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初めてカマキリ触りました

 苦手な生き物はいますか?
  人間が一番…といった話ではなく、死ぬ気で戦えば勝てるけど恐怖を覚えたり忌避感を持ってしまったりする、例えばハ虫類が苦手とか虫はちょっと…とか、。

 我が家では家の中に虫がいた場合、処理班は母です。トカゲのしっぽや蛇の脱け殻(ご本尊に会ったことはないのです)があった場合は私が処理班になります。
 母は硬そうな外装の子に強く、私は鱗の子に強いのでワークシェアリングがうまくいっています。

 大人になると、子供の頃は触っていたテントウ虫さえ少し嫌だなと思うようになっていました。
 でも、 植物を育てはじめてからは、虫クンに慣れてきまして、鎌で芋虫に退いてもらったり、ミミズを掘ってしまっても「ごめん。」と思うだけで嫌悪感(なんて失礼な私!)は薄くなってきたのです。
 それでもカマキリはキビシイ。眼が怖い、鎌が怖い(私も鎌を持っているのに…)、関節が怖い。

 先日、キュウリを収穫したさいに、子カマキリ諸とも収穫してしまいました。今までなら、母を呼ぶか、掃除機で吸おうか悩むところです。
 でも、生き物好きなnoterさんの記事、命の記事など拝読してきたせいか、掃除機は考えませんでした。母に…と寸の間、考えたのですが、自分で連れてきたのですから外に連れ帰るのも自分でやろうと…。
 
 はじめてカマキリを触りました。子カマキリなのに手に乗せようとすると、物凄い嫌がり方をします。揺らぐ決意と戦い、どうにか(文字通り)掌中に収めると、暴れているのかチクチクと痛みが走ります。
 噛んでいるのか刺しているのか(恐ろしすぎて)確認できませんが、こんなに大きな相手(私)に、蟷螂の斧(本物)よろしく抗うのです。
 蟷螂の斧は、私の心を刺しました。
 noterさん皆さん、とても温かく、ここにいる限り、私は優しい世界に住んでいられます。
 でも少し、現実を疎かにしてしまっていた気がするのです。
 早めの夏休みにすることにしました。
 

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