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ALIVESTAGE Ep.9「オトアツメ feat.ORIGIN」 感想

ツキプロのステに飢えすぎて、公演数増やしました。
ノリと勢いと熱い友情の物語の青公演
絆と愛と光の物語の緑公演
そしてORIGINという名前の通り、ツキプロの並行世界の元となる世界の物語
ライブまで含めてとても素敵な時間を過ごすことができました。
千穐楽まで無事に幕が開きますよう。
以下はネタバレです。


SOARA

何を隠そう、バリバリの年上3人組のオタクなのですが、今回は本当に3人の関係性が尊くて青公演の間、何度も舞台上を拝んでいました。
最初期のSOARAの年上3人組を見ているかのような感じ?
全員同じクラスなのも、関係性も同じ(空と宗司は幼馴染で、モリは高校で出会った様子)ですし。
明るく、みんなの中心だけど、いざというときは抱え込んでしまう空。
空のことをちゃんと見ていて、理解しているからこそ、空のことを宗司に頼むモリ。
全員のバランスを見ながら、必要なときに必要な声かけをできる宗司。
優しさの塊でできた、SOARAの年上組の尊さが、これでもかと詰め込まれていました。
中でもMVPを決めるなら宗司かなと。
みんなを巻き込んでしまったことを密かに悩む空や、宗司にお兄ちゃんぶってみるちょっと強気なモリ(宗司に対するツンが、影山モリはとても美しい……好きです)をまとめて受け止めてくれる安心感。
いわゆるユニットのバランサーは、Growthなら剣介、SolidSなら里津花、QUELLなら英知あたりかなぁと思うのですが、SOARAはモリと見せかけて実は宗司だと思っていまして、そんなところが見られたなぁと思いました。
帝国世界に関してはこの後、ツキステ。8幕、スケステep4につながるため、この後彼らはどうなるかは作中では語られないですし、するんっとORIGINに戻ってくるので、なんというかORIGIN世界のみんなと一緒にちょっとしたドラマを見ていたような気持ち。
緑公演もですが、今回は「このメンバーで一緒にいることの運命的な絆」が描かれていて、それぞれのユニットが丸っと推し!!な私としては、大変に楽しませていただきました。
(そしてそのユニットのことを考えながらElementsを聞くと泣いてしまいます)

ライブパートは本当に新曲だらけで……!そうでなくても演奏しながらの歌って難しいだろうに自分のキャラのパートも歌いこなす内魂たちにいつも本当に感謝です。
リアルSOARAはここにいる……!
あと、相変わらず、声帯に豊永利行を宿している竜成くんはなんなんだろう……と、もうep9(SOARAは劇場版が最初ですが)なのにまだ思ってます笑

Growth

青公演が日替わり含めて笑いあり、ちょっとエモい青春ありな中、緑公演はもう「やや重め」どころか「激重め」発動のHOPE DIAMONDの世界。
見どころは山ほどあって、ひとつひとつ書いていたらまたとんでもなく長くなってしまうのですが、個人的には涼くんの
「ケンのところに行きたい」
と、そこからの剣ちゃんと涼くんの会話が堪りませんでした。
涼くんにとって眩しいけど手を伸ばしたくなる「光」はコウくんだとは思うのですが、彼にとっていつでも明るく輝いてくれる「太陽」は剣ちゃんだよなぁ、と改めて。
物語としては、その前にコウくんが既に衛の本体であるHOPE DIAMONDを壊すことを決めてしまっていたので、もしかしてこれ、コウくん1人だけ残るエンド……?と思ったら、ほんとそうでビックリでした。
ほかのメンバーが全員いなくなるエンドって、ツキステ。などの他シリーズ含めても初めてかと。
そして、そのラストを迎えて「悲壮」ではなく「前向きな未来」を感じさせるコウくんの力強さに脱帽です。
「ああ、よかったな」と素直に思えるのは、塩澤コウくんの強さ、かっこよさ、そして3人のなんの心配もなく、コウくんと「一緒にいる」演出のあたたかさ故だなと思いました。
いわゆるシリーズの絆が描かれる物語ではなく、よりユニットの絆にフィーチャーした物語だからこそ、今、4人が一緒にいる尊さが増す気がしました。
ツキ。っ子たちは本当に運命で結ばれている12人という感じですが、後続のSQ、ALIVEはほかの世界で大切に繋いできた絆がたくさんの世界に影響して、お互いに惹かれて、側にいる尊さがあるのかなぁと。

