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qlariaと出会ってからの2ヶ月

スクリーンを眺めている感覚。qlariaは全員が主人公だった。

2024.1.18. 木曜の夜、下北沢ReGにてメメ主催ツアーの"IDEYO! SHENRON! TOUR 2024"の最終日に出会って、2024.2.12. 同ライブハウスのqlaria・主催企画 "爆音五人衆 × 瞬撮仕事人"にてもう一度聴きに行った。

一夜を過ぎてもずっと聴き続けたいバンドって、ありそうでなかなかなかったりするのが本音ではないだろうか。
しばらくなかった感覚を、qlariaで取り戻した。

自由と人生を表す詞、ツインボーカル×ツインギター、真正面からロックを体現するラウドなバンドサウンド。

きっとひと目で、誰もが芯と熱狂を感じるはずだ。

もうかなり時間が経ってしまったけど、書き溜めていた2日間のライブの断片と、時間が経って今思うことを残します。

qlariaに出会ってからの1ファンの2ヶ月間。



もうかなり前、1月の終盤、18:55ほど。ライブハウスに少し遅れて到着して、早速の熱気に身体が包まれる。
qlariaの一曲目「Rocking On」が流れる中、ステージが見渡せる真ん中後ろ側の位置についた。

つい口ずさんでしまうサビのメロディーと熱さは、今でも簡単に思い出せる。気付けば身体が心地よいテンポで揺れる感覚。私はこの日初めてqlariaを聴いたけれど、この曲が正統派qlariaなのかとなんとなく感じた。

そう思わせるのはなぜだろう、と思ってしばらく見ていたが、感じたのは熱さの中にある余裕感とキメのぴったりハマる感じ、一体感が理由なのではないかと思った。こんなに熱いのにクールだ。圧倒的な技術の上に立つ熱狂。

「展開が気になる」というより「もっと聴きたい」。その「もっと聴きたい」は、ライブ後にも残る。

初めて観たライブですごく印象的だった二曲目「BLAZING SOUL」。

見所満載。一度見てほしい、ツインギターの掛け合いのギターソロ。それぞれの粒が立っていて、ギター2人の今が最高だと伝わる弾く姿含めて、他のバンドだとなかなか見れないもの。

(ツインボーカルの掛け合いもそう、、、考えれば考えるほど一人一人の技術力が気になるし、ギターと歌を頑張っている私にはちょっと遠すぎて、いつも深く考えるのをやめる)

(進研◯ミみたいな本当の話だが、qlariaを見た日から「かっこよくあるために堂々としていよう」という気持ちになり、歌になんかかえって自信がついてめちゃくちゃ練習した。もらったパワーが上手になったと言われる一因かもしれない)

BLAZING SOULのライブの熱狂が忘れられなくて、その数日後友達の家でYouTubeでMV鑑賞会を実施。そして2月のqlaria企画ライブに、一緒にMVを観た2人を連れ込むことに成功した。

YouTubeのMVもかっこいいんだけど、どうしてもライブでしか採れない栄養があった。一番サビ終わりのスラップベース聴いてほしい。2月のライブ、友人2人はまんまと感嘆の声を上げたと思いきや飛び跳ねてた。

散々ここまで、熱さと技術の話をしてきた。でも、それだけじゃない。qlariaはバラード曲も泣かせにくる。

MCでボーカルの大志郎さんが曲に込めた想いを話してくれた「盃」。あまり深く書き起こすのはもったいない話だと思うので、内容はぜひ、観に行ってほしい。

ライブでは二度、一人で聴きながら一度泣いた。歌詞と大志郎さんの気持ちの乗った声で、幼い頃の情景が自分のことのように浮かぶ。

もしも願いが叶うのならば 同じ卓を囲んで最初の盃を交わそう

qlaria「盃」の歌詞より

このnoteで書くには、この一説で充分ではないだろうか。惹かれた人はお話を読む感覚で、ぜひフルを聴いてほしい。

私は8歳で父を亡くした。今は家族もほぼ絶縁している。だから、一緒にお酒を飲んだことがない。いないのが当たり前な気までして、あまり目を向けてこなかったこと。

「盃」をライブで初めて聴いた時、冷たくて動かなかった気持ちが、溶けたようにあたたかくなるのを感じた。悲しみだけじゃなくて、あたたかさを伝える曲だった。

曲を聴くというあくまで外部的な刺激から、自分の記憶まで思い返されるから音楽ってすごい。家族にはあまりいい思い出がないけれど、もし父が生きていたら、の世界を考えさせられた。

ちょっと泣きそうだし長くなりそうだから、最後に私が行ったライブ2日間の大きな感想を書く。

qlariaはファンも、まだ出会ったばかりの人も、大きく包み込む力があるバンドだと思う。

その理由は"今"に似合うシンプルなかっこよさでもあるし、男らしさを感じる力強い曲とメッセージ性、生で聴く圧力でもあると思う。

お洒落なだけじゃなくて、雰囲気だけでもなくて、力が伴って惹きつけるバンドだった。

もうすっかり生活に馴染んでくれて、本当にありがとうございます。とあるきっかけがあってライブに行って、出会えてよかったバンドだ。

たくさん語ってしまいましたが、私のqlariaと出会った2ヶ月間。そろそろ終わり。きっと、これからも続いていくだろうなとささやかながら買ったラババンとステッカーや、Apple Musicで見慣れた「QUAKE」のジャケットを見て思う。

また行きたいし、ぜひ聴いて、出来れば直接ライブハウスに向かってほしい。

qlaria 公式サイトはこちら >>

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