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【エッセイ】た・わ・ご・と

今から戯言を書きます。
ふーん、と思って流してもらえたら御の字な、その程度の戯言です。

これはコロナワクチンを接種した私の体験談です。

私が打ったコロナワクチン(ファイザー)は全部で3本(本数の表記にすると急にドリンク感が出る…)
最後に打ったのが昨年2022年の5月、ゴールデンウィーク前だった。

当時私は喫煙者で、1日に10本くらいニコチン1ミリのマイルドセブン(メビウス)を吸っていた。

酒は飲めないし飲みたいと思わないが適量なら百薬の長といわれているのに煙草は百害あって一利なしといわれてなんだかずるいなぁと煙草を選んでしまっている(別に二択じゃないが)自分が損している気がしていながらも、何かビッグイベントがない限り辞めるきっかけがないなと惰性で吸っていた。
辞めたくて仕方ないというより、辞められるなら辞めたい…その程度だった。


が、それは突然やってきた。

なんでもない、なんのビッグイベントでもないのにやってきた。

3度目のワクチン接種後、例の如く発熱し2日ほど休んでいた。

体もだるいから煙草も吸いたくない。
これは今までと同じだった。

体も調子が戻り机の上の定位置にあった煙草に手を伸ばそうとしたが

「(ま、別にいいや…)」

私はその手をひっこめた。
こんなことは珍しいことだった。
手を伸ばしたら惰性で吸ってしまっていたのに…。

それから数日して、私はハッとした。
ワクチンを接種してから煙草を一本も吸ってないことに。
なんなら吸いたいという感情がわかなくなっていたことに気づき驚いていた。

別に無理に吸うことないんだからこの気持ちに素直に従おうと軽く考えた。

そのゆるい決心(決心というほど決めてない)が今も継続している。
あれから1年半、一本も吸っていない。

いつの間にか禁煙に成功していた。
禁煙しようと誓ったわけでもないのに…。

煙草はもう吸わないだろうと灰皿もワクチン接種前に開封してあった煙草もライターも全て処分した。

イラッとしても、詩作に行き詰まっても、食後の一服も、不思議と煙草を吸いたいという衝動にかられない…かられないのだ!

これってワクチンのいい意味での副作用?
なんて結びつけている。
だってタイミングがあまりにドンピシャなのだから。

こんなこと言ったところで笑われるか変な目で見られるかがおちなのだが、まぁ、戯言ってことで書いてみた。

エビデンス?なんてものもないし、医学的にそんなの関係ないんだろうが、私には結果煙草を辞められたから経済的にも健康的にもよしだし、精神的にも全く負担になっていないから大歓迎な副作用ってことで納得している。

でも、副作用だとすれば、何なの?こんなピンポイントな現象は…。
嗜好を変化させてしまう副作用って…もし存在するなら怖くないだろうか。
そう考えると副作用で納得したくもないのも正直なところあるっちゃある。

とにかくこれは私の戯言です。
もう一度言いますね。
戯言です。


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