ダンスライブは緑公演の最初にHOPE DIAMONDを持ってくる人の心ないんか?(褒めてる)な名作セトリも含めて、最高なのですが、今回は本編内にあるORIGIN衣装での主題歌披露の涼くんの話を。
内魂の田中尚輝くんは志季役の凌生くんに
「弱点ないんですか? むしろ、何ができないんですか?」
と言われてしまうような人ですが、ピンヒールでのダンスもこなせるの、あまりにも強すぎます。
初日、目が点でした。
弱点はないのかもしれない。知ってた。

和泉柊羽

かわいくて、どこか弟感のある絡みを塚本志季と繰り広げてくれる上山柊羽。
初代SQリダズは柊羽の内魂が年上、志季が年下、ただ、お互いにすごいなと尊敬しあってる関係だったので、中々「志季から見た柊羽は、かわいい弟」みたいな感じはなかった気がします。
今のリダズは内魂の年齢も役と同じなのもあって、この「かわいい弟」感が2人から見えてくるのが、とても好きです。
今回のORIGIN時空の柊羽はアイドル時空でも皇子でもないこともあって、よりそのかわいさが出ていたかなと思って見ていました。
でも、俺が誰か1人のものになるなんて世界の損失だろうとか言い出したので、そこは目が点でしたが笑
ソノラのリヒト王子もめちゃくちゃよかったですね。安定感があって、名前の通り、光の王子様でした。
初日、知央くんがカテコで
「我々SOARA、6人でがんばります!」
って言ったときに
「SOARAじゃない、QUELL」
って言ってた翌日、緑公演の初日に、すっかりSOARAの一員かのようにソノラの王子をやっていたのを見て、実はこっそり笑ってしまいました……笑
この世界線なら、QUELLのほかのメンバーは同じくソノラに暮らしているのかなーと妄想。
SOARAのみんなやQUELLのみんなに囲まれて過ごすリヒト王子、幸せになってほしいなと思います……。

上山柊羽にとっては新曲であるEoNも素晴らしかった……イブメンバーと志季をバックに踊るのは豪華ですよね、やっぱりね。
クロスリ曲は個人的な思い入れがあるのもあって、見れて本当に嬉しかったです!
アイドル出身の北出壱流、ダンスは経験なかったよ〜な藍沢英知と瀬川壱星がいる中で、いつだって安定感のあるダンスを披露して、QUELLのダンスにバランスをもたらしているのが上山柊羽だと個人的には思ってるのですが、今回も安定感のある滑らかで素敵なダンスを見せてくれました。
柊羽の美しさやかっこよさはイブステのオタクに伝えられたと思うのですが、小ボケはちょこちょこ挟むものの、スケステ日替わりネタの切り札の1つであるエンドオブナイツを披露できなかったので、イブステとの合同のなにか(プロステとか)で、次はイブステのオタクに「上山柊羽のヤバさ」も伝えてほしいです!笑

篁志季

実はスケステがイブステにゲスト出演したのは、意外にも今回が初。
スケステオタク自慢の、原作から抜け出てきたような篁志季を、イブステでも見せつけてくれました。
ORIGIN志季、帝国志季、そしてHOPE DIAMONDの世界では闇の神ロキ(ただし、志季の同位体なので志季という認識で問題なし)
どの志季も、最高すぎて大満足でしたし、どこを切り取っても好きしかなかったのですが、特にロキ様は凄まじかった……。
闇の神らしくノルド王やリヒト王子(柊羽)を堕落させようとするムーヴを見せながら、その実、HOPE DIAMONDの中に閉じ込められている衛を救いたい気持ちで動いているという真相はもちろん、そのくせ最後はたぶん本当に「ちょっと戦いたくなったわ」ぐらいのノリでノルド王側で参戦。
しかも強すぎ。
恐らくイブステのファンの方と思われるお姉さんたちが志季の殺陣がやばいとおっしゃっていたのを、わかるよ……と思いながら聞いていました笑
初代の志季は見た目からして強かったですが、塚本志季はスケステ本編でも「ペラい」なんて言われちゃうぐらいのあの細い身体で、相手を圧倒する殺陣を披露するのがズルい。
青公演の帝国志季のお話も少し。
Growthちゃんたちを見て
「ここ1年ぐらいの付き合いで集団適合か、よっぽど気が合ったんだな」
的なことを言いますが、帝国世界のSolidSは、志季が病院でスカウトした人たちで、それまでの関係性は実は皆無。
恐らくこの時点では割と関係性ができてきてるのかなと思うのですが、帝国世界の志季にとっても、SolidSの3人は馬が合う特別な人たちなんだなというのがわかるのが、個人的にとても愛おしいシーンです。

