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【コラム】アスパラガスでいよう

ウーバーイーツ
イーハトーブ

ウーパールーパー
シンディー・ローパー

これも韻 あれも韻 たぶん韻 きっと韻
私の言葉の水中花


ルッキズムを新種のアスパラガスかなにかと思ってた。
エッフェル塔の前でニョッキポーズで記念撮影する女性議員、わてら陽気なかしまし娘。
意味の知らない言葉がズッコケニュースとごっちゃになった。
尚更ややこしくなった。

ルッキズムとはそのまんまLOOKSのISM。
見た目、外見を侮辱しないこと。
いつからルッキズムが周知の言葉になったのだろう。

固定チャンネルをNHKにしてから流行り言葉に益々疎くなった。NHKのせいじゃないけど。
それを知る頃にはもうスタンダードかつ今更?になっている。

ハゲもデブもルッキズムに反する。
それで飯食ってるお笑い芸人もいるのだが、どこまでがよくてどこからがいけないのか。
このままだとハゲもデブもいつかピーが入る。
放送禁止用語になる。

今は言っちゃいけない空気でハゲもデブもオブラートに包むか、包むことを諦め触れない。
時は流れハゲもデブも死語になり、古典になり、ハゲ?何それ?になる。

隠すと見たくなるのが人間のいやらしくも悲しい性。
チラリズムとルッキズム。

そんな未来になったとしても知りたい者は調べるだろう。


●デブ(読み:でぶ) 太っている、肥えているさま、また、太っている人という意味。


その頃にはググるなんて言わないんだろうな。
どのように検索しているのだろう。

そして、調べた人はデブの意味をはじめて知る。

そんな世界、言葉はどうなっているのだろう。



心配性の私がまた考えても仕方ないことを考えている。

考える葦でいるうちは私はかろうじて人間なのだろうけど。

エッフェル塔を背景にニョッキニョッキとポーズをとりながら笑う国会議員を反面教師に。

上辺だけのルッキズムに振り回されないように。

そう。アスパラガスのようにすくすくと。




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