ワクチン希釈研修を個人で開催したって話 その3(完結編)
その2では、
「東住吉区薬剤師会さんありがとう」
「注射針の長さについて」
「池下、発注ミスるってよ」
の3本をお届けしました。
ぜひ、ご覧ください。
研修日当日に中止の危機!?
発注ミスというトラブルを何とか乗り越え、いよいよ研修日当日を迎えるのみ…だったのですが、
なんと研修の前日、講師を務めていただく先生から
『もしかしたら来れないかも』
という連絡をいただきます。(!?)
その理由は省きますが、私だったとしても『それは仕方ない』と思う内容でした。
先生からはすぐに、
「何としてでも行きます」
という心強いメッセージをいただきましたが、私からは
「ご無理なさらないでください」というくらいしか返せませんでした。
『これは急遽、参加者に中止メールを送らなくてはいけないかもしれない…いや、そもそも緊急なので皆さんには電話で直接お伝えしなくてはいけない!』
…と、あれこれ想定した状態で朝を迎えましたが、あさイチに先生から
「問題なく行きます!」
とメッセージをいただいた時は、正直ホッとしました。
お子様連れニーズ
ところで今回、参加者の方から
「夫婦で参加したいので、子連れで行きたいです」
という相談がありました。
当初は予定していませんでした。なぜなら、お子さんを見れる人的資源の余裕がなかったからです。
どうしようか一瞬迷いましたが、そういったニーズには出来るだけ答えたい。
ただ、目を離さずに見れるほどスタッフに余裕はない。
悩んだ挙句、
「お子様向け映像を流したり、できるだけ対応します。ただスタッフは研修対応する必要がありますので、目を離す可能性があります。それで良ければ・・・」
と、回答しました。
するとその方から
「それでも対応してくれるなら行きたい!」
と、すごい熱意を感じましたので
「それならば、全力で対応します!」
と私も熱意を持ってお答えし、お子様対応する事が決定しました。
その後、別のご夫婦からも同じ問い合わせがあり、計3名のお子さんを見る事になりましたが、こういった時って、助けてくれる人が現れるものなんですね。
そのご夫婦からのヘルプはもちろんのこと、別の方が仕事の合間に助けてくれたり、本当に助かりました。この場を借りてお礼申し上げます。
あらためて、
今回の件で分かったことが1点あります。
『研修への、子連れ参加ニーズが多そう』
なことです。
最近でこそ、学会で託児所を併設するところも増えていると思いますが、20名そこそこの研修会での託児対応は聞いたことがない気がします。
事実、対応するのは難しいのではないかと感じています。
でも、もしかしたら、だからこそニーズが高いのかもしれません。
今後こういった研修の際は、可能な限り対応していきたいと思います!
いよいよ研修開始
さて、いよいよ研修の時間が近づいてきました。
開始の1時間前には準備を終え、30分前には皆さんが集まり始め、開始時間にはほぼ満席に!
ここだけの話、この時点ですでに感動していました笑
講師の先生は病院薬剤師の方で、ご自身もすでに2回目のワクチン接種を終えています。
39度近くまで発熱する副反応まであったとの事で、その経験を講義の中でもお話いただいて、やはり紙1枚で見るのと実際の経験談では違う重みがあるなと感じました。
「すごく良い経験になった。研修の良いネタだね」
と話していたのが印象的でした。
また手技についても、細かい現場の工夫を取り入れながら研修をしていただきました。
<ワクチンの代わりにビタメジン静注用を使用>
<白熱する手技研修>
<事前準備のコツなど、実際に経験しないと分からない点も>
<皆さん、めちゃめちゃ真剣です>
<私もサポートにまわりました>
”噴水事件”
そして最後、ちょっと他の研修と違うお楽しみもあった方が良いなと思って、こんなものを用意しました。
<!!?>
そう、コンニャクです。
おやつではありません。
なぜこんなものを用意したかというと、実際に注射をした時の感触に近いものがあるらしく、どうせなら”刺す感覚”というものを疑似体験しようと思って用意しました。
(これがまさかの”噴水事件”に繋がるというのは知らずに。。。)
ビタメジンを充填した状態で、皆さんに刺してもらいました。
ところが・・・
コンニャクは圧がしっかりあるのか、針を抜いた瞬間、溶かしたビタメジンが・・・
噴水のようにピュ~っと飛び出してきちゃいました!
これは私も予想外で、皆さんを驚かせてしまいました。
本当にすみませんでした🙇💦
反省点も
という事件もあったものの、講師の先生の丁寧な説明と、また真剣な質疑応答もあり、研修後アンケートでも大変好評で、やって良かったと心から思っています。
ただ・・・
好評だったとはいえ、反省点も多々あります。
そのうちの一つが、予定時間を大幅に超過してしまったことです。
もともと1時間のコースで予定していましたが、講義や手技研修が白熱したこともあり、なんと予定の2倍、2時間もかかってしまいました。
これは大きな反省です。
研修後アンケートでも指摘されていて、今後の大事な改善ポイントです。
こういったところを良くしていって、次につなげていきたいと思います!
もし皆さんの地域でワクチン希釈研修のご要望があれば出来るだけ対応したいと思っていますので、TwitterのDMなどでお問い合わせいただければと思います😊
池下暁人(イケアキ)Twitter:@AkitoIkeshita
これからもこういった研修を計画したり、良い情報を発信していきたいと思っていますので、ぜひTwitterやnoteのフォローをお願いします!
最後までお読みいただいてありがとうございました✨
池下 暁人
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