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傷ついた形で去るのは正義か?

どんなに気を付けていても
人が人を好きになるってのは
止められないこともある。

これって、理屈じゃないんだよね。

同じように接していても
そういう感情に発展する場合と
そうじゃない場合がある。

これはオレが実際に経験した話。

何度もnoteにも書いている
親子ほども年の離れた女の子とのこと。

当時福祉業界にいたオレの経験だ。

この業界の、こういう恋愛事情は
何も完全タブーというわけじゃない。
調べれば、特に関与してない施設などもある。

ただ、当時オレはみんなに分け隔てなく
接してきたし、そうすることが
普通だと思っていた。

だから、行動には注意をはらっていた。

そんなオレから行動を仕掛けるわけない。

彼女の行動から、徐々にその思いに気付いて
オレなりに色々模索しながら
何とかしようとしていた。

傷つけたくなかったし
彼女の思いも尊重しながら
解決する方法を探していたんだ。

だけど、徐々に事は大きくなり
管理者が2人が顔を合わせない方法をとる。

それは、ひとつのやり方としてありだろう。

ただ許せなかったのは
管理者はオレにウソをつけと言った。

要は、顔を合わせないようにするのは
オレが自ら希望したことだと言えってこと。

周りの職員もみんなが口裏を合わせるから
ってやつよね。

認めなかったよオレは。

「出来ない。」って答えた時の
管理者の返答がまた許せない。

「オレしか信用出来ないと言われた
他の職員の気持ちがわかるか?」
と言われたよ。

いやぁ、唖然としたね。

顔を合わせない期間は2週間くらいだったか。
その間どうやら他の職員たちは
オレの希望だと吹き込んでいたようだ。


ただ、その期間が解除される前の
オレと彼女、そしてひとり職員が入っての
面談をした時に案の定聞かれたよ。

オレの希望だったのかと。

そりゃ聞かれるわな。

ハッキリ言ったよ。
「オレはそんなこと言っちゃいない」ってね。

開口一番彼女は
「やっぱりなぁ、そうだと思った。」

こうなることわかってたから
そんなアホみたいな対策したくなかったんだ。

盲目的にオレを思ってくれてた彼女に
そんなこと言ってもさ
周りの職員、余計に信頼を失うだけだぜ?

そう確信があった。

まあ、彼女に聞かれた時に
ウソをつけばよかったのかもしれないが
それはオレには出来なかったね。

そもそも、そういう傷つけての解決なんて
許されないだろう。

人が人を好きになるのは
これはどうしようもないよね。

絶対悪だとして、火消しに躍起になるあまり
人権ってのが隠されてしまったんだ。

結果的には、オレが今そこにいないってことは
ひとつの解決になったのだろう。
あちらサイドから見れば。

ただ、誰かを傷つけての解決だからね。

オレは、彼女に執着してるわけじゃないし
あの業界に未練があるわけでもない。

仮に、そういう恋愛を禁止していたとしても
解決する方法はいくらでもあっただろ?
ってことに許せない思いがあるだけ。

っていうか、死ぬまで忘れないだろうな(笑)

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