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100万円を請求された話

終わりは突然に

先日、オフィスの引越しがあった。

自身の事を少し話をすると、2年ほど前に東京に来たとき、贅沢な事に個室に近いオフィスを使わせていただいてた。

それから2年が経過し、目立った成果も上がらず(ここ重要)、しかも同室の方が退職され、私一人でポツンといる事が多くなり、、、ついに肩をポンポン…まではいかなくても、「部屋を空けろ」という命令が降りてきたのである。

移動先は同じフロアの本社部分。その一角に机を設置することに。
俗に言うこれが都落ちか・・・とは口が裂けても言ってはいけないのである。

それは置いといて、では部屋を空けた後どうするのかというと、空いた場所に会議室と社長室を設置するようだ。
まあそういうわけで、上層部より「会議室と社長室を作れ」という命令が投下されたのであった。

まずは見積から

社命となったらワチャワチャ動くのが会社員の宿命。

まずは社長室の設置である。
私がいたところを社長室に改良、隣にある会議室はそのまま使おうという案が降りてきた。

社長室とするのだから、ドアは必要だろう(会議室のみドアあり)と、ドアの設置工事を依頼することに。

早速ビルの管理人を通じて見積もりを依頼するも、2週間・・・1ヶ月・・・を過ぎても音沙汰なし。
さすがにちょっと遅過ぎない?と思い始めた1ヶ月半くらいでやっと現場検証に来るオジサンたち。なんか壁やら避難経路やら、30分ほど調べて帰っていった。

それから待つことさらに10日。
やっと見積書が到着したのだが・・・その金額を見て一同ひっくり返ることになる。

ドア代8万円はまだわかるとしても、設置工事費、確認費、なんちゃら費と謎の項目が20個くらいズラズラっと並び、総額なんと100万円。。。

ひゃく…まんえん?

仮に値引き交渉を前提とした値段設定でも、さすがに高すぎる。
確認費10万円って何やねん。何を確認してくれますのん。

なんとかなるもんだ

とはいえ、引っ越しはもう決まっているので、取れる道は以下の3つ。

A、死ぬ気で値引き交渉する(できても70〜80万になるだろう)
B、人力
C、諦める

さあどうするべか。
みんなで頭を悩ましていたその時、私の頭にヒラメキが降りてきた。

『いっそのこと、会議室と社長室を逆にしたらいいんじゃね?』

そうするとドア付の部屋を社長室に、ドアなしの部屋を会議室にできる。
という事は工事の必要がなくなり、机やロッカーを移動するだけで良くなる。(人力なのは変わらない)
問題は、社長室がでっかくなり、会議室がちっちゃくなることだ。

どうしようか・・・とみんなで5秒くらい考えた結果、その案でファイナルアンサーとなった。

そう決まったら動きは早く、速攻で見積もり会社に「高すぎてムリじゃボケェ」とやんわりお断りをし、引っ越し日を決定。
社員お前ら全員出てこいや!とはパワハラになるので天に誓ってイッテマセン。

引っ越し当日。
空いている社員4〜5名であーだこーだと、まだ寒い日なのに汗だくになりながら作業して、なんと約1時間半で作業が完了。

1時間30分!早っ。
早々に終わったし、立派な社長室も完成。会議室も思ったより広々。なにより工事費分100万円分もうかりました。(あえて儲かったと言ってテンション上げてます)

いま考えても謎すぎる見積書だったわ。。。

私は私で、本社のみんながいる場所に移動できて、とっても嬉しいです。
みなさんと同じ空間で仕事できるのは良いですね!(強がり)

池下 暁人

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