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きっと私も、誰かのこころを軽くしている

サザエさん症候群、なんて言葉が昔からある。

子供の頃、その真意は理解できなかった。
シゴトってそんなにたいへんなの?

だけど大人になった私は当然、理解できる。

日曜日の15時ごろから、モヤっとした姿が現れては消え、現れては消え…と。

理解どころか体感している。


昨日の日曜日も絶賛サザエさん症候群にかかっていた。
ここ数週間繁忙期が続き、より一層憂鬱である。

ストレスで生理も遅れている。

「早く仕事やめたい!!」

そんなことを思いながら通勤する。
会社に着かないでくれ!と思っても、あっという間に会社だ。

仕方がないから、仕事をする。
仕方がないから、やる気をだす。

、、、

そして仕事の合間に、たわいもない同僚と話をする。

聞けばみんな、月曜日が嫌だったと言う。
でも、次第に話題は休日の楽しかった出来事を話しに移る。

そうそう、そういえば私も休日にこんなことして楽しんだ、という話をする。

…気づけばあっという間に、私の心は穏やかになっていた。

やはり、女性にはおしゃべりが必要不可欠のようだ。

私は「仕事がとても嫌だったけど、みんなと話してたら元気になってきた」
と、素直に伝えた。

「本当!?よかったー!今度お茶行こうね!」
と、同僚は嬉しそうに言ってくれた。


会社は思っているほど、悪いところではない。
嫌だ嫌だと思う自分の思い込みが、日曜日のサザエさんと共に姿を現すだけなのだ。

しんどい。嫌だ。辞めたい。
仕事をしている限り、この感情は切っても切り離せないものだろう。

だけど、この感情を何らかで軽減させて、生きていくしかない。

昨日の私にとって、それは同僚とのおしゃべりだった。

もしかしたら、同僚にとってのそれは、私の言葉だったかもしれない。

自分も誰かの心を軽くしてるかもしれない。

誰かのおかげで自分が嬉しい、楽しい気持ちになったら、素直に言葉にするべきだ。
なぜなら、誰かを助けることばになるかもしれないから。

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