受験
子供が大学受験をすると言い始めました。
「?」
親として、喜ぶべきなのでしょうか、それとも、反対するべきなのでしょうか。
私は、決められないです。
それは、自分と子供の人生は違うからです。
私にとって、子供が大学に行くのは、私の人生の中での1ページにしかすぎません。
子供にとっては、一生のうちの大切なステップです。
子供が受験をしたいと言ってきた親の気持ちについて、記していきたいと思います。
大学って何するところ?
大学は勉強が好きな人が高校を卒業しても、もっと勉強したいと思って、行くところだと思っています。
勉強が嫌いなら行かなくても良いところです。大学は義務教育ではありません。
うちの子はお世辞にも勉強ができる子ではないと思っています。
中学校へ入学したときに、積み上げられた全ての教科書を見て、「うぇ〜」という顔をしたのです。私は、あの子供の表情を見て、「あ…これは、勉強が嫌いなのだ」と感じました。
なので、高校は普通科には行かなくても良いと思っていました。
それなのに、親の思惑通りにはいきません。工業高校へ行ってもらいたかったのですが、「やっぱり、普通科に行きたい」と高校受験直前に言ってきました。
行きたいのであれば、普通科でも良いと思い、高校は普通科に行くことになりました。
高校に入ってからは、もちろん、勉強なんてしません。部活がある子ならともかく、帰宅部なのに、勉強を全くしません。まぁ、大学には行かないのだろうから、仕方ないですが、定期試験直前は「勉強したほうが良いよ」と言うくらいでした。
そんな高校生活であったのにも関わらず、高校3年生の6月頃から、「大学に行く」と言いはじめました。
基礎がないのに、無理です。自学勉強が流行っているからといって、そんな力はありません。
ここからが、私の苦悩の始まりです。
頑張らないなら、大学には行かなくてもいい
本人に、何度も「頑張らないなら、大学には行かなくてもいい」と言いました。
その度に、「大学に行く」と言っていました。しかし、勉強はしません。
本気なら、夏休みに塾に行った方が良いと思ったので、塾のことを聞いてみると、「自分で探す」とのことでした。
しかし、私も本人任せにはできないので、塾を探しました。
3箇所くらい無料体験に行きました。
その3箇所から、本人が選んだ塾に通うことになりました。
「夏を制すものは、受験を制す」と昔から言われています。しかし、夏休みも塾には行きますが、家では100%寝るか、スマホを見ていました。その姿を見ても、「静かなること林の如し」で、「勉強しなさい」とは言いませんでした。
1番言いたくないことは「勉強しなさい」です。言いたくないです。しかし、9/15に当然のように、映画を見ようとする本人を見て、堪忍袋の尾が切れました。
「夏休み中に英単語は覚えたのか」と聞きました。「覚えていない」
「夏休み中に英熟語は覚えたのか」と聞きました。「覚えていない」
「夏休み中に日本史は覚えたのか」と聞きました。「覚えていない」
「夏休み前に頑張らないなら大学には行かなくてもいいって言ったよね?」
「……………」
退塾届
塾の先生を巻き込むことにしました。
勉強しなさいと言わないと動かないようなバカな子に育てた親の私が悪い。まさか、大学に行くとは思わなかったので、スマホ依存にしてしまった親の責任です。と先生に話しました。
3者面談をして、厳しく指導してくださいと頼みました。
面談に行くと、先生は退塾届を出しました。
「やる気がないのなら、やめることになる」と。
今まで、教えてきた子で、受験勉強をしてきたが、自分のやりたいことを見つけることができて、受験の途中でもやめた子がいるそうです。
大学ではない進路を見つけることができ、それに向かって進むことができるのは素晴らしいことです。周りに流されずに進むのは芯の強い人ではないでしょうか。
結局続ける
結論、大学受験をすることになりました。
勉強の方はというと。
自宅では全くしていません。
塾や学校で自主学習をしているようです。
自宅だと誘惑が多いので、塾などでするほうが良いようですが、きちんと勉強しているのかどうかは、定かではありません。
しかし、勉強していようが、勉強していないにしても、確認のしようがありません。
親としてのいうことはただ一つ。
「がんばらないなら受験はさせない」ということです。
まとめ
つらつらと親の気持ちを書いてみました。
親として、1番の願いは「しっかりと勉強をして合格をしてほしい」ということです。
1番嫌なことは「やらされて勉強をする」ことです。
親は最悪のシミュレーションをして、子供がその最悪の沼に落ちたら救ってあげる。
「がんばらないなら大学には行かなくてもいい」これを崩さず、伝え続け、最後には頑張ったなら「これだけ頑張ったのだから、落ちもていいよ。」と、伝えたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?