矢倉流中飛車対策 急戦(▲4六銀)編

前回の記事、 「矢倉流中飛車対策 持久戦(居飛車穴熊)編」 の続き。

2)▲4六銀 と出て、急戦。(ソフト最善) をみてみる。
銀が右に出たので、薄くなった左辺を攻める、理にかなった手である。

▲4六銀 以下、▽62玉(急戦なので玉を逃げるのは絶対)、▲36歩、
▽72玉、に 飛車先の突き捨てを入れずに(入れてもいいと思うのだがが、ソフトで検討した本譜では入っていなかった)、
▲35歩、▽45歩(図) と開戦! 、▲33角成り、▽同桂。

▲37銀 と引き、▽55歩、▲同歩、▽35歩 と桂頭の歩を払って、
▲24歩 と飛車先を突き、 ▽36歩、▲同銀。
そして▽14角 に、 銀を守る▲18角。

▽46歩、▲同歩、▽55飛、▲23歩成、▽23歩(焦点の歩!)、▲同銀。
▽23角で と金を払って、▲36銀 で飛車で角狙い、▽25歩 と止めて、▲68金。

ここまでソフト最善手をみてきたが、居飛車が評価値的には高く指せるらしい。
だが、実戦的・人間的にはほぼ互角といっていい局面で、これからの将棋だと思う。
双方のソフト最善手を羅列してきたが、急戦と、将棋自体の難しさが見て取れたと思う。

いかがだっただろうか。
個人的には、急戦よりも穴熊の方が、居飛車振り飛車共にわかりやすい展開になるような気がした。
これで対・矢倉流中飛車をマスターして、格上である春日部将棋道場の席主に勝っていきたい、と意気込みを語ってこの項目は終わりたい。

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