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就活アドバイザー経験者が感じる『就職活動=スーツ』という違和感。

インスタで大学の投稿をなんとなく見ていたら
就職活動のイベント案内チラシを発見〜

すぐに目に入ったのは
『参加する学生は”スーツ着用”』という文字。

さらに下線つけて強調しているのを見て
ザワザワ...ザワザワ....と胸が騒ぐ。

すっっっっごい違和感。笑

なぜ?なぜに「就職活動=スーツ」なんでしょう?!


社会人が”TPO”を考えると、確かに
スーツは妥当な選択だと思います。

学生の理解を促すために、
「働く意欲を示すため」とか「マナー(見た目)です」って
ネットで書いているのを見かけますが、
それも、間違いではないと思います。

でも!!キャリアコンサルタントから見た「就職活動」は、
自分で実践する、「最初のキャリア形成」なんですよね。


【受動的ではなく能動的に】
【自分で考える力が身につき、社会で生き抜く力になる】

私はそう思っています。

つまり、
「就職活動は、社会人で生き抜くための力をつける実践の場」


それを大人の価値観で就職活動のルールを作り出し、
それに学生を詰め込むのは、
学生の学びの場を奪っている気がします(泣)

今回のスーツのことで言えば、
学生に委ねる方法もあったのではないかなぁと。

働く意欲が伝わる服装が、スーツだけとは限らない。

「会社の雰囲気はどうなのか」
「働いている人たちどんな服装なのか」
「不快感を与えない服装とは何なのか」

自分で考えて、それを行動に移し、
そこから出た結果を、どんなふうに捉えるか
そしてその捉えたものを、どう今後に活かすか。

それが就職活動の醍醐味であり、
コンサルティングをする側にとっては
学生の成長を感じる時だと思います。


学校サイドの感覚としては、
「人事担当の方に迷惑をかけてしまう」とか
「うちの学生がそんなこと考えるのは難しい」とか
「うちの学生だけスーツじゃなかったら、どう思われるか…」とか
いろいろ考えるかもしれませんが、そんなこと言っていたら、成長しません。笑

(なんだか過保護な親のセリフみたい。笑)

卒業しちゃう前だからこそ
学校サイドも、企業サイドも、就活支援員
学生が「社会人として生き抜く力」を身につけられるように
見守り、育てることが必要
なんじゃないかと。

大変だよね、今までの風潮とかやり方を変えるの。
でもさ一人一人の意識が変わらないと
変わらないし、育たないのよ、未来を担う若者が!

そろそろ変わろうよぉ〜
右に習え!の日本の就職活動。笑

そして私自身の気づき

キャリアコンサルタントだって
動かなければ「井の中の蛙」

学生の就職活動支援という立場から
離れたことでこの「スーツ」の違和感に気付いた。

いや、、、薄々、気づいて(わかって?)はいたけれど、
長いものには巻かれろ〜的な感じで、言えなかったんだよね。笑

自分のこどもには、スーツ着なくていいんじゃない?って
自信持って言えるけど!!笑

もしかしたら、学校現場に残ってるキャリアコンサルタントの中には
この違和感に気づかない人もいるかもしれないって思った。

そう考えたら、
一箇所に止まらないアクティブキャリアの方が断然いい。

井の中の蛙で、昔の価値観でアドバイスするよりも
時代に乗った感覚でアドバイスできるキャリコンが
私にとっては魅力的。
そんなふうに思いました。


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