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不登校は子どもの選択

不登校でかえってよかった

小学6年生3学期と中学3年間不登校だった娘。今思えばその当時はお先真っ暗状態でしたが、その娘、現在通信高校の2年生になっています。

どうしているかというと、自分のペースで学校へ行き、友達と遊び、アルバイトまでしています。私からお小遣いをもらうこともあまりなくなりました。とても自立しています。

娘は起立性調節障害がきっかけで学校へ行けなくなったのですが、1年くらいかけて体がよくなっても今さら学校へは行けない、といった感じでした。
私もとにかく「義務教育が終わってくれ」と内心思いながら、学校の先生に「すみません今日もお休みします」と言い続けてきました。

振り返ると精神的に親子で大変な時期ではありましたが、今となってはよかったなと思っています。

何がよかったかというと、娘は自分の嫌なことは極力避け、自分の意志で好きなことをするようになったということです。え?嫌なこともやらないとダメなんじゃないか?と思う方が大半でしょう。しかし、あまり言うことを聞くいわゆる「良い子」ではこれからの時代、私はよくないと思っているのです。

考えて自分の意志で行動する

私の子育ては「あれしろ、これしろ」と言わず、「どうしたいのか?」ということを問いかけながらやってきました。自分の頭で考えて行動をしてほしかったからです。

人に言われたことだけを自動的にするようでは奴隷です。せっかく生まれてきたのなら、自分の好きなことを精一杯やってほしい。それしかありません。

だから私は無理やり学校へ行かせることはしませんでした。なぜならば不登校は本人の選択だからです。親にできることは何もないのです。

母の日のカーネーション

先日の母の日には、アルバイトで稼いだお金で私にカーネーションを買ってきてくれました。初めてです。

親に気を遣うようではいけないと私は思っていたので、母の日のプレゼントを即すようなことは一切言わなかったし、娘も「母の日?何それ?」といった感じでいました。(先生に言われたからやる、とかそういう子ではないのです)

気を遣われるのも嫌でしたから、いつも通り何も期待しておりませんでした。しかし、娘はとうとう私に自分の意志でプレゼントを買ってきてくれたのです。何だかんだで嬉しかったな。

母の日のプレゼント

心配はいらない

不登校は何も心配することなんてないのです。しっかり心も育ちます。心配している親の姿を見て、「自分はダメな子だと思いこんでしまう」ことの方が危険です。

残念ながら親にできることは何もないので、親は親で自分の人生を歩むことです。そうすると、子どもも重荷から解放され、何か行動を起こすでしょう。子どもと自分を切り離す、親の成長の時期となるでしょう。


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