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LIVE配信記録《9th BOOST CUP》

みなさん、こんばんは。現在、2023年2月26日(日)23:23です。
2月25日、26日に愛知県豊田市で開催された第9回BOOST CUP(スカイホール豊田)に行ってきました。コロナ禍で活動自粛が続いた時期に、clubhouseで出会い、これまでも交流してきた“上村 学さん”からお誘いいただき、大会役員として参加させてもらいました。今回、私に割り当てられたお役目は、コロナ対応と大会風景の撮影ということでしたが、大会数日前に上村さんから相談されたことがキッカケで、役回りが大きく変化したんです。自分の中で、うっすら計画していたことにチャレンジできる良いタイミングだと思い、その計画を実行することにしました。
そして、それを記録としてこちらに残します。

今回のお役目とは・・・

大会当日の私の役割は“LIVE配信”になりました。(正確には、上手くいくか分かりませんが、チャレンジさせてください!とお願いしました。)上村さんのイメージは、YoutubeのLIVE配信でしたが、相談があった時点で機材やWi-Fi確保で、それが難しいと予想できました。そこで閃いたのが、アプリの機能を活用した“モバイル端末からのダイレクトなLIVE配信”でした。

ライブ配信といえば“ぬまたこ先生”!!

スポーツ会場でライブ配信することを画策していたとき、私の周辺でいち早く自主的な配信をスタートさせたのが鹿屋体育大学女子バレーボール部監督の沼田さんです。

彼のライブ配信は、非常にクオリティが高く、観客目線であることや、細部にこだわりを感じています。自主配信で、目指す目標値として、参考になることが多く、その手法を公開していることで、彼自身の人柄や思想にも惹かれています。(ぬまちゃん!いつも色々と教えてもらえて感謝してます!ありがとう!)
これまでも参考にさせてもらった記事をこちらに共有しておきます。

配信環境①:使用したアプリ

便利だと思ったアプリは、とにかくダウンロードして使ってみる派なんですが、その中で、とあるアプリを自身が運営する有料コミュニティで使用しています。とにかく機能が充実していて、コミュニティ運営者としては重宝していますが、まだまだ使いこなせてはいません。
アプリにはLIVE配信機能が常備されていて、コロナ禍で無観客が続いた育成世代のスポーツ観戦や記録ツールとして活用されていることを知っていました。観戦できない保護者への活動報告として大きな役割を担ったことも知っていました。先日、そのアプリの運営会社から、コミュニティ運営の活用方法について、オンライン取材を受けていました。それにより、このアプリに対する感度が高かったことも大きいと思っています。

こちらのアプリは“BAND”というアプリで、グループコミュニケーションを活発に、そして円滑にできるというメリットがあります。
私は、誰かの先見的な実践を後追いすることも、上手くいっていることを真似することにも、全く抵抗がないので、このアプリの使用にも抵抗がありませんでした。寧ろスポーツ少年団やクラブチームなら、こちらを使用して、関係者やファンの囲い込みができると考えています。皆さんも、このようなコミュニティアプリを使用して、気軽にコミュニケーションを図ることを検討してみては如何でしょうか。
(こちらはプロモーションを含んでおりませんw)

LIVE配信アーカイブ

court:A
https://band.us/n/ada98909A1Ya8

court:B
https://band.us/n/a9a08a01A2z0W

court:C
https://band.us/n/a7a28500A118Q

court:D
https://band.us/n/a6a58e00Ad132

6人制
https://band.us/n/aba88c0bA11aG

エキシビジョンマッチ( 25日のみ)
https://band.us/n/a7af890aA319Z

配信環境②:レンタルWi-Fi

自主配信の肝と言っても過言ではないです。これがなければ、話にならんくらい重要です。2月22日にライブ配信の相談を受けた時点で、23日㊗︎であったため、ライブ配信向けのレンタルWi-Fiは手元に届かない可能性がありました。確実に届いて、無制限、返却する手配が楽な物を探しました。
そして、見つけたのが下記のルーターです。

こちらのルーターは、接続もカンタンで、感度も良好でした。会場となるスカイホール豊田は、バスケットボールのコートが4面確保できる広い会場なので、どこまで届くか不安もありました。所持しているモバイル端末の関係で、同時配信できるのが隣接3面でしたので、その範囲であれば通信が途切れることなくお届けできました。こちらのWiFiレンタルどっとこむさんでは、オプションにモバイルバッテリーや中継機、有線接続ケーブルもあって充実しています。今回は、モバイルバッテリーのみ追加しましたが、中継機もあった方が良かったなと思っています。

配信環境③:モバイル端末

私が所持しているモバイル端末をフル稼働で配信しました。

  1. iPhone14 ProMax(プライベート)※アクティブ

  2. iPhone14(仕事用)

  3. iPhone11 ProMax(撮影用補助端末)

  4. iPad mini第3世代(撮影確認、遠隔操作用)

