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血虚(「血」の不足)タイプの仔

「脾」は食べ物から「気・血・水」を作り出します。
「脾」と、「血」を身体の隅々まで届ける「心」の力が両方弱まると、全身に「血」が届かず不足してしまいます。

「血」は大事な栄養分でもあるので栄養が届かないと皮膚や被毛もカサカサになり、毛艶も悪くなってしまいます。
栄養が末端まで届かないので末端に症状が出やすいのも特徴です。
血行が悪く、体内循環が鈍ってしまうため、体内に老廃物もたまりがちに。

以下の特徴が複数当てはまった場合には「血虚」タイプかもしれません。
(ヒトもわんこも共通なのでご自身のチェックもしてみてください)

1.特徴

・やせ型で筋肉にもハリがない
・乾燥肌
・被毛がパサついていて艶がない
・舌が白っぽい
・不安症や恐がり
・爪が薄くて割れやすい
・コロコロ便
・おしっこの量が少ない

2.毎日のケアでできること

・夜は早めに寝かせてあげましょう
 ∟ 「血」や「水(津液」は、夜ゆっくり休むことで増えるといわれています
・適度な運動させてあげましょう
 ∟ 「血」を巡らせるために適度な運動は必要ですが、体力が低下しているのでゆっくりのお散歩などがおすすめです
・ノーズワークなど頭を使う遊びは控えめにしましょう
 ∟ 脳や目を過度に使うことは「血」の消耗に繋がります

3.おすすめ食材

「血」を補うとされている食材+エネルギー源の「気」を補う食材をとりましょう。
・「血」を補う食材例

黒米・黒豆・人参・黒きくらげ・ほうれん草・牡蠣・ラム肉・牛肉・豚肉・卵など
※ほうれん草のようにシュウ酸の強い野菜は、あく抜きしてから鰹節を一緒にあげてください(カルシウムの多い食材を一緒に食べることでシュウ酸の吸収を抑えてくれます)
・「気」を補う食材例
かぶ・山芋・アスパラ・椎茸・舞茸・鮭・鰆・カツオ・イワシ・牛肉・鶏肉・豚肉・ラム肉・ウズラの卵など
※いずれもあげすぎると今度は逆の効果が出るので適正量はおうちの仔に聞いてください

8タイプのご紹介ができたらいろいろな食材の薬効(身体のどこに作用するかなど)に続く・・・


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