実家にいたころ、好きだった母の声がある。 週末、二階の子供部屋に、 「朝だ朝だ~よ~♪」と登ってくる陽気な足音と声。 朝に勉強する派だった私が先に朝ご飯を食べていると、 「昨日買っておいたパン見つけた?」と、 食べ損ねないようにと階段を下りてきてくれる声。 あぁ、あと、「好きだった」とは違うけれど鮮明に思い出せるのは、 昔から変わらずアラームは10分おきに掛けていた私が、 やっぱり昔から変わらず全然起きないものだから、 「ちーちゃんアラームうるさい..!!」と、 廊下を
久しぶりに開けたnote。 アカウントを作り直すつもりでいたけれど、 4年前の記事がどうしても消せなくて、 「まぁいっか」の気持ちで始める、再出発のnote。 社会人 ver. の私にとっての、はじめてのnote。 自己紹介。 大阪の病院で生まれ、退院直後から数年間を北海道で過ごし、 その後高校卒業までは京都。 「出身は?」に対する答えが、未だに分からない。 大学は東北のとある県で通い、卒業後東京にて就職。 現在2年目。 因みに関西弁は今も健全(というより死守)。 右
紡。私がとても好きな言葉。 自分の選んでコトバを紡ぎ、周囲との関係を紡ぎ、人生を紡いでいきたい。 そんな私が、最近よく考えること。 「私は新しい人に出会う度に、新しい自分に出会える」 両親にとっての、「娘」である私。 友達にとっての、「友達」である私。 そういった肩書のつく 大切な人との関係はもちろんやけど、 先にどうぞ、と よく滑り台で順番を譲ってくれた女の子。 急に思い立って行ったレイトショーで 1人映画っていいですよね、と照れ笑いしあった隣の女性。