【19】意外性のある組合せから新たな価値が生まれる『論理的美術鑑賞』堀越 啓
ステイホームのお供を探してkindleストアを眺めていると、「論理的美術鑑賞」というタイトルが目に留まった。
「論理的」というとロジカルシンキングに代表されるビジネス色が強いイメージがあり、
感性が求められる「美術鑑賞」とは相反するように感じられ、その意外性のある組合せに興味が湧いた。
読み進めてみると、美術鑑賞には必ずしも「感性」は必要ではなく、フレームワークを活用して正しい「情報」や「知識」を
持つことによって、深く作品を読み解くことができるという内容だった。
芸術の分野にフレームワークを持ち込むなんて味気ない!との声もありそうだが、一見すると相容れないものの
組合せが付加価値を生み出す良い事例だと感じた。
読み終わって振り返ると、本を電子書籍で読むなんて味気ない!と思っていた自分がkindleのヘビーユーザーになっており、
意外性のある組合せはすぐに当たり前のものに変わることに気付かされた。
ウィズコロナの時代となりニューノーマルという言葉をよく耳にするようになった。
意外性のある組合せに対して一歩引くのではなく、すぐに当たり前になるかもしれないと
前向きな気持ちでニューノーマルに馴染んでいきたい。
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