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大それたことを成し遂げるまでの重要な3つのステップ

こんにちは、コーチングプレイス認定講師のあきです。

自分自身、「大それたことをやってのけた」と思いました。自分自身をこんなふうに認めるのは生まれて初めてかもしれない。

事が終わった後、あまりの疲労で何もすることができず、帰宅するなりソファに倒れこみ、2時間眠りました。

読んでくださっている方は「こいつ一体何をやったのか?」と思われるでしょう。
詳細を話すことができませんが、簡単に言うと進行の役割を果たしたということです。
自分の実感としては「果たした」どころではなく『やりきった、力を出し尽くした』という方がしっくりします。

とてもとても複雑な、PTAの話し合いの場でした。
この話し合いを、特定の親の子育てを非難し、小学校や町から排除して終わりにするような場にはできない。校長や教員の指導力について非難するのは本質的に何かが違う。


話し合いには、色々な人が参加していました。
現状に疲弊している人、長年の恨みで怒りを吐き出したい人、何が起きているかわからず説明を求めている人、不安に感じている人・・・教育委員会学校教育課も参加した緊急保護者会は、事前に学校が把握していた人数の3倍もの人が押し寄せました。
非常にセンシティブな場で、話をしながら泣きだす人もいる、終始そんな状況でした。

そんな話し合いの場で、開始15分後ぐらいに「あきさん、これこれこんな感じで進行して」と突然振られたのです。

「えええっ!!!」とびっくりマークを3つで叫びたいところです。しかしあまりにも場が重いので、隅でこそこそ打合せをすることもできません。
頭の中をとっさに駆け巡ったのは「できないよ、誰か別の人に頼んで」とぐずぐず断っている暇は無い、ということでした。

「わかった、やってみる」
そう言いはしたものの心臓はバクバクしています。「できるのか?」「やらなきゃ」「どうしよう」「もし失敗したら」「これだけの人数を捌けるのか、私に」「失敗できない」頭の中をものすごいスピードで言葉が点滅します。
いや、大丈夫、できる。絶対できる。無理矢理不安を捻じ伏せました。吐きそうでした。

なんとかなりました。そして、死ぬほど疲れました。


夫が驚いていました。
「自分の知るあなたは、そんなことをするような人ではなかったはずだ、表に出さない能力は元々あったのだろうけれど。なぜ、今のような感じになったのか。あなたを突き動かす原動力は何なのか」

私自身、不思議なぐらいです。何でこんな面倒で難しいこと、やってのけたんだろう。

今までを振り返ってみると、以下の3つがポイントだったのかな、と思います。

  1. 少しずつ慣れた

  2.  どんな形でもいいから、継続した

  3.  少しずつステップアップした


それぞれについて考えてみます。

少しずつ慣れた

私がコーチングを学び始めた時、何度も「人付き合いが苦手なんです」と言っていました。

職場では隣にいる人とどんな雑談したらいいのかわからず、自分の気持ちを表現するのが苦手(ちょっとした自己開示も必要ないと勘違いしていたのです)小グループでおしゃべりに花を咲かせている人たちがなんとなくうらやましいと思うのです、でも、そこにどうやって入っていけばいいかわからない・・・
そんな私がコーチングを勉強して、少なくとも1対1で話をすることが苦痛でなくなりました。週に一回、半年間続くコーチング基礎講座と、その後のセッション練習で少しずつ慣れていったのです。

コーチングを学ぶことで、性格が劇的に変わるというようなことはありません。今でも世界中の人とコミュニケーションとりたい♪みたいなことは絶対にないです。しかし、少なくともコーチングセッションという場では絶対に大丈夫、むしろセッションで人様のお話を聞きたいという謎の落ち着きが、いつの間にか生まれていました。

 

どんな形でもいいから、継続すること

ネガティブ野郎だと思われるかもしれませんが、以下、広い心で読んでいただけると嬉しいです。

私は他の人よりも行動が遅いです。過度の負担をかけられるのが嫌いで、自分のペースで色々なことを進めたいと思うタイプです。

コーチング基礎講座を卒業した方の中には、短期間のうちにあっという間に100人セッション、すぐに200人セッション達成、何なら基礎講座中からどんどん外部セッションをはじめる人もいますが、私は決してそのようなタイプではありませんでした。
どちらかというと「みんなすごいなあ、それに比べて私は…」と行動を起こさないくせに、ちょっと劣等感を味わいながらキラキラ輝いている人を少し離れた所から見ているような感じでした。


そんな私が、セッション練習だけは細々と継続しました。繰り返しますが『細々と』です。1ヵ月ほど誰ともコーチングセッションをしないこともありました。1ヶ月に1回、という時もありました。でも、完全に止まることなく続けたのです。
なぜ続けられたのでしょうか。


それは、コーチとしてセッションを続けていく中で「あなたに話をしてよかった」「考えがまとまった」と感謝される場面が必ずあるから。
『自分の話を、気持ちをわかってもらえた』と思った時、『そうか、こうすればいいんだ』と、気づいた時、クライアントは素の表情になります。ポジティブで貴重な瞬間です。セッションにはそんな瞬間があります。
コーチとして話を聞くことでクライアントがポジティブな瞬間を味わっている、力になっている・・・そう感じることは喜びです。


