ひっさんノートの紹介 〜わり算編〜
『ひっさんノート』はその名の通り、筆算を作成できるiPadアプリです。
例えば、以下のような"わり算"に取り組むことができます。
2桁÷1桁 あまり有り
2桁÷1桁 十の位がわり切れる
3桁÷1桁
3桁÷1桁 商に0が立つ
3桁÷2桁 商の見当が難しい
わり切れるまでわる計算
小数でわる計算
YouTubeのショート動画もあります。
操作の流れを確認したい方はこちらをご活用ください。
以下、わり算ならではの各種機能について解説していきます。
わり算のヒント
2桁でわるわり算は商に立つ数の見当をつけることが難しく、子ども達がよくつまずくポイントの一つです。
一度に複数のことを記憶しながら計算することが難しいお子さんの場合は、1桁の九九でも苦戦してしまうかもしれません。
かけ算に一生懸命になるあまり、肝心の「わり算の手続きの学習」にたとり着けない場面にしばしば遭遇します。
そのような時に試していただきたいのが、わり算のヒントボタンです。
アシストモードでわり算を作成すると、ヒントボタンが表示されます。
このヒントボタンを押すと、商に1から9の数を立てた時に、それぞれどのような答えになるかのリストが表示されます。
お子さんにとっては、初見で使い方を理解することは難しいと思います。
あくまで参考として、必要に応じてヒント情報の使い方を教えてあげてください。
ひっさんノートの「設定」で、このヒントボタンを表示させないこともできます。
「わり切れるまで」の計算
ひっさんノートは「わり切れるまで計算しなさい」という問題にも対応しています。
操作が少し分かりづらいかもしれませんが、被除数(わられる数)の右横のマスをタップすることで、わり進めていくための0が追記されます。
0が追記されると同時に、計算に必要なスペースも自動で拡大されます。
最新バージョンでは、この「特定のマスをタップすると0を追記できる」という操作の存在を分かりやすくするため、薄く0を表示するよう改善しました。
この「薄い0」が必要ない場合は、設定でオフにすることもできます(オフにしても0を追記する操作自体は可能です)。
「小数でわる」計算
小学5年生で習う「小数のわり算」。小数点の扱いが難しいですね。
このアプリでお手伝いできるのはあくまで手続き的な部分だけですが、ボタン一つで小数点を移動させることができます。
小数点が移動する際のアニメーションは開発者の小さなこだわりです(^^)
アシストモードだけでは表現しきれない計算〜わり算の筆算を工夫する〜
かけ算と同じく、わり算の筆算にも効率良く記述する工夫があります。
「商に0が立つ計算」では、0を立てた時のかけ算を省略することで、効率よく計算を進めることができます。
かけ算のnoteでも書きましたが、
「アシストモードは基本の手続きに忠実に」
「工夫したい時は学習者の判断でフリーモード」
という考え方でアプリを作っています。
どちらも間違いということはありませんので、お子さん(学習者)に合わせて、周囲の大人(支援者)がアドバイスしてあげてください。
(おまけ)
自由度が高いフリーモードを使えば、変わった発想の計算法略も表現できます。
『ひっさんノート』に関する情報はマガジン形式にまとめています。
アプリは AppStore で入手できます。
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