お蔵入り論文Ⅱ③
(前回の続き)
これまでのデータを分析すると、
肘関節の主体となる
腕尺関節と腕橈関節へのアプローチは
変形性肘関節症にとって
悪影響を及ぼしやすいことが分かります。
間接的に肘関節に関与する
橈尺関節、手関節、肩関節へのアプローチは
変形性肘関節症を軽減する効果が見られ、
有効と判断できます。
変形性肘関節症において、
肘関節自体にアジャストすることは、
悪化させる可能性が高いので、
間接的に関与する
関節の緊張を取る操作を行うことで、
良好な結果を得ることが出来る
と思われます。
特に、
橈骨・尺骨・手根骨へのストレッチ
そして、
関節スライド効果を利用した緩和操作が
効果的であると考えます。
以上は、
平成20年広島学会にて、
発表いたしました私の論文です。
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