見出し画像

【07】新しい生活様式に適応するヒント集『勝間式ネオ・ライフハック100』勝間和代

家族が増える、住む場所が変わる、働く国が変わる。


今年は生活が変化するイベントが多い。どれも新型コロナウィルスが強く影響しており、新しい生活様式が求められる。


生活が大きく変わるときには、先人の知恵に頼ることにしている。
諸先輩方に直接アドバイスを求めることもあるが、本に頼ることが多い。
大抵の悩みは、特別なことではなく、誰かが同じように悩み、克服してきたことだと思っている。


本を読むことは、時間の制約がなく、何よりその人の経験が安価で手に入る、有効な手段である。

久しぶりに勝間さんの本を読んだ。大学生のの頃、勝間さんの考え方に共感して多くの著書を読んだが、それから手に取る機会は少なかった。


本書は、アフターコロナという変化にどう対応していくか、8つのカテゴリーに分けてライフハックを紹介している(正直アフターコロナはあまり関係ないと思うが面白いので気にしない)。
①問題解決・目標達成
②時間管理
③インプット・アウトプット
④お金
⑤思考法
⑥人間関係
⑦片付け・料理
⑧ヘルス


特に参考になったのが、⑦片付け・料理のライフハック
著者は外資系コンサルティング会社に勤務していた経験があり、家事にもロジカルシンキングを取り入れている。


バリバリの仕事人間だと思いきや、仕事より家事に力を入れるよう説いている。
家事に力を入れることは、幸福度の上昇に貢献し、結果的に仕事の成果にも繋がるという。


家事に力を入れると言ったが、昔ながらの手間をかける方法とは真逆である。
ネットスーパーや自動調理器具を使いこなし、味、栄養、費用、手間など改善している。


ここで感じたのが、大事なことを一本に集中すると人は脆弱だということ。仕事、家庭、趣味などバランス良く大事なことを持っている人間は精神的に強いと思う。本書では、その1つである家庭をより良くすることに役立つと感じた。


新しい生活様式に楽しみながら適応するヒントが見つかる。

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,141件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?