景色こそ沖縄というか、島の景色の醍醐味なんじゃないかと思っている。 数年前に一人旅で行った石垣島の最北端でも似たよ

Photo Story|歌姫-うたひめ-/Utahime

「歌姫-うたひめ-」 イソヒヨドリのメス。 オスは美しい青色の羽を纏っているのに対して、 メスは茶色の斑ら模様で少し地味な姿をしている。 それでも、彼女の囀りはオスと同じくらいとても美しい。 繊細で華やかなメロディを歌ってくれる彼女は、 まさに磯に現れた歌姫である。 Photo Story沖縄シリーズ。 残波岬の次に行こうとしているのだが、もう一枚だけ紹介しておきたい写真がある。 それが今回のイソヒヨドリのメスである。 ちょうどカメラのファインダーを覗きな