睾丸腫瘍発覚の日

ある日の仕事終わりの日。

いつも通り少し遅めの時間に帰路について、

いつも通り、すぐにお風呂に入りにいった。

仕事終わりのシャワーすごく気持ちいい。

疲れが癒える。

シャワー終わったら、キンキンに冷えているビールを楽しみに身体を洗っていた。

身体を洗っていたら下半身の左の丸いものに違和感を感じた。

ん?なんかおかしい。なんだろう...

と思ったら、なんと右の丸いものと比べて、左のものがとても大きくなっているのだ。

明らかに大きさが違っていた。

左側はお袋さんいっぱいまで大きくなっていた。

とりあえず身体を洗って、下着を着て、冷静にもう一回見てみた。

やっぱり大きいままだった。

痛みはまったくない。

今日一日全く気づかなかったぐらいだ。

心当たりはないけど性病?って思った。

むかーし尿道炎になったことがあり、

その類かなと思った。

痛みはまったくないし、今日は夜も遅い。

ちょうど明日は仕事が休みだったため、

一日様子をみて、

明日の午前中にでも病院にでも行ってみよう。と、

その日はほとんど気にせず、寝る間際に、

起きたら治っている気がすると楽観的に思っていた。

次の日、

朝出かける準備をしていたとき、

もう一度自分の下半身を見てみた。

相変わらず大きいままで、痛みはない。

とりあえず近くの小さい病院の泌尿器科にいってみた。

受付で、「今日はどうされましたかー?」と聞かれ、

恥ずかしながら、睾丸が少し腫れている感じでして...と、

堂々と小声で受付に伝えた。

しばらく待っていると、奥の部屋へどうぞーと呼ばれた。

年配のお医者さんが、

ズボンぬいで横になってくださーい。と言われ、

素直に言われるがままの姿になって待っていた。

少し触りますねーと言われ、触れながら痛くないですかー、いつからですかーといくつか質問され、

質問に答えていくと、お医者さんが、

ん?あれ?といきなり深刻そうな顔持ちになった。

突然、ちょっとこの病院では見れないので、

近くのもっと専門家の病院紹介しますね。と言われた。

いつ頃いけますか?なるべく早く診てもらってと言われたので、

今日が休みで次はいつ休みかまだ決まっていなかったため、

仕事の都合上今日以降いついけるかまだわからないので、

今日行けませんかと伝えたところ、

紹介先に電話していただき、少し焦っている感じで電話をしていた。

その様子をみて、私は、

あれ?結構やばい病気とかなのか?性病じゃない?と不安になっていった。

電話が終わり、今すぐ行って大丈夫。と紹介先から了承を頂いたみたいで、

すぐ紹介先の病院にいくことになった。

私なんの病気ですかね?と聞いても、

今の段階じゃわからないですね。詳しく診てもらって。としか言われなかった。

(余計不安になりますよ....)

紹介先の病院が三駅隣だったので、

すぐに電車にのって、紹介先の病院にいった。

道中ずっとドキドキして緊張しながら、病院についた。

紹介されたということもあってか、

受付してからそんなに待たずに呼ばれた。

1つめの病院と同じように、

ズボン脱いで横になってくださいと言われた。

横になったあと、少し触診され、

なにか機器を持ってきて、部屋が暗くなった。

エコー?のようなものだろうか。

その機器の先にジェルみたいなものを塗って、

私の下半身に当てて、画面をみていた。

するといきなり、

「あっ、癌だねー」

と言われた。

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(続く)

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