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これが特養(ユニット型)の1日・・・

2つ前の日記に、特養(特別養護老人ホーム)のユニット型のスタイルについて書きましたが、


今日は、特養のユニット型の介護業務の流れをご紹介!


私は派遣職員として、ユニット型の施設は、今まで2ヶ所で勤務した事があります。


施設によって違うと思いますが、私が体験した職場の内容です。


また、この間書きましたが私は夜勤と早番はやっておらず、

ユニットでは、9~19時の勤務しか知らないので、その時間のお話です。


この間は平面図でしたが、立体的に見るとこんな感じの10名ほどの利用者さんが暮らす1ユニットを↓

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なんと、“職員一人で”見ていくのです。



業務の流れ、朝食後からになりますが、


●朝食後に臥床されている利用者さんの排泄介助(オムツ交換)

※臥床とは、ベッドに横になる事

●臥床していた方は離床させ、フロアに皆を呼ぶ

※離床とは、ベッドから起きて離れる事

※フロアとは、そのユニットの利用者さんが食事したり集まる場所

●10時頃になったら、水分補給
(介助が必要な方へは一口一口お手伝いします)

※水分は、10名の内容バラバラな事がほとんど。詳細はまた後日書きます。

点眼などの、介護士がやって良い介助

●11時頃から、軽い体操(ラジオ体操)

●食事は業者さんが作るので、食事前に飲むお茶作り
(これも、全員が同じではありません)

●12時前くらいに配膳をして、昼食
(食事介助は、10名の中で、全介助・一部介助・自力摂取で見守りのみの方がいらっしゃいます)

●昼食後の服薬
(反対側のユニットの職員に間違いがないか一人一人名前を確認しながら)

口腔ケア介助や見守り

●介助が必要な方がトイレに行かれたら介助

●お茶のコップ洗いやテーブル拭きなど

●臥床される方の介助

排泄介助
(トイレ誘導と、オムツ交換)

※私はだいたいこの後にお昼休憩。お風呂介助をしていた職員さんなどと交代。以降、休憩から戻った業務です↓


点眼などの、介護士がやって良い介助

※間で記録を記入したり、トイレ介助やコール対応

●おやつ前に、臥床していた方は離床させ、フロアに皆を呼ぶ

●おやつ時にお出しする飲み物の準備
(これも、全て同じではありません)

●業者さんが用意されたおやつ 
(この介助は、昼食のパターンと同じ)

●介助が必要な方がトイレに行かれたら介助

●お茶のコップ洗いやテーブル拭きなど

臥床される方の介助

排泄介助(トイレ誘導と、オムツ交換)

※間で記録を記入したり、トイレ介助やコール対応

●夕食も業者さんが作るので、食事前に飲むお茶作り
(これも、全て同じではありません)

●18時前くらいに配膳をして、夕食
(この介助は、昼食のパターンと同じ)

●夕食後の服薬
(昼食と同じ流れ)

口腔ケア介助や見守り

●お茶のコップ洗いやテーブル拭きなど

●介助が必要な方のトイレ誘導

●パジャマに着替え
(介助やご自身でできる方それぞれの対応)

臥床の介助

排泄介助(トイレ誘導と、オムツ交換)


以上、特養のユニット型の9~19時あたりの流れ。


書いていたら、自分でも

『こんなに多かったっけ?』

と思いました。


ここの間に、日によって外出される方の準備や面会対応(今はコロナの影響で禁止)もあります。


施設やユニットによって違いますが、お風呂対応をしていた職員さんが途中から入られたり、夜勤の方が夕方から来たりで、1人ではなく2人で対応する事もありますが、


正社員の方は、会議や委員会など話し合いが勤務時間外にある事も多いのです。


夏祭りやクリスマスや大きなレクリエーション企画はありますが、基本的にこれだけ業務量があるので、レクリエーションはほとんど出来ない印象でした。


食事、排泄の繰り返しのような・・・


私は会議などもないので、何とか時間を作って利用者さんと歌ったり、話しかけたりする日もありましたが、


特養は、業務で精一杯。


これらが次々とやってくるので、その施設での最初の方は、覚える事も多いしかなり大変。


私は、多くの方に介護職に興味を持ってもらいたい意味もあって書いているのに、これでは『大変すぎてできない』と思われてしまいますね・・・


1ユニットに職員1名

って国で定められているようですが、

無理だよ!これでは良くないよ!と感じる事は多々。

仕方ないかなぁ・・・


業務内容の説明だけで、これだけ長くなってしまいました(汗)


これは日記と言えるのか?と思いましたが、せっかく経験してきた事なので、内容を知っていただけるだけでも嬉しいです。


今回も貴重なお時間を使って、読んで頂きありがとうございました(*^-^*)
 
亜希