ダンスライブ。
Elementsが早々に明かされたので、さすがにシクレ曲はないのかなと思っていたのですが、ありました。
しかもクロスノーツ。
個人的に思い入れもあって、大好きな曲です。
柊羽のEoNは前キャストでの披露があったものの、諸事情あって志季は今回が初披露。
個人的には次のスケステでソロをやるならさすがに「あの頃の僕らは」だと思うので、志季がクロスリ曲をやるなら、タイミングは正直、ここしかなかったかなと。
それに、クロスノーツもEoNも盛り上がる曲なので、ゲスト披露するにはピッタリ。
あと、このまま一生「クロスノーツだけ披露されてないことを覚えている亡霊」として生きるよりは1億倍マシだと思っています(SolidSのRE:STARTの後半のデュエット曲が披露されないまま5年が経っていることをずっと覚えている亡霊より)
あと個人的にはElementsのSolidSの個別のパートが本当に素敵で大好きです。
足上げがやばすぎる、ソリあがれな振付入ってるなどなどSolidSの魂を感じます……これはもう、J.U.Nさんありがとうございますというそれだけしかない……彼もまた、ステSolidSの魂だと思ってます。

あと、この人はやっぱりボケを忘れられないので2日目のカテコで塩澤さんが
「スケステの先輩方が来てくださって」
って言ってくれたときに、自分じゃないスケステの人を探して、岩佐さんに
「端でちょこちょこすんな!」
って言われてたのウケました(その岩佐さんも、塩澤さんに「岩佐衛さん」って言われて、「藤村衛役の岩佐まも……あ、岩佐祐樹です」とか言ってたけど)

HOPE DIAMONDの世界について

闇の神が志季、というのは実はちょっと意外……というか、あまりないパターンなので、そのあたりの考察を少し。
ツキプロにおける世界は「始まり」と「終わり」つまりツキ。の始さんと隼さんがそろっていないと世界が安定しない、とされています。アイドル時空や百鬼夜行の世界などは2人がそろっており、世界として安定し、順調に時代を重ねていくことができます。こういう世界は数が少ないとされています。
逆にそろっていない世界は同じ時を繰り返してしまったり、世界が崩壊に向かって進んでしまったりします(世界が安定している=悲劇が起きない、というわけではありません。世界が崩壊するようなことはないだけで、安定していれば世界平和とかではない)
このHOPE DIAMONDの世界、始さん隼さんの存在は明かされていないのですが、何百年の平和が……とか言ってたりして、なんだか安定している感じがあります(その世界の人が言ってるなら、隼さんが認識を操作してた、とかもあるのですが、ORIGIN時空で認知してるのでたぶん事実。志季もこの世界の面倒を見てますしね)
というわけで始さんと隼さんの2人が光の神と闇の神なら納得なのですが、闇の神は志季。
しかも志季は

この通り、始側の守護の人です。
ロキ様、確かにバリバリ物理攻撃の人ではありましたが、死や終わりを司る神様というのは、完全に隼さんの系譜です。
というわけでひとつ、妄想。
この世界、もしかしてこれまで1度も描かれたことのない「始さんだけが存在する世界」だったりしますか?
始さんは「たった1人で始めることができる」人です。
もしかして始さんは世界を1人で作って、成り立たせられるんだろうか?と、実はずっと思っていました。
生を司るであろう光の神が始さんで、もしかして1人で世界を支えているのでは、と。
闇の神である志季は、始側の人間なのでかなり歪な世界になりますが、完全に世界として覚醒した始さんのパワーで成り立って、世界が進んでいるのかも、なんて思っています。
このあたりは明かされないかなと思いますが、また新しいツキプロの世界に出会えてしまうと、これからもたくさん、いろんな世界を見たいよーとなってしまいますね!

15日ソワレ影ナレ&日替わりレポ

ツキステ。やイブステにも行くオタクですが、スケステに1番どっぷりではあるので、15日ソワレのスケステ組(というか主に志季)の暴れっぷりレポです。
わりと記憶は朧げですのでお許しを。

影ナレ
志「本日はスケアステージep10 月野奇譚 太極伝奇 -干戈騒乱-にお越し下さりありがとうござ」柊「いやいや、全部違う」
志「違ったか?(すっとぼけ)」
→正規の影ナレへ
志「お客様がカメラにうつり……映っちゃいます。なのでメイクがばっちりじゃないって人は今すぐトイレに行け。まだ十数分あるから間に合う。もう間に合わないって人はマスクでもしておけ。映るぞ」

