中途転職Findyの2022年プロダクト周りでやったこと
Findy IncでWebエンジニアの中途転職をサポートするプロダクト「Findy」でプロダクトマネージャーをしていますムカイ( @osk_kamui )です
今年入社してからこの1年間でプロダクトチームとしてカウントできる範囲で200近くの改善を行うことができました。
そこで年の瀬ということもあり、その一部をこちらで紹介させていただければと思います。
デザインマネージャーとしての2022年振り返りはコチラに書きました。
どんな1年だったか
土台作りと推進の1年となりました。
中途転職Findyの1人目プロダクトマネージャーとして、各所との関わり方、PdMとしての振る舞い、実務面での推進などなど色々と経験させてもらいました。
チームとしてはプロダクト史上最多のプロジェクトを進める事ができ、プロダクト改善を大きく前進させられたと思っています。
一方で採用はなかなかうまく行かず来年への宿題となりました。引き続きプロダクトの磨き込み、そしてアウトプットを増やし一緒に働いていただけるメンバーを増やしていければと思っています。
主にやったこと
■企画周りのフォーマット化
課題を解決する上で必要な情報を抜け漏れなく共有するために文書や会議体をフォーマット化していきました。
解決した課題
当時は決まったフォーマットがなく、情報を探すのに時間がかかるなどコミュニケーションコストに伸びしろがありました。
そこで、背景・ユーザーストーリー・成功指標や仕様など関わる人が知るべきものをまとめてフォーマットとしました。また優先順位の付け方(会議体)やプロジェクトの採番、進め方も整理しプロジェクトをより早く多く推進するための土台が作られました。
■ユーザーインタビューの仕組み化
定期的にユーザーインタビューを行える仕組みを整えました。
解決した課題
以前からユーザーインタビューを行っていたのですが、実施に至るまでは各々のやり方でやっていました。より多くの声を聞くために定常的にユーザーインタビューができる流れと記録を残すルール(ドキュメンテーションや録画)などを作りました。
■スキル偏差値/想定年収予測のバージョンアップ
中途転職Findyのコア機能であるスキル偏差値と想定年収予測をアルゴリズムチームやその他のチームと協力しながらアップデートしました。
解決した課題
両機能はコア機能でありながら利用データやアルゴリズムなどが少し最新でない点が伸びしろとなっていました。正しくスキル偏差値を測れる事はエンジニアの現在地を知るために重要、また想定年収予測も未来を見据えるために大事です。そこで今回のアップデートでより正しい現在地と少し先の未来を知る事ができるようになりました。
Twitterトレンドにも載り、エンジニアの皆様にこれからも引き続き価値提供していきたい所存です。
■イベントアーカイブ
中途転職Findyで行われたイベントを後から見返せる機能になります。
解決した課題
エンジニアのキャリアを考える上で、イベントは非常に有用である事は自明です。しかしその多くは流れる情報になりやすくキャリアを考えるエンジニアにとって得たい情報が得られない事は、伸びしろと考えていました。
そこで参加できなかった方のために後からイベントの動画を見返せるようにし、キャリアを考えるきっかけ、参考にしていただけるようになりました。
■メッセージ画面リニューアル
企業とユーザーがマッチングした際にメッセージをやりとりする画面の内部設計、UI共にアップデートを行いました。
解決した課題
該当の画面は非常に重要でありながらも、設計が古いため改善が進みにくく画面サイズの対応やボタンの位置、エラーの表示箇所など、使いにくい箇所が散見されていました。そこで設計から見直すと同時にUIもアップデートし、その後のユーザーインタビューでは皆様より高評価をいただき、今後の改善の第一歩としては良い改善を行うことがでたかなと思っております。
■法整備に関する対応や内部統制周り
社内ツールや企業様向けに提供しているプロダクトなど、成長を見越した上で事業をより健全に運営できるような対応を行いました。
解決した課題
プロダクトを安心して使ってもらうためには法やルールに則った事業運営が欠かせません。もちろん普段から法やルールを厳守して運営をして参りましたが、そこからさらに事業の成長を見越した時に伸びしろがあると判断いたしました。この対応を行った結果事業がより安心安全に運営する事ができ、次のプロダクト改善の一手が打ちやすくなりました。
■中途転職のオペレーション周り改善
転職をサポートさせていただく中で、多くのオペレーションが行われています。そのオペレーションの一部をプロダクトに落とし込んでいきました。
解決した課題
様々なオペレーションが走る弊社、しかし時間が経つごとに複雑になってきている部分が伸びしろとなっていました。オペレーションが複雑になる事は人為的ミスを引き起こす可能性が高まり、また新しくジョインした方の習得難易度を上げる事にも繋がります。そこでオペレーションを担当部署と共に見直しながらプロダクトに反映をさせていき、より効率よく効果的に転職希望の方をサポートできるようになりました。
さいごに
おおまかな記載となりましたが、みなさんの1年はいかがだったでしょうか。(ちなみに弊社のエンジニア達は開発がめちゃくちゃ早いのでおそらく細かいものまで記載すると年が明けてしまいそうでした)
是非この記事をみたプロダクトマネージャーの方はどんな1年だったかを振り返っていただけると良いのではないでしょうか。
また、改めてプロダクトを一緒に作ってきた方々にお礼をお伝えしたいとしたいと思います。ありがとうございました。
最後となりますが、Findyでは共に課題を解決していくプロダクトマネージャーを募集しています。
それではよいお年を。
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