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「仕事で何も達成してない」と思ったら

人事評価や転職活動でレジュメを準備している時など、今まで達成したことを数字で表せと言われ、どれだけ自分が会社に貢献したか、どんなすごいことを達成したのかを証明しないといけません。
その中で、「毎日仕事を頑張ってるのにこれといって何かすごいことを達成してない」と思ったことはありませんか?
私はしょっちゅう感じています。

この記事では解決策やTipsなことは特に挙げず、ただ同じように感じている人に共感を提供できればと思います。

今まで仕事をしていて、いわゆるすごい達成をした人を見てきました。
自分が作った企画で10億円を売り上げた
自分が取ってきた新規取引先との提携で自社の株価が上がった
自分が担当したキャンペーンが全世界で一位になった
入社1年目で売上を○%伸ばして新人賞に選ばれた
など。
こういった人たちと比べると、私は全くと言っていいほど何も達成していないと感じます。大きく売上に貢献したわけじゃないし、インパクトのある新しい事業や企画をしたわけでもない。
そこそこに売上を上げたり維持して、何かしたと言ったらマニュアルを作成したり資料作成したり、新入社員のメンターをやったり。。。
自分なりに一所懸命考えて実行した企画も上司にそこまでの内容じゃないと言われたり、、
数字として現れずさらに上司に仕事ぶりを認められないと、私は価値のない社員かもしれない、仕事ができないのかもしれない、と自分を疑いはじめませんか?

お給料を会社からもらう立場だと、自分を雇っている会社に売上や何らかの形で貢献して、会社のビジョンやブランドに当てはまる社員でいないといけません。
だけどその会社や上司や周りの同僚に自分の価値を委ねて、それを事実として受け取ることはないと思います。
会社や上司が求める数字的な成績や賞や役職の肩書きはその会社を基準とした価値であって、自分自身の価値とは違います。

私は今転職活動中で、さらに現職でノルマも設定されてるので、余計に自分がいかに何も達成できていないかを痛感しています。
成約数が目標に全然届いていないし、上司の評価も低いし、前職でも数字的な達成はしていない。。
そして応募している会社からお祈りメールばかり来ると私に価値がないことを肯定されているような気持ちになります。

そんな残念で悔しい気持ちにはなりますが、だからと言って私は自分に価値がないとは思っていません。
自分の価値を信じるには、自分が持つ良さ・強み・他人にはないものをしっかり自覚して自信を持つことです。そもそも自分自身の価値を分かっていなかったら他人が思う私を自分の価値だと認識してしまいます。他人が自分を低評価している=私は価値がないんだ、というように。

社会人1−2年目の時にまさに私はなんの特別なスキルも強みもない人間だと闇に迷っていました。
そんな時にいわゆる「自分探し」を数年かけてやったのですが、そのおかげで強み・価値を発掘できて、今のような状況になっても前向きでいられます。

例え今の時点ですごいことをしてなくても、right time at the right place(適時適所)で何かを達成できる時は来ると信じています。
今の仕事で実績が出ないのは適所じゃないからかもしれないし、ここだ!っていう場所にいて成功しないのは適時じゃないからかもしれない。
若いうちに「成功」することが尊敬や賞賛の的になっているけど、成功こそ本当に適時適所で全員違うもの。
例えば、ホーム・アローンの子役で知られるマコーレーは10歳で成功しました。
マーベルを書いたスタン・リーは40歳近くで初めてヒット漫画を出して成功しました。

成功するペースも成功する分野も十人十色です。
今はまだ何も達成していないように思えても、経験とスキルを磨く努力を怠らず、周りの評価を鵜呑みにしすぎず、自分の価値に自信を持ってゆっくりでもいいから進んでいけたら十分です。

そう自分に言い聞かせて、そして仕事に悩めるみなさん、また1週間仕事を頑張りましょう!

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