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三日坊主

この世には、「三日坊主日記」なるものがある。わりとたくさんある。
そして、たいていは三日坊主どころか、続いている。三日坊主の意味を知らないのではなかろうかと疑うほど、続いている。

念のため確認すると、三日坊主とは下記のとおりだ。
 飽きっぽくて、長続きしないこと(人)。【新明解国語辞典 第六版】
 飽きやすく何をしても永続きしないこと。
 また、そういう人をあざけっていう語。【広辞苑 第七版】

広辞苑の用例には「日記は––で終わった」とあるから、日記は三日坊主というのが相場なのだろう。

わざわざ「三日坊主日記」と謳っているのに、続いているものが多い。
三日坊主も立つ瀬がないだろうに。いったいどういう料簡なのかと思う。
三日坊主の風上にも置けない。

しかし、「三日坊主日記」と名づければ、長く続けられる可能性がある。
日記といえば三日坊主のジンクスを破るおまじないなのかもしれない。
試しに「三日坊主日記」をはじめてみようか。

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