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カナダ移住してから人生が思うようにいかない

自由なキャリアと人生を送りたくて選択肢を広げるために2023年にカナダ移住しましたが、熱い意気込みとは裏腹に全然思ったようにいかない日々を過ごしています。

留学ロスと人生/キャリア迷子を乗り越えて、私のキャリアと人生はこれからだ!と、希望と期待を抱いていましたが、国が変わっても仕事が変わっても年齢を重ねても、人生とは常に悩むものだと実感しています。


まず仕事。

日本と行き来できて、さらに教育機関の仕事をしたいと思っていたところ、カレッジの日本マーケット向けのセールスマーケティングの仕事に就くことができました。
年2回の日本出張があって日本からの留学生をサポートするポジションで、私の経験と強みを活かせて日本にも帰れるまさに理想の仕事!になる予定でした。
しかし実際に仕事を始めてみると、かなり営業色は強いし(そもそも私は営業が苦手)、ノルマは達成不可能な数字だし、上司とは合わないし、上からの圧でストレスは溜まるし、出張は行かせてもらえないし、なんならクビになりそうだし、、、
「こんなはずじゃなかったのに😭」ばかりな転職1年目を過ごしました。。

なんとかクビは免れたものの、上からの圧は変わらず、なんならもっとノルマが高くなるわ業務は増えるわ、さらに最終的には人事異動することに。。!
基本的にカナダ(&大半の先進国)はポジション採用なので、日本のように総合職採用で上から人事異動を命じられるというケースがほとんどないためかなり予想外でした。
この発端は、実は人事評価の時に私が上司に「正直私は営業が向いてないと思うし、これからのキャリアでセールスマーケをやっていこうとは思ってない」という話をしました。
私の意向とよろしくない成績を見て、上が私はセールスマーケよりバックエンドの仕事の方が合いそうという判断をしてようで、今回の移動の話になったようです。

上司が変わることとノルマがなくなることは嬉しい反面、出張が行けなくなることや日本人の学生と一切関われなくなることがかなり残念です。
仕事内容で言っても、新しいポジションは業務がもっと作業的になったり、カサス系の業務があったり、私が楽しいと思える・やりがいを感じる学生へのアドバイジングがなくなってしまいます。

やりがいが感じない仕事を続けられる?転職する?でも本当に私が目指してるキャリアは研究/学者/教育者なんだけどなぁ。という動けない状態になっている感覚です。

次に大学院。

2024年度の大学院を受験しましたが、結果は不合格。

受験前に予備校のようなものにけっこうお金を使ったし、時間を惜しんで準備したし、合格した後の予定など計画を立てていたので不合格という通知が来た後の数日間はかなり落ち込みました。
これからのキャリアは研究者・学者という道に進むと決心しているので、2024年入学という進路がなくなってしまい、やりたいことはハッキリと分かっているのにそれができないのが本当にもどかしいです。

大学院に進む以外で研究者・学者をできる道を考えようとしてもその分野の情報量が少ないので、ネット上で見つけられるシンクタンクやリサーチアシスタントくらいしか機会が見つかりません。研究職系の仕事への転職を目指しても、研究歴や実績が全然ない私がいきなり研究員として入れる可能性がかなり少ないので、来年に大学院に再受験する予定ですが、大学院の受験もあと1回、2回できるだろうか。
プログラムによっては直近数年以内に出版した研究や論文がないと受験できないところがあるので、年齢・経験年数的にもタイムリミットが近づいている気がします。
来年もダメだったら、大学院どころかもう研究・学者の道は諦めるしかないのかと思うと、人生とかキャリアの目標がなくなってまた迷子になりそうで恐怖。。😨

生活全般

とにかく高い。

お給料の40%が家賃で、食費や生活に必要な出費と、貯金もある程度すると自由に使えるお金が全く残りません。幸い、カナダ生活をしているとファッション・美容・モノに対して関心がなくなるので日本にいた時ほど娯楽の買い物にお金を使うことはありません。
でも外食を控えたり、どこか外に出かけるにもシェアカーを借りる代わりに2-3倍の時間がかかるバスと電車を使ったり、と節約しないと貯金すらできなくなります。

30代で独身生活なのでもっとお金に余裕があって、買いたいものを買って気軽に旅行する生活ができると思っていましたが、そのステージに到達するにはまだまだ時間がかかりそうです😂

この状況をどうするか

結局、どれだけ将来の計画したり理想を描いても、それ通りにはいきません。現職も大学院も、そしてカナダ生活全体的に私が計画していたこととは全く違う展開になっています。

でも、「こんなはずじゃなかったんだけど・・・?!」を計画的偶発性や (un)anticipated opportunities(予期できる・できない機会) と受け止めて、次の行動に移すことで軌道修正したり、新たな方向に進めると思っています。

Anticipated opportunities (予期できる機会)とは:
予期できる機会は、その名の通り私たちが「これが起こるだろう」と予想して選択できる機会です。(例:この仕事に転職したら〇〇の業務に携われる、など)

Unanticipated opportunities (予期できない機会)
トラブルや変化などによって計画外・予想外にして起こる機会のこと。(例:〇〇の業務に携われると思って転職したけど人手不足で△△の仕事をすることに→これが後に一緒に企業する人との出会いに、、など)


仕事で部署移動することは全く計画の中に入っていなかったし、移動先の部署の業務に対するワクワク感も何もないですが、まだやってもないのに好きかどうか、得意かどうかなんて断言できないので、まずはやってみるべしです。
(私のことをレイオフすることもできただろうに、こうして別の部署に行く機会をくれた上司にも感謝の気持ちを持たないとですね。)

今年、大学院に受からなかったことで本当に大学院に行きたいのか、行って何をしたいのか、何を研究したいのか、を改めて見直すことができました。その過程でいろんな人と繋がってかなり参考になる話を聞くことができたし、新しい出会いもありました。
不合格だったからこうした行動が取れて、今後のためになる情報や出会いを得られています。去年は考えもしなかった良い意味での予想外の方向に行けそうな気がします🔥(ワクワク

最後にカナダ生活全般では、会社員として持っている仕事以外に副業やサイドビジネスを持ったり、投資するなどしてSource of incomeを増やす必要性があると実感しました。
お金が全てではないけど、お金は心配要素でありストレスの原因なので、キャリアの可能性を広げるためにも副業を積極的に始めないとダメそうです。

おわりに

そんなにカナダ生活がうまくいかない、苦労しているのなら日本に帰るのが一番の解決法なのかもしれませんが、こうやって予期してなかった出来事に苦労しながら生活するのが「自分の人生を切り開いてる!」という実感がして野心が満たされます🔥(笑)

今はうまくかないと思っても、将来見返した時に「あの時あれが起こったから」となるはずです。
今やってることの結果なんて将来にならないと分からないから、今置かれた状況に精一杯対応していくのが今できる最大限のことですね。

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