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【戦争】私の周りで起こったこと

2月24日朝7:48。
いつもと変わらずに朝起きたら、LINE NEWSで数時間前にウクライナに爆弾が投下されたことを知った。つい数時間前の出来事でまだ詳しい情報は何もなかった。

この日はバルセロナ在住のウクライナダンサー主催の練習会がある予定で、Watts Appに彼女から、「私は行けないけど、いきたい人は行ってね」とメッセージ。

何を伝えるべきなのか迷って、何も返せなかった。

このニュースを知った時に、一番最初に友人が大丈夫か心配になった。ロシア人、ウクライナ人どちらの友人もどんな気持ちなんだろうと、どんな想いなんだろうと、考えてみたけど想像もつかなかった。

その日以降バルセロナの中心では、頻繁にデモが行われた。そして教会ではウクライナに送るための寄付やドネーション、食品や洋服などがすぐに用意されていた。
私が驚いたのはスピードとみんなの行動力の早さ。
自分自身がやるべきだと感じたらすぐに行動するスピードに本当に驚いた。

2日後の2月26日。友人と共に、スーパーマーケットで食品を買ってから教会に行き、食品を渡した。そこにいたのは市の職員のようでもあり、ボランティアの方のようであり、私は心ここにあらずで…やるせない気持ちを形にすることにすごく不思議な感覚だった。

その翌日、市の施設や教会では「No Comida, No Ropa」(食事と服は不要)という大きな張り紙があった。必要なものも紙でリスト化されていて、どんな物が必要かなどが分かる、常に情報が更新されていく。

(写真は3月22日撮影)連絡先や渡す先も記載されている


・トランシーバー
・寝袋
・リュックサック
・包帯
・ヘッドランプ

日に日に情報が更新されて、始めは日用品からどんどんサバイバルな物に代わっていく。このリストをみるだけでも本当に胸が痛い。

戦争が始まった次の日から1週間は本当に何もできなかった。自分の身の安全が不安とかではなく、歴史の授業で学んできたことがいま自分の身近で起きていること、友人とその家族のこと、頭の中がパニックで整理がつかなかった。

SNSでは、爆破された街の映像。必死で訴える人々。
自分の国がそうなったとしたら、きっと私も助けを求めるし同じことをする可能性もある。きっとみんながパニックだったと思う。

2週間が経とうとしたころ、日本にいる友人との温度差があることに衝撃を受けた。これは決して、ネガティブな意味なく思考を押し付けたいわけでもなくって、素直に物理的な距離感で感じ方が違うことに驚きだった。

戦争が起こってから、家族や何人かの友人から安否確認の連絡をもらった。そこでも初めて、日本には情報が届いていないのかもしれないと知った。

そこから、自分がスペインにいる意味だったり、何かできることがないだろうかと想い、バルセロナに住むダンサーと話し合って、私もチャリティのオンラインレッスンをすることを決めた。オンラインレッスンをする理由は、「もっと知ってほしい!」とか、「もっと考えてほしい!」とか、そういう押し付けの気持ちは全くない、何かしたいけど情報がないから何が必要かわからないという状況もあるんじゃないかと思ったから。

私自身もまだ、何が正解なのかわからないし、うまく言葉にできないことがほとんど。寄付をすることも賛否あるけど行動するというのは素晴らしいと思う。ただ、もし私の意見をひとつ伝えてもいいのであれば、是非どこに寄付するかをしっかり考えてもらえたら嬉しいな、と。

ある意見によると、公的機関に寄付をすると戦争費用に使われるという話もある。

それぞれの考えがあるし、決してこれが正しいかどうかは、私もわからない。でも、もし何かサポートをしたいという気持ちがあったら、どこに寄付をするかはすごく重要だと思う。この例えが正しいかはわからないけれど、ふるさと納税でも色々な市があってどこに寄付するかを吟味するように、どこに届けるかで変わってくることがあると思う。


私は、ロシア語がわかる友人のアドバイスの元、ウクライナのダンサー、アーティストに届けるための団体へ寄付する予定だ。(複数団体あるので、内訳はまた改めて状況を見て検討する予定)

私の届ける団体に限らず、寄付をしたお金はさまざまな方法でウクライナにいる人々へ渡される。

1つ例を紹介すると、みんなで共有しているグーグルドキュメントやスプレッドシートに、必要な物、住所(おおよその所在地)などが書いてあって国を経由してウクライナまで届けられる方法や、キャッシュを国境まで届けられたり。
特に薬や医療用品はこの形で届けられているらしい(ウクライナ友人情報)

私も見せてもらったが、このグーグルスプレッドシートには、近隣各国の人が難民を受け入れられる人が自分の家には空き部屋があるよという情報も書いてあった。

週末は、友人主催のチャリティレッスンで約5万円の寄付が集まり、それぞれ複数の団体に寄付をするという。少しでもポジティブなエネルギーが詰まったお金が届けられるのは本当に素晴らしいことだと感じている。


1日も早く戦争が終わることが一番だけど、目の前で困っている人がいるならばその人たちを助けたい。

私もチャリティレッスンではポジティブなエネルギーを発信して、少しでも一緒に時間を共有したみんなのエネルギーと共に寄付をしたいと思う。

■レッスン受講ドネーション(全額寄付)

OR / YouTube Super Chat

3/24 18:30~

3/30 19:00~



※ここに記載しましたのは、あくまで私の周りで起こったこととイチ意見にすぎません。私自身の言葉の表現がふさわしくなかったらすみません。
どうしても、今の気持ちや現状怒ったことを書いておきたく、急ぎ書かせていただきました。どうか、その点ご了承いただけますようお願いいたします。

🌿これからも精進いたします🌿