5分前影ナレ
柊「本日はスケアステージep10 月野奇譚 太極伝奇 -干戈騒……」
志「長い長い長い、それさっきやったな」
柊「違ったか?」
志「違うし、それはそんなに強いボケではない」
(自分がやったのに……笑)

日替わり
衛、トレーニング後にアキレス腱を伸ばすなどストレッチ(右ばっかり伸ばしてるや〜あはは〜)
その後、ルームキーを探しながら退場

暗転

いつもの音楽(があるのです、ツキプロ食堂には)
センターにしーちゃん🎀
しーちゃん🎀「ここはツキ帝食堂!ツキノ帝国のお偉いさんとか、スタッフさんとか来る食堂。私はそこのおばちゃん、しーちゃん!」
しーちゃーん!
しーちゃん🎀「みんな元気〜?」
元気ー!
しーちゃん🎀「しーちゃん、せっかくここまで来たんだぞぉ? 小田急線が遅延して、食堂の人が来れないって言うから! みんな元気!?」
元気ー!
しーちゃん🎀「んー、しーちゃんも元気!」(途中から後ろに衛が出てきてて、倒れちゃったツキ帝食堂の看板を持ってくれてる)

しーちゃん🎀「さー、今日はどんなお客さんが来るかなぁ?あれ? まもちゃん。いたの?」
衛「ずっといました……」
しーちゃん🎀「あー、じゃあ手伝ってくれる? 今日、ちょっと催し物があって」
衛「催し物??」
しーちゃん🎀ステージセンターで指パッチン(ライトがめっちゃしーちゃん🎀に集まる)
しーちゃん🎀「それでは、出張!水早飲み対決、出場者の登場です!」
※水早飲みはスケステep9および先日の凌生くんのバーイベにて開催された対決です。円盤とレポを見てください……涼太役の尚輝くんもいました

上手から
柊羽(レグくん付き)
守人
宗司
涼太
の順でステージ最上段に並んでおり、ライトとスモークの演出と決めポーズをしている
衛「なんか演出すごくない!?」
しーちゃん🎀「はーい、じゃあ普通に降りてきてください」(雑めに)

柊羽「久しぶりだなしーちゃん」
しーちゃん🎀「久しぶりー! 柊羽さん、相変わらずスマートね!」(ep9日替わりにて、柊羽がパーフェクトスマートメンと呼ばれて、スマート!としーちゃん🎀と里津花ちゃんに言われるものがあった)
メンバー降りてきて意気込み。
守人「宗司には負けたくありません」
衛(インタビュアー)「内部、内部でバチバチしてます」
柊羽「水といえばQUELL、QUELLといえば水。負けません」
しーちゃん🎀「SQ背負ってるからね! がんばって」
水が配られて対決スタート
対決開始直後に柊羽がペットボトルのふたを開けて、ティーカップに注ぎ始める
しーちゃん🎀が「は??」みたいな顔をしている間に、なんと涼と宗司が同時に手を挙げて終了
しーちゃん🎀「待って。待って、今、私、柊羽さんに気を取られてて見てなかったわ。まもちゃん見てた?」
衛「いや、ほぼ同時で……」
というわけで同時優勝に。
しーちゃん🎀「イレギュラーですが、2人の練り歩きとします!」
涼くんと宗司、会場練り歩き
しーちゃん🎀「なぜただ水を飲んだだけなのに、あんなドヤ顔で会場を歩けるのでしょうか。私にはわかりません。なぜこの会場はこんなにも盛り上がっているのでしようか。私にはわかりません」
しーちゃん🎀「あ、ここだけの話、里津花ちゃんにも許可とってます」(スケステep9の日替わりは基本、全て塚本阿部コンビの作です)
練り歩き中に敗者の弁
守人「何もできませんでした……柊羽さんも何もできてないと思います……」
柊羽「まだ一口も飲んでないぞ」(ティーカップに注いでたので)

練り歩きから戻ってきて、感想タイム
涼太「ちゃんと勝ちたかったけど、宗司と歩くのも悪くなかったかな」
宗司「涼太と歩くのも悪くなかった」

しーちゃん🎀「はい、じゃあ退場!はけて!」(やっぱ雑)
柊羽「しーちゃん、またな」
しーちゃん🎀「最後までスマートね!」
しーちゃん🎀締めの言葉を噛む
衛「言葉が濁ったね!水じゃなくてね!」
しーちゃん🎀(え、うま……な顔の後)「暗転!!」

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