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読書記録(2022年1月)

1月に読んだ本の記録です。

①『共感の時代へー動物行動学が教えてくれること』(フランス・ドゥ・バール著、紀伊國屋書店)
 「共感」という能力は、人間の進化の過程で加わったものではなく、はるか昔からある生得的な能力だとのこと。他者を排除する思想のほうが進化の過程で加わった、ということだろうか。

②『NFTの教科書』(天羽健介、増田雅史編著、朝日新聞出版)
 NFT(非代替性トークン)を取り巻くビジネスの現状、法律や税務との関係、課題などが網羅的に書かれた本。個人的には、法律面がかなりボリューミーに書かれておりとても参考になりました。

③『特許やぶりの女王』(南原詠著、宝島社)
 2022年「このミステリーがすごい!大賞」受賞作。専門用語ばかり出てくるかと思いましたが、そんなことはなく、特許に馴染みのない人にも読みやすいと感じました。

④『皆のあらばしり』(乗代雄介著、新潮社)
 一言だけ。「語り手」と「書き手」が常に同一人物とは限らない。

⑤『ペッパーズ・ゴースト』(伊坂幸太郎、朝日新聞出版)
 不思議な能力を持つ中学校教師が、謎の「サークル」が起こす事件に巻き込まれる。後悔や悲しみに押しつぶされても、「もう一回!」と何度でもやり直せる、と教えられました。

⑥『エンベデッド・ファイナンスの衝撃』(城田真琴著、東洋経済)
 「すべての企業は金融サービス業になる」。この言葉通り、様々なアプリやサービスに、決済や保険、融資など金融サービスが組み込まれてきている。金融関係の法律はややこしいが、しっかり勉強しないとと感じました。


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