この喜びがあるから、たとえ途切れとぎれでも、うまくいかないことがあっても継続することができた。継続すれば自分なりの工夫が発生します。結果としてステップアップにつながっていきます。
「継続は力なり」使い古された言葉です。親や先生から言われるとイラっとすることがありましたが(笑)残念ながら、嘘ではないです・・・


 少しずつステップアップしていくこと

私が経験してきた場は、小さいものから大きなものへと段階的にステップアップしていました。

私がはじめて開催した雑談会は微妙な感じだったと思います。
「ドリームキラーはゼロ、承認し合うことが当たり前のコーチングプレイスなら、何とかなる」と理解しているから、失敗してなんぼ、という気持ちで開催してみた雑談会。正直なことを言うと「宿題だからやらなきゃ」(←と思っていたのです)「がんばらなきゃ」と無理やり企画したので、ゴールが見えていませんでした。
結果、スッキリしない気持ちだけが残りました(参加してくれた人、すみません)

次に開催したのが少人数の勉強会でした。共同開催の形ではあったけれど、フェイスブック上で繋がっていなかった人にも参加してもらうという、私にとっては心臓バクバクのチャレンジです。
ここで、はじめて手応えのようなものがあった気がします。心のどこかでは「おまえ、こんなんでいいの?」と足をひっぱる声が常に聞こえるけれど、感謝を言葉にしてくれる人の存在が励みになりました。


関連して、一歩先ゆく先輩をお招きして、体験をシェアする会を開催した時は、結構多くの人が集まってくれて、感謝の声をたくさんいただきました。その時も、小心者の慎重さんなので「こんなに感謝してくれるなんて、みんないい人すぎるだろ」とびっくりしていました。そして少し、図にのりました。
ここで「参加者とのコーチング的な対話を基本とした進行」というスタイルを掴んだのかもしれません。

その後、コーチングプレイス以外で少人数の運営委員会の進行をすることになりました。
この段階では、私がよく知らない参加者と一緒にいくつかのテーマで話し合いを進めるという、数年前の自分からするとびっくりするようなことを毎月やるようになっていました。緊張しないわけではありません。いつも心臓バクバクです。

バクバクしているけど、繰り返すうちにだんだんストレスを感じなくなりました。そのうち、予測のつかない参加者の発言をその場でさばいて、なんとなくまとめるという、これも数年前の自分からするとびっくりするような芸当ができるようになりました。

そして最後に冒頭の「大それたこと」です。

練習するなら足のつくプールから始めなさい、と言う言葉があります。
水泳を習い始めた人が突然ドーバー海峡を泳いで横断するのは誰が考えても無理でしょう。どんなに泳ぎが上手な人でも、最初に足のつくプールで顔を水につけるところから練習し、泳法を身に付け、プールで泳げるようになってからやっと遠泳デビューすると思います。
私は知らず知らずのうちに、 全く同じことをやっていました。

①少しずつ慣れた ② どんな形でもいいから、継続した ③ 少しずつステップアップしていた


思うに、このどれか1つだけでは今に到達しなかったし、1つが欠けても難しかったのではないかと思います。


目新しさも派手さもない習熟法です。はっきり言って、地味で、時間もかかります。悩みを解消したくて思わず飛びつきたくなるような、キャッチーな文言はどこにもありません。
だけど、私には正解だったのだと思います。

あなたが何かを成し遂げた時の要因、ポイントは何でしたか。私と一緒でしょうか、それとも全く別の方法、アプローチでしょうか。

忘れてならないのは、やはり、コーチングの存在です。
コーチングを学ばなければ、全てなし得なかったことです。そして、コーチングを学ぶコミュニティが絶対に安心できる「足のつくプール」であるからこそ、ステップアップすることができました。


この安心できる場所でコーチングを学ぶ、ということは、誰かの話を聞く技術を身につけるということだけではなく、自分と対話できるようになる、ということでもあります。


前述の①②③を通して、私はセルフコーチングで「どうすればいい?」という自分との対話を行い続けていたのだと思います。
そして「どうすればいい?」に対してわからない、無理だ、という思考停止はありませんでした。(もちろん、世の中にわからないことはたくさんあります。わからなければ代変案を出せばいい、というのもひとつの方法だと考えます。)

コーチングの考え方を身に付けると、ある日、自分が思いもよらぬ場所に立っていることに気がつきます。周囲の人や自分との対話を続けることで、人生の幅が広く、深くなります。もちろん、私が体験したことが全ての人に当てはまるわけでは無いでしょう。しかし、「コーチングが自分に成長をもたらしてくれる」ということを、私は心底実感しています。

これを読んでいるあなたが、コーチングセッションを受けたことのない方なら、是非、体験してほしい。それも、1回や2回ではなく、継続して受けてほしいのです。

そして、コーチングを学んでほしい。コーチングを学ぶことで、自分が望ましい方向へと進んでいく推進力を得ることができます。
あなたがなりたい自分に近づいていけますように。心からそう願っています。


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