この4台の内、アクティブ以外の3台は、Wi-Fiルーターと接続して、常に9人制のゲームをLIVE配信することにしました。
アプリケーション内でWi-Fi環境下のLIVE配信では、上記端末は充分な性能であることが今回のチャレンジで分かったので、今後も活用していければと考えています。

配信環境④:電源ケーブル

モバイル端末もWi-Fiルーターも無限ではありませんので、やはり100V電源の確保が重要でした。モバイル端末を設置するのは観客席エリアなので、競技エリアの広さより、もっと広いことになります。私は今までも、屋内外でイベントを開催していたこともあり、幸いながら電源ケーブルが数個ストックありましたので助かりました。電源のことに気付いたのが出発直前で良かったです。これを忘れると、給電できない状態で配信することになり、今回のような、ほぼ全試合の配信は難しいと思います。
30mリールを3個持ち込んでも足りないくらい大きな会場でした。

配信環境⑤:三脚とクランプ

最近はスマホ撮影が主流となり、これらのガジェットも充実しています。ガジェットのヲタクである自分としては、便利で汎用性が高い物を購入しています。
三脚は、ビデオカメラからモバイル端末まで、あらゆる記録媒体の定点撮影に使用します。私たちバレーボールの界隈でも色んな三脚を使用して撮影している方を見かけます。今回は観客席から配信であったため、床の揺れに対応する必要性はありませんでした。撮影中、周辺の振動をダイレクトに拾うことで、映像が常に揺れている動画もよく見かけます。最低限度の高さ、強度、安定性を求めていたところであったのが以下の三脚になります。

大きいですが、安定感は抜群です。安心して定点撮影ができます。体育館の床は揺れるように設計されているので、振動するのは仕方のないことです。ですが、常に揺れた画面を見ているのはストレスなので、解消したいところです。プレイヤーと同じフロアで撮影する場合は、床の振動がなるべく伝わらない工夫と高さ、広い画角が確保できるように注意して設置しますが、観客席では、留意点や注意点が変わります。
各施設の仕様や注意事項によって変わりますが、私はクランプを使用して、観客席いちばん手前の手すりに設置します。そうすることにより、コートに近い場所から広い画角を確保できるからです。更に、三脚のように広いスペースを占有することなく固定できるという利点もあります。要するに楽なんですよね。

蟹バサミのクランプは、強固に固定できるのでオススメです。また、ダブルの蟹バサミは、お手元の自撮り棒を挟むことでモバイル端末の撮影バリエーションも増えます。このようなガジェットをたくさん購入してきて、手持ちのガジェットをどのように組み合わせれば、どんな面白い映像が撮れるのか、どんな場所で撮影が可能なのか、それをイメージすることで、お手元のスマートフォンがあなたの特別を再現できるようになると思っています。

配信環境⑥:マウント・リグ

モバイル端末の定点撮影におけるマウントの選び方は重要だと考えています。まず、しっかり固定できること。加えて、なるべく長く使えるように、マウント自体の強度も大事だと考えています。

リグは、スマートフォンを取り付けて両手で持ちながら撮影できるガジェットです。スマホを持ちながらって当たり前なのですが、リグに取り付けて撮影することで手持ち撮影が格段に安定します。指で支えるのと、両手でグリップを握って支えるのとでは大違いです。リグには、コールドシューのスペースが多いものを使っています。コールドシューに、マイクや照明を取り付けたり、コールドシュー対応のマウントを付けて、2台のスマホを取り付けることで、縦横同時の撮影を可能にします。当然、1/4インチのネジも取り付けられるので、三脚やクランプにも対応しています。
今回の定点撮影では、観客席から競技エリアにいちばん近い所に設置するということで、ボールが飛んできてぶつかったり、落下することも想定していました。その衝突・落下事故から端末を守るためにリグに取り付けて配信していました。事故等は起こりませんでしたが、マイクの取り付けや、小さい端末がより大きく見えることで、設置した場所で撮影しているんだなという周囲の視認性向上にも役立ったと考えています。

配信環境⑦:グリップ

普段から常用しています。片手撮影が安定するだけでなく、Bluetoothによるスイッチングも可能です。その他にも、1/4インチのネジに対応しているので三脚にも取り付け可能、スマホをホールドしたまま縦横に可変できる、撮影しながら本体バッテリーから給電できる、コールドシュー対応など、様々なシーンで活用できています。こちらのProGripは、global siteか国内クラウドファンディングで購入できます。

配信環境⑤〜⑦で解説したガジェットは、それぞれの相性もありますが、同じ規格を基に設計されているので、殆どが取り付け可能です。取り付けるのは容易でも、何かのタイミングで端末やカメラを取り外して手持ちにしたいとき、ネジを回すのが面倒だったり、それによって設置した箇所や角度が大きくズレてしまうことがあります。そういう手間を省くために、アルカスイスに対応したクイックシューを各所に取り入れることで、取り外しが簡単になるので安心です。

