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秋葉友佑10周年公演 舞台『Diary』感想

劇場入ったとき、ちょうど流れていたのがWhite Loveで、ほかに雪の華とかも流れてて、開幕前から攻撃力強めでした(世代には)
というわけで、12/15マチネ公演、観劇させていただきまして、とっても素敵な時間を過ごさせてもらいました。
本編全然関係ないアフタートークを少し。
「終了後0秒でアフタートークって聞いたことない」
とみんなが口々に言ってたのと、3人はツキステ。からずっと一緒でしょ?と成さんに言われて
修斗さん「もう平井飽きしてるんで。こっちは。どこの現場に行っても平井さんがいる!!」
平井さん「噛めば噛むほど味が出ますから!」
秋葉ちゃん「え、🐢になるの?」
みたいな会話には笑った。最高。
以下はネタバレアリの感想です。


全体

カラオケBOXのDiaryには「Diaryノート」というものが置かれていて、そこには4つの都市伝説が書かれている。
再開発にともなって、年内で閉店することになったDiaryを惜しむ大学生のサトシ(秋葉ちゃん)は友人のケンゴ(太洸くん)や、店の常連たちとともに都市伝説をひとつずつ試していく。
4つの部屋で同時に曲を歌ったらタイムスリップができるという都市伝説の最後がもし叶ったら、その先でなんとかできるんじゃないか、と。
それが、なにも一生懸命やりたいわけでもない自分の、今、やりたいことだから、と。
結果なんてものはどうでもよくて、大学生〜社会人の4人+1人が、どたばたしながら、でも楽しく、そして実はしっかりと現実を見ていたのが、めっちゃくちゃ刺さりました。
都市伝説を追う側のサトシたちも、どこかで「この都市伝説は偽物だ」ってわかってる(実際、過去に「誰かが楽しんでくれたら」って気持ちで創作されたものだったし)
でも、それを受け止めながら、俺たちは自分のためにこの都市伝説を試すんだ!楽しむぞ〜!みたいな姿勢がめちゃくちゃいい。
それに答える都市伝説を叶えてる側も面白すぎるし(特に、どうせ閉店するし、部屋を物理的に破壊したところは……爆笑)
中高生のころの、どこか素直になれない、切なくてエモい青春じゃなくて、大人の青春っていう言葉が似合う物語。
でもその熱と楽しんでいる感じが「愛おしいな」って思えるから泣けてしまいました。
大きな泣けるポイントがあるわけじゃなくて、ああ、なんか愛おしいな、と思って胸がぎゅっとなる感じです。
サトシ(秋葉ちゃん)のめちゃくちゃ熱い!でも真っ直ぐに届く素敵なお芝居がど真ん中にあって、ケンゴ(太洸くん)のかわいさとノリのよさがあって、田中(成さん)のシリアスとおふざけの隙間を行く姿があって、そしてタツヤさん(修斗さん)のツッコミが冴え渡る。
え、ワタル(平井さん)ですか?ワタルについては↓で存分に。
端から端までフルスロットルの、80分でした。

ところでラスト、Diaryがグループ企業になって、ついに渋谷に進出だ!ってなってて、ビッグになりすぎてて笑いました笑
つまり田中さんは「親の跡を継いで、カラオケ店をやる決意ができてなかっただけ」で、めちゃくちゃ商才はあった、っていうことなんですよね……笑
サトシくんも店長になってて、ビックリでした。

ワタル(平井雄基さん)

いや、ほんとにおもろかったですね!
思い切りのよさと、勢いを見て改めてやっぱこの人すごい……となりました笑
特に、サトシたちが動画をタツヤさんに紹介するところ!
変なポーズで一時停止(みんなからの愛のあるいじり)→そのままみんながはけるので、止まってる(え、マジ?みたいなこと言ってたのがまた面白い)→修斗さんが舞台に戻ってきたときに、助けて!早く動画再生して!アピールするけど、めっちゃ無視される→ようやくサトシたちが再生してくれたと思ったら、今度は
「俺達、もうこの動画見るの2回目なんで、1.5倍速でいいですか」
と言われて、1.5倍速で配信の様子として演じる、と。
めちゃくちゃ早口だし(でもちゃんと言えてるし、1.5倍速ぐらいだなってなるのがすごい)動きもシュッてなるし、あそこはほんっっとに面白かったです!
あと女装のシーンも爆笑でしたね(カツラを落っことしたり、なんかちゃんと被れてなかったりするのも含めて)
成さんとのコンビでの勢いがすごすぎるし、なのに顔はめちゃくちゃ綺麗で、頭が混乱しました笑
扱いに長けた白年中……じゃないや、秋葉ちゃんと修斗さん、そして成さんが巧みに面白さを引き出してくれた結果なのか、ほんとに面白くて、これが見たかった!の気持ちが満たされました。

ちょうど見たのが、「彼」が観に来ていた公演だったこともあって、なんだか特別な時間でした。

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