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そうは言ってもやはり罹らないことが大切。退院後のコロナ感染者と非感染者の死亡リスク比較

(写真はルンド郊外のショッピングモールに設けられた接種会場の行列)

ロンドン・スクール・オブ・ハイジーン・アンド・トロピカル・メディシンと英国のオックスフォード大学の研究者によると、covid-19 に感染して入院した25,000人の患者の全員が退院し、退院後1週間生存していたにもかかわらず、感染しなかった集団12万人以上の被験者と比較した結果、covid患者は退院後の次の数ヶ月で再び入院したり、多くの特定の原因で死亡したりするリスクが2倍以上高いことが判明しました。(スウェーデンの代表的な新聞Dagens Nyheter2022-01-26)

この研究では、感染者の集団と非感染者の集団を公正に比較するために、年齢、性別、民族、肥満の有病率、合併症、およびcovid-19で重症化するリスクの度合いに配慮したそうです。

また、原因に関係なく観察したところ、元covid患者だった人の死亡リスクは非感染者の4.8倍にも上ったそうです。

現在、スウェーデンの18歳以上の国民の3回目接種率は約45%、政府は接種率が高まれば規制の解除を早めると言っていますが、そう言っている間に、すでに隣国デンマークでは規制が解除されました。(同じくDagens Nyheter2022-01-26の別の記事)

コペンハーゲンの図書館に行く用事があるので、全ての規制が解除されるのは嬉しいのですが、デンマークからルンドに帰る電車では必ず書類のチェックがあるのでそっちの方が面倒。検査のせいで電車も遅れるし、ただでさえ主要通勤圏内の電車に、スタッフの感染拡大でキャンセルまで出ているし。

路線バスも一旦取り払われた黄色いテープ(前の運転手側からは乗車できないようにさせるためのもの)が再び登場。

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写真はルンドから郊外へと向かう中距離路線バスの車内(前部は立ち入り禁止になっています。運転手を感染から守るためです。)


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