また、コールドシューの取り付け箇所が少ない媒体には、別付けのシューマウントがあると便利です。

このように、定点撮影から、手持ち撮影の切り替えをスムーズにできることで、急なことや、一瞬を取り逃がさない撮影が可能と考えています。

配信環境⑧:マイク

実は、音に拘りがあります。モバイル端末のデフォルトマイクもかなり性能が高くなりました。ですが、下記の別付けマイクを使用することで、集音した映像は迫力が増します。今回は、全端末にマイクを取り付けることができませんでした。Apple製品といえば、Lightning問題がありますよね。それにより、3.5mオーディオプラグからLightningに変換するアダプタが必要となります。近年は、アダプタなしでダイレクトに接続できるガジェットも増えましたが、カメラに取り付けることも想定して購入しているので、全てをiPhone仕様では考えていません。

SHURE製品はお高いですけど、コンパクトなマイクが高性能で使いやすいです。また、イヤフォンを取り付けて集音状態をモニタリングできるので、音の入り方を撮影する前からチェックできます。屋外撮影が多い私には、ウインドスクリーン(モフモフ)が必須なので、上記のセットアップは即購入を決断できました。

こちらは、単一指向性と、前後を集音できる指向性の切り替えができるマイクです。カメラとモバイル端末のどちらにも対応しているので助かっています。ウインドスクリーンの性能も良く、とても気に入っています。
集音マイクの取り付けにより、観客席からでもコート内のコミュニケーションを拾うことができます。それが、映像をよりダイナミック、且つリアリティあるものにできると考えています。

3.5mオーディオプラグからLightning入力に変換するアダプタも必須です。
最近では、海外製の格安アダプタも多いですが、私はアップルの正規品を購入するようにしています。安いからと飛びついた商品が3極までにしか対応しておらず、1,000円以下でも使えないアダプタを購入したことがあるからです。更に、ホワイトノイズの発生にも影響が出ると感じているので、なるべく正規品を購入することをお勧めしています。

鋭指向性のショットガンマイクも所持しています。これも使い方次第で、音で人を釘付けにできることがあります。

更に余談ですが、モバイル端末やカメラに取り付けるワイヤレスマイクも数台所持しています。大好きなDJIとCOMICAのマイクを、とても大事に使っています。こちらは、インタビューやイベントのMC用に重宝しています。スピーカーとリンクさせることもできるので、屋内外のバレーボール教室で、講師役に付けてもらい、スピーカーを通じて会場中に音や声を発信することで、イベントをアピールしたり、注目してもらえるようにしています。音や声が通る、拡がることは、人の五感を大きく刺激するので、私の活動では重点的な項目として捉えています。

実は非常に多い反省点・・・

今回は、LIVE配信で実際に仕様したアプリやガジェットを、記録として書かせてもらいました。結果的に、今回のチャレンジは成功だったと思っています。Wi-Fi接続端末では映像の固まりやカクツキも、ほとんど見られませんでした。(皆さんの視聴している端末や通信環境で、観にくいということは発生する可能性があります)これから全てのアーカイブを確認していきますが、その作業の前でも既に反省てが山のようにあります・・・
ですが、大会3日前に決めて準備したLIVE配信で、今回のクオリティは高評価を得られると感じています。
これからの課題も明確なので、今以上に、より簡単に自主配信できるよう工夫していきたいと考えています。
今回の記事はここまでですが、それぞれの内容を深く掘り下げる記事も書こうと考えています。特に仕様したコミュニティアプリの使用感については、自分の振り返りと今後の活用も含め、大事なことだと思っています。
また、配信系の記事を書いたときにお知らせします。

器用貧乏なんて大いに結構(爆笑)

これまでも撮影だけでなく、音取りや編集、動画配信プラットフォームの活用など、色んなことを自分でやってみたくてチャレンジしてきました。その為に、お金も時間も使い倒してきました。まだまだ、無駄なことに自分のアレコレを使い倒していくと思います。だって、やってみたいことや興味あることにチャレンジしている時間って、とんでもなく楽しんですもの。自分の知らないことを知られることや、実際に起きるトラブルを体験できて経験値として蓄積できるのが、とても幸せなんです。クリエイションができる、仕事になるというレベルには到達できなくても、やりたいと思ったことには、ダイレクトにアクセスしていきますので、これからも皆さんお付き合い下さいね!

最後に御礼を

今回のチャレンジを快諾してくれた上村さんには本当に感謝しています。
また、BOOST CUPで出力高いプレーを見せて下さった各チーム、各プレイヤーの皆さんの理解と協力がなければ、この2日間はこんなに充実していませんでした。改めて、今大会に参加、参画された全ての皆さんに御礼を申し上げます。ありがとうございました。今回、LIVE配信の様子を現地で見られた方、そして、この備忘録を見られた方が、自主配信にチャレンジしてみようと思ってくれたら幸いです。
これまで、私の駄文長文にお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた、どこかの会場でお会いしましょう。


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