命日
何となく御供花を買って帰ったら、今日は祖父の命日でした。
日付までは覚えてなかったけど(おじいちゃんごめん)「何となく」の感覚に従うと、世界はうまく回るようにできている。
祖父が亡くなったのは20年以上前。
ちょうど台風が来ているときでしたが、お葬式のときには台風一過の青空が広がっていました。
無口でしたが、とても働きもので、優しい人でした。
↑これをよく母から聞かされていたので、母はけっこうなファザコンだったのかも 笑
とても働きもので、車も行き渡っていない田舎で、早々にワゴン車だかマイクロバスだかを運転してみんなを送迎するなど、近所の人の世話をよくしていたようです。
ド田舎のしがない兼業農家ですが、田舎でこんなに多くの人がお葬式に来ることなんてない、と家人が誇らしげに語っていたのを覚えています。
お酒とタバコをやめるくらないなら、早死にした方がいい、と言って、農作業の合間に嗜んでいました。
体調に異変を感じ、病院に行くために呼んだ車に乗り込んだ、そのときに発作を起こして、数日も経たずして旅立ちました。
理想的な死の迎え方だったのかもしれません。
だけど、まだまだ60代。
私にとっては、祖父は生まれたときから「おじいちゃん」なので、当時は寂しかったけど、いずれ誰しも死を迎える、それを受け入れるという感じでした。
でも、自分も年を重ねた今、周りの60代の方を見るとまだまだ現役!
ちょっと若すぎたんじゃない?と今は思います。
魂は自分がやりたいことを実現するために、親を選んでやってくる、なんて話を聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
これ、生まれてきたときに、ご先祖様の培ってきた「徳」も身につけることができるらしいです。
この話を聞いたときは、遺伝子に組み込まれた情報を得るだけで、何の体験もしていないのに経験値UP、なんて、都合良すぎじゃない?なんて思ってたけど、
ひとつの生命が誕生する
その奇跡を考えれば、それくらいのことはできるかもしれません。
私は間違いなく、この勤勉さと周りの人たちを大切にしたいという思いを、ご先祖さまからいただこうとしたのだと思います。
いわゆる核家族で育ったこともあり、親戚のエピソードに触れる機会も少なく生きてきました。
そして、ヒーリングの世界に踏み入れてからも遺伝的なことってあまり引っかかることがありませんでした。
そんな私でも、子どもを産み、育てるようになって、生物的な意味でも、個性という観点からも遺伝の力というのを否応なく感じさせられています。
と同時に、ご先祖さまからの応援も強く感じるのです。
まあ、魂の世界の話なので、人間世界の私たちが望んでるカタチとは少し違うかもしれませんが 笑
(あのにっくき親が、私を応援してるなんて認められない!とかね 笑)
でも、ご先祖さまの誰一人欠けても、今の私はいなかったわけで。
そして、私がいなければ、この先繋がっていくはずの命もなかったわけで。
きっと全力で応援してくれてると思います。
形はどうあれ 笑
自分自身の特性は、自分自身が経験したことによって培われたのか、はたまた魂が持ってきたものなのか…なんて考えていくと、じゃあこれはきっと遺伝的に受け継いだものなんだなって分かると思います。
もうすぐお彼岸。
お墓参りに行く人も、行けない・行かない人も、亡くなった人に思いを馳せてみてください。
その「徳」いいんだけど、今の時代ならもうちょっとこうしたい!なんて変えちゃうのもありだと思います 笑
あ、ご先祖様とお話しするのは、午前の早い目の時間に太陽の方を向くのがいいらしいですよ。
では、まったね
with Love and Light
Aki
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