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斧を投げる

新宿に斧投げバーというのがある。
木を切るあの斧を的に向かって投げて点数を競うゲームだ。

当社では5〜6人を1グループにして、
三ヶ月に一度、僕と懇親会をやるというルールになっている。
ただ飲むだけだとつまらないから、
「みんなで遊ぼう!」という僕の無茶振りで、毎回お店を探してくれている。
探すの大変みたい(ありがとね)だけど、みんな楽しんでるからいいか。
こういうのもパワハラになるのかな?
その懇親会で、
「斧投げバーに行こうよ」
となったわけです。

斧って投げたことありますか?
多分ほとんどの人がないと思います。僕も初めてでした。
ルールは至ってシンプル。
30センチくらいの長さの棒に付いた斧を、
3メートルくらい離れたダーツのような的に投げるだけ。
真ん中に入ると6点。円の外に向かって4・3・2・1点と点数が少なくなる。
10回投げて合計点を競う。

世界大会も開かれているそうで、大会の様子が映像で流れていた。
屈強なマッチョな男たちが、斧をダーツのように投げている。 なんだか簡単そうだ。

実際にやってみると意外と難しい。
まず、斧なんて持ったことないからなんだか怖い。
この恐怖が投げることを躊躇させる。
そして斧は回転させて投げるから、
的に当たる時に斧の歯の部分が来るように投げなければいけない。
回転数のコントロールが必要だ。
そして一番難しいのは、斧を垂直に投げること。
綺麗に縦に斧が当たらないと、的に刺さらず床に落ちてしまう。

練習が終わって、3チームに分かれていざ勝負!
一番点数が高かった人が決勝戦を行うというルールにした。
僕は初戦で負けちゃったけど、おまけ(権力?)で敗者復活枠で参戦。
空気読まずに優勝してしまった。

僕らの勝負を見ていたスタッフの方が
「はじめてなのにめちゃくちゃうまいですね!」
って声かけてくれた。
お世辞なのはわかっているけど、言われて嬉しくないはずがない。
褒められて調子に乗るのも僕のいいところでもあり、悪ところである。
「私よりうまいですよ!」
なんて言われちゃったもんだから、
「 じゃあ、勝負しましょうか?」
と勝負を挑んでしまった。

1ドリンクを賭けた5投勝負。
序盤リードを許すも、最終5投目で同点に。
延長線はサドンデスで的に近い方が勝ちというルール。
最初にスタッフさんが投げて10センチ。
そして僕の斧は的から5センチのところに刺さった。
ビギナーズラックとはいえ、勝ってしまった。

「是非、大会にも出てください!」
そう言われて調べてみると
「一般財団法人アックススローイング協会(日本斧投げ協会)」
というのがあって、2021年1月に設立されたようだ。

今年の7月には斧投げ日本一決定戦が行われる予定で、優勝賞金は100万円。
斧投げは海外では人気のスポーツらしい。

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斧投げの世界大会は「World Axe Throwing League」(WATL)が主催しています。WATLは斧投げの競技を統括する国際的な組織で、年間を通じてさまざまなトーナメントやリーグ戦を開催しています。

代表的な大会には「World Axe Throwing Championship」があり、世界中のトップ選手が参加します。この大会は毎年開催され、非常に高い技術と精度を求められる競技です。

特に北米(アメリカ、カナダ)で人気があり、多くの斧投げバーや競技施設が存在します。これに加え、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなどでも競技人口が増えています。例えば、WATLには数百の公認リーグやクラブが加盟しており、それらのリーグに所属する選手が多数います。

(ChatGPTより)
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とはいえ、まだ競技人口も少ない。
しかもオリンピック競技になるかもしれないという噂もある。
もしかして「中年の星」としてオリンピックに出場??
人生何が起こるかわからない。

特技はなんですか?
って聞かれた時、ゴルフって答えるのもつまらないと思っていた。
今度からは 「斧投げです」
って言ってみようかな。
絶対「おお!」ってなるもんね。

7月に、初心者限定のビギナーズ大会があるようなのでエントリーしてみようと思います。
▼エントリー▼

一緒に斧投げしてみない?


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
マイ斧は2万円くらいで買えるみたいです。
もうすでに欲しくなってます。



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