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【02】感情の手綱を離す代償はあまりに大きい『不機嫌は罪である』齋藤 孝

通勤電車で地獄絵図に遭遇した。

足を踏まれた人が、踏んだ人を晒す目的で盗撮。それに気付いた踏んだ人が、スマホを取り上げようとしただけでなく、意図的に足を踏み始めた。ちょうど駅に着いたため、踏んだ人は電車を降りて、踏まえた人は一心不乱にスマホを操作(SNSへの投稿?)し、終えた途端、眠りについた。

ストレスが溜まっていたかもしれない、体調が悪かったかもしれない。時間を置けばそんな考えも浮かぶが、その時は、何でそんなに不機嫌なの?としか思えなかった。


本書では、自分の感情をコントロールする「職業的な上機嫌」が社会で求められるという。中高年になってくると、本人は平常なつもりでも不機嫌に見られてしまう人は多い。

見た目だけではない。自分には正義があるという思想は身近で陥りやすい(自粛警察も同じ)。対策として示されているニュースやSNSなどのネガティブ情報を制限するのは有効だと思う。

他の対策としては、精神と身体は一体であるため、精神を整えるには身体を整えることが重要。こまめに深呼吸、ストレッチや休憩を取り入れたい。

不機嫌は自分にも、周りにも悪い影響を与えてしまう。感情の手綱はしっかり握り続けたい。

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