「温泉記」狭山郷温泉 虹の湯 大阪狭山店 

"サウナイキタイ"というサウナを社会的に、そしてポップに浸透させていこうぜ!!と言わんばかりの
青春と美女と若々しさを上手く混ぜ合わせた
明るめのポスターが沢山貼ってあった。
ちなみにだがそのポスターには店舗によって幾つかの種類ある。何種類あるのだろうかと考え始めそうになったが、何かウザいなと感じ始めたので辞めた。
虹の湯に貼られていたポスターは、1人の美女が主役のような雰囲気で、ソロショットのポスターが多かった。
絶世の美女だ。マットな写真もより良かった。
(この「良かった」にはエロかったが多く含まれている)

虹の湯は多分2年ほど前に1度行った事がある。
つまり2年ぶりな訳だ。

サウナの部屋の電気は真っ暗で
オレンジの間接照明が点々と並び放つ光と
恐らくかつての出口だったはずの扉についている小窓から差し込む光で成立している。
テレビは無くなっていて、テレビが元々あった場所には大麻のようなもの、あるいは公園に年中枯れないで存在している草のようなものが飾られていた。
ここは宗教なのかも知れないと悟りそうになった。
蒸し蒸しとして、呼吸はしやすいサウナだが
中国の修行部屋のようなものに変化していた。
2年前に来た時は、もっと親しみやすい極一般的なサウナがこんなにも洗練されてしまったのかと、サウナの社会的な浸透度に感動した。

正直なんだかそこは、俺が今まで入ってきたサウナとは程遠いような感じがしたけれど、入ってしばらくしたら過去1で集中出来る場所で、目を瞑ればアロマの香りが漂っているサウナ室は、自然の中で太陽と月に照らされた異空間な気がしてた。日が出ている時に来る事がオススメだ。ちなみに僕の好きな席は自然光がドンピシャに差し込む一段目の席だ。光に照らされた汗ばんだ身体を見ると、まるで自分が強者のように感じれる。
あれは良い。

830円というのが少し引っかかっるポイント。
830円もあればすき家でチーズ牛丼のメガが食えるはずだ。だがあれも良い。

ちんちんにタオルを巻き
いや、おちんこにタオルを巻き
いやちんちん様にタオルを巻いて
さらに頭にとタオルを巻き
あぐらを組んで座禅を組み汗をドバドバ出す1回目。
両足を下ろして膝に手を置き
呼吸に意識をおく汗ドバドバ2回目。
3回目はどんな座り方をしたのか忘れた。
ただまぁドバドバ出ていたのは確かだ。

そういえば1回目のサウナ後に底が浅くて
何かこう広さと深さが微妙な
ちょっとウザいなと感じて入っていた水風呂に浸かっていた時に、横を通り過ぎたハゲのおじさんの頭から血が出ていて、それも濡れているせいか綺麗に頂上から流れていて、手に髭剃りを持っていたので「あぁそれで頭もやっちまったんだな」って思って、他の客も目では追うけど別に言うほどでもなくて、何かちょっと異質だった。
それで外気欲はどうだったのかというと
これはまた良かった。とにかく色々な外気欲を楽しめそうだなと思えた。外気欲ポイントが多め。
人それぞれの外気欲を楽しめそうだと思える。
椅子も多いし、形も様々で
外は少し寒いと感じる人に向けてなのか
室内でも出来るし、外には寝転べるタイプの椅子もあって、まぁ色々ある。
僕は、外に合った寝転べるタイプのよくある椅子で
外気欲を満喫した。
2枚のタオルは汗でぐっしょりだったので一度洗い
そして超絶熱い熱湯でひたひたにしたまま外に持って行き、身体の力を全て椅子に預けて、ちんちん様と、お腹辺りにタオルを2枚ひく。
これがまた良い。
この時期ヒンヤリとするはずの身体には堪らんのです。
そして空を見上げて思うのです。
あぁ世界は広いなぁ、明日から東京かぁ。(1週間の東京生活に出発。目的:不明)
冒険のメンタルに切り替えないとだなと。

東本旭

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?