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「不登校歴7年」「ニート歴4年」を売りにしない理由

どうもこんにちは。
小学校2年生で不登校を始めて中学卒業まで学校に行かず、定時制高校を卒業した後に4年間ニートをしたアキヒトと申します。

この経歴は下手に使うとマイナスにしかならないのですが、うまく使うとキャッチーな話題として一発で覚えてもらうことができます。
実際に就職活動では、この経歴を前面に出していってうまくいきました。

それでですね、今では会社をやめてフリーランスの皮をかぶったフリーターとしていきているわけですが…
この個人ブランディングや肩書きのインパクトが重要な時代、「不登校7年」「ニート4年」は使おうと思えば強い武器になると思うんですね。

でも僕は「隠しもしないけど押し出しもしないスタンス」でやっております。
その理由について自分なりにまとめてみました。

売りにはなる、おそらく確実に

まず大前提ですけど、この経歴は武器として使おうと思えばめっちゃ使えます。

少年革命家のあの子が話題になるように、人々の注目を集めやすいテーマではありますし。
あの子は現在進行形として発信しているので、「大人になった不登校児」の枠は、僕の観測範囲内ではまだ空いているんじゃないかなと思います。

「学校なんか行かなくていい」「苦しかったら逃げろ」と自分の人生を背景として発信すれば、普通にやるよりバズりやすいことは間違いないでしょう。

もちろんこれは諸刃の剣で、バズると同時に一定量の炎上を覚悟しないといけない戦法ではありますが…
それを覚悟した上で手っ取り早く影響力を作りたいならいい戦法だと思います。

ただ僕はずっとそれがわかっていて、でもできなかったししたくなかった。その理由が最近になってようやく言語化できたので、ここにまとめています。

なにをもって覚えられたいか?

経営学者のピーター・ドラッカーという人がいます。一昔前に流行った『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の元ネタの人ですね。

この人の名言で「何によって憶えられたいか、その問いかけが人生を変える」というのがあるんですが、もう理由はここにつきます。

この問いかけの意味は「自分の大事にしている価値観、人生の判断基準をはっきりさせようね」というものだと思います。

例えばこれの答えが「いつも人に囲まれて笑っている人として覚えられたい」なら、その人の価値観は「人と仲良くすること、仲間を増やすこと」となる。

この問いの答えは「めちゃめちゃ美味しいお店に詳しい人」「ゾンビ映画にとっても詳しい人」など様々だと思います。

でもその問いかけを僕自身にした時に「世の中を煽って変える人」「勝ちの見えた道を進む人」という答えは全く出てこなかった。

影響力は手に入る。もうすでに先人ぽい人はいるから勝ち筋も見えている。
でも、だけど、だからこそそんな道は進みたくない。

同じカードさえもっていれば、同じ武器さえもっていれば誰でもいけるような道はいきたくない。
ワクワクしない、血が沸かない肉が踊らない、心臓が脈打たない。

僕は「世界を広げる人」として覚えられたい。

人が認識する世界みたいな枠組みがあるなら、そこから一歩踏み出して、新しい世界に自分の足跡を最初につける人として覚えられたい。

コロンブスの卵を最初に割る人のような、合戦に火縄銃を持ち込む人のような、SASUKEのトランポリンからネットに飛びついて対岸まで渡るやつで最初にネットの上を登った人のような。

そういった「広い意味でのクリエイティブ」こそが最高の価値だと信じている。というよりそれが最高の価値であることに疑いが持てない。

勝ちの見えた戦いや、コピペによる勝利に価値があると思えない。
だからこそインフルエンサーにも有名ブロガーにもなっていない部分もあるんだろうけど、それはまた別の話。

という訳で、僕はおそらく「元不登校ブロガー」や「元不登校YOUTUBER」という肩書きをつけることはないでしょう。

だってワクワクしないんだもん。





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